WRC：ヒュンダイのソルド、おうち時間は家事に専念。eスポーツには熱中できないとの私見も明かす

　2020年のWRC世界ラリー選手権にヒュンダイから参戦しているダニ・ソルドが近況を明かし、1日1回はフィットネスで身体を動かしていることやガーデニング、料理などを楽しんでいることを明かした。またシミュレーター代わりにゲームでのトレーニングを始めたことも明かしている。

　2020年もヒュンダイの一員としてi20クーペWRCをドライブするソルド。今シーズンは3月に行われた第3戦メキシコに参戦したものの、マシントラブルにより競技序盤でのリタイアを余儀なくされた。

　そんなソルドも新型コロナウイルス（COVID-19）の影響でこれまでのような生活を送ることはできておらず、ロックダウン状態にある自宅でガールフレンドや愛犬たちと日々を過ごしているという。

「幸いにも、私が住んでいる場所は比較的状況が落ち着いている。それでもルールを尊重して、慎重に生活を送っている」とソルド。

「いまは日々の生活にルーティンを作るように心がけている。1日に1回はフィットネスをして身体を動かし、そのあとは家のことをこなしているんだ。例えば窓拭きをしたり、芝刈りをしたり、ガーデニングをしたりね。とにかく家でできることをこなしている」

「ビデオチャットツールを使ったインタビューに応じることもあるし、ビデオ通話をしながら料理を作ることもある。これまで過ごしてこなかった時間の使い方だし、天気もいいから外に出たくてウズウズするけどね」

　またソルドは「これまで積極的ではなかったけれどシミュレーターも活用するようになった」とする一方で、世界中のモータースポーツが積極活用しているeスポーツには熱中できないとの考えも示している。

「あまりテレビゲームをプレイする習慣はなかったけれど、モータースポーツを戦う上でのメンタルづくりやスピード感覚を養うには最適かもしれない。まだ友人とプレイする程度だけどね」

「正直、eスポーツにはあまり熱中できない。個人的には現実世界で行うスポーツのほうが好きなんだ。今は家の掃除や料理を楽しんでいるし、愛犬たちと遊ぶことで充分満足なんだ」

「今は難しい日々を過ごすことになっているけれど、必ずこれまでの日常を取り戻せると信じている。ただ、この困難を通じて、これまで忙しさのあまり目を向けられなかったものに意識を向けられるようになった。少しゆっくり生活するのも悪くないなと感じている人は少なくないんじゃないかな」