F1のサマーブレイク前最後のレースであるハンガリーGPは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンの勝利で終わった。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、素晴らしい形で夏休みに入ることができたと考えている。
今季のレッドブルは、昨年激しくタイトルを競い合ったメルセデスが不調になったため、フェラーリとタイトル争いを展開してきた。昨年の王者フェルスタッペンはハンガリーGPで予選10番手と沈み、ライバルにチャンスが訪れていたが、戦略も上手くハマり、見事な追い上げで逆転優勝を達成した。
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レースではランキング2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)が6位に沈んだこともあり、フェルスタッペンは80ポイントと大量リードを築くことに成功。既にチャンピオンシップの趨勢は決まったという声も囁かれている。昨年はルイス・ハミルトンと一進一退の攻防を繰り広げ、最終戦までタイトル争いがもつれ込んだこととは対照的だ。
ハンガリーGP終了後、ホーナー代表はフェラーリとの間でもう少し接近した争いを期待していたかと尋ねられたが、彼はそれを否定した。
「そんなことは、全くと言っていい位に望んでいないよ」
「昨年はベビー級の、殴り合いの22レースだった。またあのような経験をする必要がなければ良いと思っている」
80ポイント差というのは、フェルスタッペンが3レースをノーポイントで終え、その一方でルクレールが3連勝しファステストラップポイントを獲得した場合ですら追いつけないギャップで、まさに大量リードといえる。
既にレッドブルがタイトル争いの主導権を握ったように見えるが、ホーナー代表は全く油断する様子を見せていない。
「ポイントランキングを見ると良い感じに見える。サマーブレイクに入るにあたっては最高の形だ」
「しかしまだレースは数多く残っている。フェラーリは速いし、メルセデスも”ゲーム”に戻ってきている。スプリントレースだってあるし、チャンピオンシップはまだ長い道のりがあるんだ」
「保証されたものは何もないんだ。まだやるべきレースは多くあり、様々な会場も残っている」
レッドブルはこれまでのレースで決して最速のマシンではなかったにもかかわらず、チャンピオンシップを支配してきた。そこにはフェラーリの信頼性や戦略の問題による”後押し”もあったと言える。
ホーナー代表はレッドブルの強さのひとつとして、先のことを考えすぎずに目の前のことに集中することだと、フランスGP後に次戦1-2を狙うと言及していたフェラーリを引き合いに出しつつ語った。
「1周の速さで勝っていたとしても、私は常に自然に用心深くあると思う」
「次のレースでワンツーフィニッシュをするだなんて言い切ることは、決して無いだろう」
「それが我々のレースへの取り組み方だ。我々はひとつの物事に集中し、目の前の各レース毎に取り組むんだ」
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