現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > やっぱりクルマは自分のものにしたい……ってのは古い考え方? 買えない人気車に乗れるけど最後は返却する「サブスクサービス」を考える

ここから本文です

やっぱりクルマは自分のものにしたい……ってのは古い考え方? 買えない人気車に乗れるけど最後は返却する「サブスクサービス」を考える

掲載 47
やっぱりクルマは自分のものにしたい……ってのは古い考え方? 買えない人気車に乗れるけど最後は返却する「サブスクサービス」を考える

 この記事をまとめると

■受注停止中のトヨタ・ランドクルーザー250はKINTOを利用すると5~9カ月で納車される

最近流行のクルマの「サブスク」! ぶっちゃけ「何がよくて」「ネガな点はどこ」なのかまとめてみた

■KINTOはリース期間が終了すると車両を返却しなければならない

■お金を支払いながら「使う」という形態を受け入れられるかどうかがサブスクサービスを利用するかどうかのポイントとなる

 リースは代金を支払っても自分のクルマになることはない

 注目度の高い新型車のランドクルーザー250は、2024年5月中旬時点で、多くの販売店で「注文が販売会社に割り当てられた台数の上限に達したから、受注を停止させている」となっている。ところが定額制カーリースのKINTOを使った場合は、5~9カ月で納車される。

 そこでKINTOの利用を検討すると、購入と異なる点が多い。一番の違いは、リース期間が満了しても自分の所有にできないことだ。リースには、契約期間を終えたあとで買い取りの可能なタイプもあるが、KINTOはそうなっていない。3年/5年/7年という契約期間が満了したら、必ず返却しなければならない(一部リース期間の延長は可能)。

 このような仕組みが採用される理由は、KINTOには「KINTO ONE 中古車」もあり、KINTOで使われた車両を有効活用するためだ。リース期間を終えた車両をユーザーが購入できたら、KINTO ONE 中古車での活用ができなくなってしまう。

 そのため、KINTOでは取り扱い車種にも特徴があり、すべてのトヨタ車が対象ではない。たとえばカローラの場合、SUVのカローラクロスやワゴンのツーリングは用意されるが、セダンや継続生産型のフィールダーとアクシオは選べない。KINTO ONE 中古車で活用することを視野に入れ、いわゆるリセールバリューのいい売れ筋車種を揃えているためだ。

 同じ理由で、リセールバリューを保つことを視野に入れ、ユーザーの使われ方にも制約が生じる。たとえば走行距離は3年契約で5万4000km、5年なら9万kmといった上限が決められ、これを超えると契約終了時に精算が生じる。車内での喫煙、サーキット走行なども禁止される。KINTOに尋ねると「ペットや盲導犬を乗車させて車内にニオイなどが付着した場合も、車両を返却するときに現状に回復する費用を違約金として請求させていただく場合がある」という。事情はほかのカーリースも同様だ。

 いまはクルマの使われ方が多様化しており、比較的若いユーザーは、携帯電話などを含めて定額制によるサブスクリプションサービスに慣れている。「買う」のではなく、お金を支払いながら「使う」という形態が馴染みやすい。

 とくにクルマを購入すると、税金、自賠責/任意保険料、車検/点検費用などを支払わねばならない。定額制に慣れていると、これらの出費が煩わしく、クルマの所有に対して不安も生じる。そこでKINTOでは、任意保険まで含めて、すべてを定額制にするサービスを実現させた。その代わりユーザーは買い取りができない。常にお金を支払いながら利用するサービスであるからだ。

 個人的にはクルマに惚れ込み、まさに「愛車」となり廃車にするまでずーっと一緒に居たいと考える。私のような昭和生まれのクルマ好きにとって、サブスクリプションは利用する気分にならない。惚れた相手は、何事によらず、どうしても手に入れたい。7年後に別れるなんて、絶対に嫌だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

角田裕毅のマシンが“グリッター”カラーに。RB、ラスベガスGP用スペシャル・リバリーを発表
角田裕毅のマシンが“グリッター”カラーに。RB、ラスベガスGP用スペシャル・リバリーを発表
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲン「ティグアン」発売! 3代目に進化した全長4.5mの“VWで一番売れている”SUVはどう進化?
フォルクスワーゲン「ティグアン」発売! 3代目に進化した全長4.5mの“VWで一番売れている”SUVはどう進化?
VAGUE
台湾では「輪行」不要!? 国鉄で広がる自転車の旅はちょっと不思議な感覚
台湾では「輪行」不要!? 国鉄で広がる自転車の旅はちょっと不思議な感覚
バイクのニュース
カーメイト、改良版サイクルアタッチメント、釣り竿収納ホルダーの新製品が発売!
カーメイト、改良版サイクルアタッチメント、釣り竿収納ホルダーの新製品が発売!
レスポンス
美しい! 速そう!! カッコいい!!! 幻の日産フラッグシップ「Q80インスピレーション」市販可能性
美しい! 速そう!! カッコいい!!! 幻の日産フラッグシップ「Q80インスピレーション」市販可能性
ベストカーWeb
めっちゃカッコいいぞ!?? スズキ新型SUVをトヨタへ供給&日本導入ってマジか
めっちゃカッコいいぞ!?? スズキ新型SUVをトヨタへ供給&日本導入ってマジか
ベストカーWeb
【SHOEI】システムヘルメット「NEOTEC 3」に新グラフィックモデルの「ANTHEM(アンセム)」が設定された!   
【SHOEI】システムヘルメット「NEOTEC 3」に新グラフィックモデルの「ANTHEM(アンセム)」が設定された!   
モーサイ
軽快スポーツフルフェイス「Z-8」シリーズに新グラフィック「YAGYO」が追加!パーツ怪異イラストがかわいい!  
軽快スポーツフルフェイス「Z-8」シリーズに新グラフィック「YAGYO」が追加!パーツ怪異イラストがかわいい!  
モーサイ
「青の位置が矢印の信号機」ってなんだ? 更新で消えゆく超激レアモデルだった! 【信号機マニア・丹羽拳士朗の偏愛日記 #1】
「青の位置が矢印の信号機」ってなんだ? 更新で消えゆく超激レアモデルだった! 【信号機マニア・丹羽拳士朗の偏愛日記 #1】
くるくら
光岡自動車、シビックベースの「M55ゼロエディション」発売 イメージは1970年代 6速MTのみ 808万円
光岡自動車、シビックベースの「M55ゼロエディション」発売 イメージは1970年代 6速MTのみ 808万円
日刊自動車新聞
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
くるまのニュース
【ドライブグルメ】中央自動車道・双葉SA(上り)のオススメ テイクアウトは、ユニークな総菜パンと定番のアップルパイ
【ドライブグルメ】中央自動車道・双葉SA(上り)のオススメ テイクアウトは、ユニークな総菜パンと定番のアップルパイ
Webモーターマガジン
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
くるくら
ヒョンデが独占!? 「2025カー・オブ・ザ・イヤー」、新型「サンタフェ」が「年間ベストカー賞」など複数受賞
ヒョンデが独占!? 「2025カー・オブ・ザ・イヤー」、新型「サンタフェ」が「年間ベストカー賞」など複数受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
THE EV TIMES
【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!
【ユーズドカーチェック】17枚の画像とともにBMW 3シリーズGT(F34)の中古モデルをわかりやすくレビュー!
AutoBild Japan
ソロキャンプに嬉しい! 飯ごうにぴったり重なる調理用鉄板「Stacking iron plate」が発売
ソロキャンプに嬉しい! 飯ごうにぴったり重なる調理用鉄板「Stacking iron plate」が発売
バイクブロス
新生ジャガー「DESIGN VISION CONCEPT」のティーザー画像が公開
新生ジャガー「DESIGN VISION CONCEPT」のティーザー画像が公開
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

47件
  • mav********
    特に所有欲はありませんが、購入した方が安上がりなので買いますね。
  • ライスisスーパー
    トヨタセコすぎるよ。
    国内より海外分ばかり生産して国内市場に流通させずに値段が落ちにくい車種だけを買取がないキントでは売ろって…まずまともに国内流通させろよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

520.0785.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

740.01265.0万円

中古車を検索
ランドクルーザー250の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

520.0785.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

740.01265.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村