この記事をまとめると
■ホンダは1度販売を終えたモデルを再び復活させる手法をよく行う
ホンダ・オデッセイが2年ぶりに復活! 「e:HEVアブソルート」と「EXブラックエディション」を新たに追加して2023年冬に発売
■本来であれば「廃止」は従来のユーザーが離れるのでそう易々と行われないはずだが……
■N-BOXとフリードばかり売れているので販売戦略の見直しも必要だろう
ホンダの復活商法、あまりにも多すぎない?
最近のホンダは、車種の廃止と復活を頻繁に繰り返している。シビックは一度廃止したあと、復活させていまに至る。CR-Vは廃止したあとに復活させ、再び廃止した。オデッセイも廃止されたが、2023年中には、中国製を輸入して復活する予定だ。
アコードは海外に比べて、国内仕様の投入が遅れている。メーカーは「廃止していない」というが、現時点(2023年7月)では販売を停止している。従来型のアコードも、海外発表から2年半を経過して国内に投入されたから、販売期間が約3年間と短かった。次期アコードも遅れて登場して、短期間で生産を終えることになりそうだ。
それにしても、なぜホンダは車種の廃止と復活を繰り返すのか。同様の例は他社にも見られるが、あくまでも例外だ。ホンダは廃止と復活が多すぎる。
車種の廃止と復活は、ユーザー、販売会社、メーカーのすべてに不利益をもたらす。ユーザーは、愛用している車種が廃止されると、メーカーから裏切られた気分になる。他社のライバル車に乗り替えることも多い。
たとえばオデッセイが廃止されると、ユーザーは、アルファードやヴェルファイアへの乗り替えを検討する。ホンダはステップワゴンに乗り替えて欲しいから、最上級の「スパーダ プレミアムライン」を用意したが、サイズや質感が異なるためにオデッセイのユーザーは満足できない。そして、アルファードやヴェルファイアに乗り替えると、その後にオデッセイが復活しても、ユーザーはもはやホンダには戻らない。
今後は販売戦略の見直しも必要だ
このように車種の廃止は大きな損失を生むから、各メーカーとも慎重に行う。つまり、廃止は考え抜いた末に行うことだから、復活はほとんど生じない。
ところがホンダは、頻繁に廃止と復活を繰り返す。ユーザーの気持ちを考えず、車種を安易に廃止していると受け取られても仕方ないだろう。
ホンダが車種の廃止と復活を繰り返す理由は、国内市場に向けた戦略が乏しいからだ。どのように市場を構築するのか、明確な方針があれば、朝令暮改は生じない。
ほかの理由を強いて挙げれば、先代型と現行型のN-BOXが、優秀で売れ過ぎていることもあるだろう。N-BOXはベストセラーカーで、2023年1~6月に国内で新車販売されたホンダ車の内、40%を占めた。ひとつの車種が、国内販売総数の40%に達するメーカーはほかにない。
そこにN-BOX以外の軽自動車も加えると、国内販売総数の56%に達する。さらにホンダの国内販売台数が2番目に多いフリードまで加えると、70%を超えてしまう。したがってフィット、ヴェゼル、ステップワゴン、シビックなど、フリード以外の小型/普通車は、すべてを合計しても国内販売総数の30%以下にしかならない。
以上のようにホンダの戦略が乏しく、しかも特定の車種が堅調に売れていて窮地には陥っていないから、国内販売が漠然と進んでいる。
問題は今後、N-BOXやフリードの売れ行きが下がったときだ。依存度が大きいから、国内販売が揺らいでしまう。ホンダは、フリードからステップワゴン、さらにオデッセイへのアップサイジングなども含めて、国内の販売戦略を根本から再構築する必要がある。
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みんなのコメント
駆け込みで買った人は日本製。
東洋の島国の小日本人は
お金持ち中国人様の余り物でも乗っとけ
って事でしょう