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アストンマーチン、ブラジル戦での復活の影にファクトリーでの不断の努力「明かりが灯りっぱなしだった」とチーム代表

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アストンマーチン、ブラジル戦での復活の影にファクトリーでの不断の努力「明かりが灯りっぱなしだった」とチーム代表

 2023年シーズン後半戦にかけて調子を落としていたアストンマーチンF1だが、その苦境を脱するためにファクトリー施設では昼夜を問わず改善に向けた作業が行なわれていたとマイク・クラック代表は語った。

 アストンマーチンは今シーズン、開幕から高い戦闘力を見せ、フェルナンド・アロンソが多数の表彰台を獲得してレッドブルに迫った。

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 しかし後半戦になるとアストンマーチンは後退してしまい、アップデートで一気にパフォーマンスを上げたマクラーレンにもランキングで追い抜かれてしまうことになった。

 ただ第21戦サンパウロGPでは立ち直りを見せ、アロンソが3位表彰台を獲得。ランス・ストロールも5位と上位フィニッシュを果たした。

 アストンマーチンのマイク・クラック代表は「我々がいかに強いチームかを示すものだ」と語り、困難な時期を以下のように振り返った。

「我々は困難な時期にあっても、団結し続けてきた。オランダGP後、我々は強さを見せられないレースが続いてしまった。そしてトリプルヘッダー(アメリカ、メキシコ、サンパウロ)は仕事量という面でも、移動や時差、暑さといった面やたくさん仕事をしてもあまり成果があがらないという点でも過酷なものだった」

「我々がこのようにカムバックしてこれたのは、ファクトリーやキャンパス、コースでのチームワークなど、我々のチームメンバー全員の功績だと思っている」

 クラック代表はアストンマーチンが立ち直るために、ファクトリーでは昼夜を問わず作業が続けられていたと語った。

「(ファクトリーの)明かりが消えることはなかった。ずっとだ。これは本当のことだ」

「こうした事実は、自分たちが強いチームであり、互いのことを信じていれば、驚くべきことや信じられないような逆転を果たすことができるということを示している」

「(メキシコでは)我々の立ち位置は正反対だった。状況がどうだったかは分かってくれているだろう。だが、メキシコ戦の後、我々がチームとして示した反応こそ、我々がしっかりと準備を進めてきたことを証明している」

 なおクラック代表は2024年向けのマシン開発の方向をより良く理解するための取り組みの結果、リザルトを”犠牲”にしてしまったと認めている。サンパウロGPではそのためにアップデートされたパーツ群が、セットアップの最適化のためとり除かれたと見られている。

「多くの下調べが必要なんだ。ブラジルがどんなコースかは分かっている。どんなパッケージを持ち込みたいのか、タイヤの状況や路面がどうなのかも分かっている。そういったこと全てが必要なんだ」

「そして我々としても、『どうやってアプローチするのか、どうやって実行していくのか?』ということが本当に重要だった」

「今回の結果は、全てを計画に従って実行していけば、本当に良い結果が出せるということが示されている」

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みんなのコメント

1件
  • yos********
    F1にはcurfewがあるから夜遅くまで作業はできないはずなんだが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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