1月22日、FIA世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦であるラリー・モンテカルロのシェイクダウンが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア組がトップタイムを記録した。
シェイクダウンはサービスパークがあるギャップ北側に広がる、全長3.35kmの舗装路で行なわれた。クルマのフィーリングとセットアップを確かめながらの走行だが、オジェは1回目の走行で1分57秒1の最速タイムを記録した。
■トヨタのオジェ、大迫力の”やり過ぎ”デモランでファンを魅了
とはいえ、2番手にはヒュンダイのティエリー・ヌービルが0.1秒差、0.6秒差の3番手にはトヨタのエルフィン・エバンスが続いた。
「ここまでのところ全て順調で、自分が望むような走りができている」
オジェは、トヨタのプレスリリースにそう語った。
「シェイクダウンの結果にあまり大きな意味はなく、一喜一憂するべきではない。でも、走りにリズムを感じられることは良いことだ。シーズンの開幕を前に、既に十分な量のテストができている。もちろん、細かい部分に関してはさらに学ぶ必要があるけど、全体的にフィーリングは良く、テストでの良い感覚をシェイクダウンでもすぐに感じることができた」
ラリー・モンテカルロは、舗装路を走るターマックラリーではあるが、天候が変わりやすい真冬の山間部を走るため、路面状況も刻々と変化。タイヤ選択が非常に難しく、予測が難しいイベントだ。
6度のWRCチャンピオンを獲得したオジェも、その点は十二分に承知しているようで、「ラリー本番に向けて自信はあるが、シーズンの中でも特にトリッキーなコンディションになりやすいラリーだから、謙虚な姿勢で臨まなくてはならない」と、意気込みを語った。
ドライバーラインアップを一新して今季のWRCに臨んでいるトヨタだが、テクニカルディレクターであるトム・ファウラー曰く、事前テストで全員が満足できるセットアップを見つけられており、シェイクダウンも大きなセットアップ変更なく終えられたようだ。
なお、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムのドライバーである勝田貴元も、今回のラリー・モンテカルロにヤリスWRCで参戦している。シェイクダウンでは、7番手のカッレ・ロバンペラ(トヨタ)と1.9秒差の10番手につけている。
1月23日(木)の競技初日は全長17.47kmのSS1と全長25.49kmのSS2が行なわれ、夜間のフランス山中をWRCマシンが疾駆することとなっている。
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