次世代「XJ」 開発の進捗は?
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】ジャガーXJ、テスラ・モデルS、アウディeトロン、メルセデス・ベンツEQ、ポルシェ・タイカン【ライバル比較】 全85枚
100%電気自動車に生まれ変わる新型「ジャガーXJ」の発表が、パンデミックの影響により、来年後半まで延期されると報じられた。
最近プロトタイプが目撃されている、このテスラ・モデルSのライバルは、今年後半に発表、2021年初頭にヨーロッパで発売される予定だった。
しかしサンデータイムズは、ジャガー・ランドローバーが最も収益性の高いモデルの生産に集中するため、発表を2021年10月まで延期すると報じている。
新型XJは、XEとXFを生産する同社のキャッスル・ブロムウィッチ工場で、製造される予定となっている。
新型コロナウイルスによる閉鎖が続いていたこの工場は、来月再開予定となっているが、ソーシャルディスタンスの遵守により、計画よりも規模を縮小して稼働する。
当面の支出を大幅に削減
インドのタタ・グループの傘下にあるジャガー・ランドローバーは、大きな損失から立ち直るための大規模な再編プログラムの真っ只中にある。
また、新型コロナウイルスによる深刻な打撃により、当面の支出を大幅に削減せざるを得ない状況にあると報じられている。
ジャガーはAUTOCARに対し「ジャガーXJは、過去50年間、8世代に渡り、当社のフラッグシップモデルとしての地位を維持してきました」と話す。
「英国で設計、開発、製造が行われ、120か国以上に輸出されています」
「次世代の電動ジャガーXJは、美しいデザイン、インテリジェントなパフォーマンスおよび高級感を、先代モデルから引き継ぎます」
一方で、今度の動向については、「長期的な戦略、そしてモデルのラインナップ構成に変更はありませんが、予測不可能な状況において、当面の計画に影響がでる可能性はあります」と、含みを持たせていた。
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