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第三世代となるポルシェ・パナメーラ発表 新型モデルからターボグレードは更なる差別化へ

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第三世代となるポルシェ・パナメーラ発表 新型モデルからターボグレードは更なる差別化へ

新型ポルシェ・パナメーラ発売

ポルシェはスポーツラグジュアリーセダンであるパナメーラの第3世代である新型パナメーラの「パナメーラ」/「パナメーラ4」の予約受注を全国のポルシェ正規販売店にて開始すると発表した。メーカー希望小売価格(税込)はパナメーラが1424万円/パナメーラ4が1479万円でパナメーラ・ターボEハイブリッドの予約受注開始日および価格は追ってアナウンスされる。

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新型パナメーラは、さまざまなデジタル機能/斬新で表現力豊かなデザイン/ダイナミックなパフォーマンスから快適なドライビングに至る幅広い走行性能を特長としているとポルシェは語る。

よりパワフルなEハイブリッドパワートレインと新しいサスペンションシステムは、このセグメントで提供されているセダンの中で最もダイナミックな車両であることをうかがわせているという。

新型パナメーラは、さらにパワフルになった駆動システムでそのスポーツ性を強調する。そのプロフィールは、根本から最新化が図られたオペレーティングコンセプトと、革新的なテクノロジーによってさらに強化された。

これには、非常に高いレベルの快適性とスポーツドライビング特性を兼ね備えることで、ポルシェの名を知らしめた、新しいポルシェアクティブライドサスペンションシステムが含まれている。

また、ポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)にユーザー独自のデジタルエコシステムを統合することで、クルマとの新しい関わり方も提案するという。テクニカルでありながらエレガントでダイナミックな新型パナメーラのデザインは、シリーズの魅力的なプロポーションに新鮮さを与え、さまざまなドライバーアシスタンスシステムと、ドライバーを中心に考えて根本からデザインが見直されたインテリアが、ドライビングエクスペリエンスを向上させるとポルシェはアナウンスした。

最新のサスペンションシステムによる優れたフィーリング

新型パナメーラには、ポルシェアクティブサスペンションマネージメント(PASM)を備える2チャンバー/2バルブ技術のエアサスペンションが標準装備される。2バルブ技術は、ダンパー制御の伸長段階と圧縮段階を分離することで、快適さとスポーティさの幅をさらに拡大するという。

このシステムは、路面の損傷や横方向に伸びる路面の継ぎ目による衝撃を大幅に緩和すると同時に、ダイナミックな走行状況での車体の安定性を確保し、オプションの全輪ステアリングを利用すれば、ハンドリング性はさらに向上する。

また、革新的なポルシェアクティブライドアクティブサスペンションシステムが、新型パナメーラのEハイブリッドモデルにオプションとして設定された。このシステムは、関連するどのパラメーターの観点からも他のサスペンションコンセプトを凌駕しており、走行快適性と走行ダイナミクスの幅をかつてないほど広げたという。

その基礎となっているのが2バルブ技術を採用した新開発のアクティブショックアブソーバーで、それぞれが電動式の油圧ポンプに接続されている。このダンパー内には必要性に応じた流量が発生し、ボディとホイールの間に必要な力を非常に正確かつ瞬時に発生させることが可能となったと話す。

これにより、路面形状などにより生じる力をほぼ完全に相殺することが可能となり、軽量化されたシングルチャンバーエアサスペンションシステムで、この技術を補完する。

パナメーラのシャシーは、ダイナミックなブレーキ操作やステアリング操作、加速時であっても、車体を常に水平に保つという。また、段差をほぼ完全に吸収し、滑らかな乗り心地を保つ。ダイナミックなドライビングシーンでは、ポルシェアクティブライドサスペンションシステムがホイール荷重をバランスよく配分することで、路面との理想的な接触を実現するとポルシェはいう。

対応するモードが作動していれば、サスペンションがピッチングやローリングの傾向を強く打ち消すように補正を行い、乗員にかかる加速力を低減し、この設定では、新型パナメーラはまるでバイクのように傾いてコーナーに入る。加速時にはフロントを、減速時にはリアをそれぞれ下げる。静止時は、ポルシェアクティブライドサスペンションシステムが快適な高さまで車体を持ち上げる。

さらに向上したEパフォーマンスと全面改良されたエンジン

新型パナメーラでは効率的なEハイブリッドパワートレインを設定することで、このタイプの駆動システムに対する高い需要に応える。いずれのEハイブリッドモデルも、より優れた性能/航続距離/効率性をもたらすと語る。

パナメーラ・ターボEハイブリッドのパワートレインの心臓部となるのは、根本から改良された4LのV8ターボエンジンだ。新開発の電気モーターの出力は190psと合わせるとシステム出力は680psになり、システムトルクは94.83kg-mに達する。

ポルシェは、総合的に設計を見直した8速PDKデュアルクラッチトランスミッションのハウジングに電気モーターを組み込み、独立したEモーターハウジングを廃止することで約5kgの軽量化を実現したと発表した。また、トランスミッションのオイル回路にユニットを組み込むことで電動ユニットのヒートバランスが最適化されており、電気モーターからより高い出力を得ることが可能になったという。

パナメーラ・ターボEハイブリッドは、3.2秒で100km/hに加速し、最高速度は315km/hを誇る。バッテリー容量は25.9kWh。このバッテリーにより、WLTP複合サイクルでは91km/市街地サイクルでは83~93kmの電気走行が可能となり、新しい11kWの車載AC充電器を搭載する。

今回はパナメーラと同時にパナメーラ4も発売され、2.9LのV6ターボエンジンは、ブースト圧/燃料噴射流量/点火時期の変更によりパフォーマンスが最適化された。

これにより、最高出力は353ps/最大トルク50.99kg-mとなり、先代モデルよりも出力が23ps/トルクが5.1kg-m向上している。その結果、パナメーラの100km/hまでのスプリントタイムは5.1秒に短縮され、最高速度は272 km/hに向上した。全輪駆動のパナメーラ4では、4.8秒で270km/hに達するとアナウンスしている。

内外装ともにラグジュアリーかつスポーティ

新型パナメーラは、シリーズの特徴的なラインやプロポーションを継承している。車両全長は5052mm/幅は1937mm/高さ1423mmとなった。根本から刷新された外観は、スポーツセダンにさらに表情豊かでスポーティな印象を与えている。

フロントのナンバープレート上部にはエアインテークを追加し、駆動システムに必要な空気が補われるようになった。サイドビューのウィンドウラインは一新され、4ドアスポーツカーのセダンらしさを強調し、リアウィンドウの外縁はボディの輪郭と面一になっており、車体後部の調和のとれたラインを生み出しているとポルシェは語った。

ポルシェドライバーエクスペリエンスのコックピットコンセプトは、デジタル操作要素とアナログ操作要素の理想的なバランスが特長であり、ドライビングに不可欠な入力要素と出力要素がドライバーの軸線上に配置されている。

ギアセレクターレバーは、ステアリングホイールの左側にあり、ドライバーは、ノーマル/スポーツ/スポーツプラスの各ドライビングプログラムのモードスイッチや、アシスタンスコントロールストークにも直接アクセスが可能だ。そのため、ドライブプログラムやアシスタンスシステムを調整しようとして、道路から目を離す必要は無いという。

オプションのパッセンジャーディスプレイにより、パッセンジャーもドライビングエクスペリエンスに関わる密接な要素となる。10.9インチのスクリーンには、操作に応じて車両性能データが表示される。また、走行中のインフォテイメントシステムの操作やビデオストリーミングにも対応するが、運転席からは助手席のディスプレイを見ることは出来ない様になっている。

より個性的になったパナメーラ・ターボEハイブリッド

ターボの名を冠したモデルは、ポルシェのパフォーマンスフラッグシップとして特別に位置付けられる。ポルシェは、パナメーラ・ターボEハイブリッドで、シリーズにおけるこの位置付けを強化した。

エクステリアは、塗装仕上げのディフューザーパネルを持つ個性的なリアエプロンと、ボディカラーのユニークなフロントエプロンが特徴的だ。また、ダークブロンズのクロームメッキテールパイプや、他のモデルでもオプションで設定が可能なセンターロックホイールも装備される。

ウィンドウストリップとテールゲートにあるターボロゴ/ボンネット/ホイール/ステアリングホイールにあるポルシェクレストには、モデルの独自性を強調するものとして、ターボ専用カラーであるターボナイトが採用された。

インテリアでは、ターボナイトとカーボンエレメントを組み合わせることで、スポーティな雰囲気を醸し出したとポルシェは語る。この雰囲気は、インストルメントクラスターのセンターレブカウンターや、センターコンソールの操作部の色などで感じることができるという。

デジタルエクスペリエンスと新しいアシスタンスシステム

新型パナメーラは、ドライバーのデジタルエコシステムの中で欠かせない存在となるとポルシェは話す。個人のポルシェIDでのログインは、PCMに表示されるQRコードをスマートフォンで読み取るだけ完了するという。

アップルカープレイとアンドロイドオートにより、スマートフォンと車両とのデータ連携が可能となり、操作性が向上した。

マイ・ポルシェ・アプリの車両機能をアップルカープレイに統合することで、機能の全体像がより明確になり、デジタル機能の最適な操作が可能となるという。エアコン/シートマッサージ/アンビエント照明などの機能は、アップルカープレイまたはシリ・ボイスアシスタントで直接操作が可能となる。

ポルシェは、パナメーラにもマトリックスLEDヘッドライトを標準装備した。1つのヘッドライトで3万2000ピクセルを超える、高解像度HDマトリクスLEDライティングシステムもオプションとして設定され、このシステムは、レーンライトアップなどのまったく新しい照明機能を発揮し、照射距離は最大で600メートルだ。

ポルシェは、この新型パナメーラでアシスタンスシステムを大幅にアップグレードした。アクティブレーンキープアシストとアダプティブクルーズコントロールも標準装備し、自動駐車の際にドライバーが車内にいる必要もなくなった(ただし、ドライバーには操作責任がある)新機能のリモートパークアシストにより、スマートフォンから駐車プロセスの確認が可能という。

新型パナメーラはライプツィヒ工場で生産される。ザクセン州の生産拠点はパナメーラと密接な関係がある。

2009年から2016年までは、4ドアスポーツセダンの第1世代がこの地で組み立てられていたが、第2世代の導入に伴い、2016年には生産が完全にライプツィヒ工場に移行された。この数か月間、同工場では第3世代のパナメーラの生産に対応するための最適化が行われてきたと発表された。

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みんなのコメント

3件
  • ひよこのせんせい
    パナメーラやカイエンも初期にMTが有ったよね。良い時代だったさー。
  • ねおどらごん
    当たり前だけど高価な車ですねえ。
    ハイブリットのシステム出力が680馬力なんて、オーバースペックのような気がします。
    買えないけど、買えるとしても乗るのが目立ちすぎて気後れします。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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