初めてなら手ぶらで楽しめる気軽なカートを体験してみるのもアリ
春はチャレンジの季節! 新年度を迎えて、気持ちも新たに「何か新しいことを始めてみたいな」と思っている女子も多いかもしれませんね。女性に人気のレッスンといえば、ヨガやパン教室など女子力アップが期待できそうなものが思い浮かびますが、もっとスカッとストレス発散になり、ダイエット効果も期待でき、日頃の運転も上手くなる、そんなチャレンジもあるんです。それが、サーキット走行やレース参戦。「えっ、そんなの私にはムリ!」と思うかもしれませんが、大丈夫です。もちろん、いきなり上級クラスのレースに出るのは難しいけれど、遊園地にあるカートで「楽しい~」と思った経験があれば、最初はあの感覚でステップアップしていけるのが、モータースポーツなのです。
「アウト・イン・アウト」は過去のテクニック? レーシングドライバーが解説する本当の意味とイマドキの走り方とは
まずは、自分のクルマがない人や、手ぶらでレジャー感覚で楽しみたい人は、カートコースに行ってみましょう。オススメなのは、関東ならツインリンクもてぎ内の「モビパーク」にあるレーシングカート。関西なら、鈴鹿サーキットの遊園地「モートピア」にあるカートアタッカー。ここは子供から大人まで、初心者からベテランまで、当日行って走れるカートコースです。タイム計測で自分のレベルがわかるし、ステップアップしていけるのもいいところ。まずはカートでスピード感に慣れ、腕を磨いてみるのが最初のステップとしてオススメです。
カートだとちょっと物足りなくなってきたけど、まだ自分のクルマでサーキットを走るのはちょっと……という人は、車両レンタル付きで初心者から参加できるドライビングレッスンや、サーキット走行会がいいでしょう。いちばんのオススメは、「ホンダ・スポーツ&エコプログラム」という参加型モータースポーツ。フィットRSのレース仕様車を借りて、有名レーシングドライバーを講師に迎えたレッスンが1日たっぷり受けられるプログラムです。参加者のレベルに合わせたレッスンが設定されているので、まったくの初心者でもOK。参加料金も5万2000円~とリーズナブルで、ホンダカーズ店頭で参加申し込みをすると、割引料金もあるそうですよ。
そしてもうひとつ、車両レンタルでオススメのドライビングレッスンは、富士スピードウェイで開催されている「86レーサーズ」。トヨタ・86のレース仕様車を借りて、プロレーサーのレッスン付きで走れるというもの。AT限定免許の人でも大丈夫です。料金は20分で4万7000円~とやや高額ですが、自分で準備するよりはかなりコストが抑えられるので、ちょっとお試しをしたいという人にオススメです。
次に、晴れて自分のクルマを購入して、どんどんサーキットを走ってみたい! という人には、まずは全国各地のサーキットで開催されているドライビングレッスンに参加することをオススメします。長い歴史があり、上達が早いとの定評があるレッスンとしては、偉大なるレーシングドライバー・山野哲也さんが講師を務めている「ハンドリングクラブ」。ツインリンクもてぎで長年行われているレッスンで、とにかくその教え方のうまさ、参加者一人ひとりの弱点を見抜き、修正してくれるきめ細かな指導が大好評です。2021年度も4月17日から5回の開催が決定しているので、トライしてみてはいかがでしょうか。参加料金は一般価格で2万700円です。
また、数々の著名ドライバーを排出しているジムラッセルレーシングスクールの元インストラクターであるトム吉田さんが、初心者から丁寧に教えてくれる「ユイレーシングスクール」もおすすめ。筑波サーキットや富士スピードウェイ、鈴鹿サーキットなどいろんな場所で開催しており、レベルアップしていくと、卒業生向けに安心かつ楽しいレースも開催しているので、レース初体験までできちゃいます。参加料金はその日によりますが、3万4000円程度となっています。
続いては、今現在、JAF公認で行われているモータースポーツで、もっとも手軽で安全で初心者が参加するのにぴったりなのが、「オートテスト」です。多くのモータースポーツは、「国内A級ライセンス」の保有が最低条件となっていて、1日では取得するのは難しいライセンスです。でもこのオートテストは、数時間の座学を受ければ取得できる「国内B級ライセンス」があれば参加可能。参加するクルマも、本格的なサーキット走行をするにはロールバーなどの特別な装備が必要ですが、オートテストなら普段乗っているクルマそのままでもOKで、1台の車両で複数名がエントリーできるので、友達同士やカップルでの参加もできるのです。
しかも、レーシングスーツやヘルメットなどの装備品もいらず、助手席に同乗もできるので、ふたりで楽しめるのがいいですね。競技はスピードだけでなく、バックや180度ターンなど、テクニックの正確さも判定基準に入るので、普段の運転レベルがどんなものかの確認もできます。イギリスでは、モータースポーツの登竜門として、年間1000回以上が開催されているという、伝統的なオートテスト。一度、参加してみることをおすすめします。
軽自動車のワンメイクレースも人気が高い!
さて、もっとレベルアップしたくなってきた女子は、ワンメイクレースへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。現在、日本で最も参加台数が多く、女性も活躍しているのがマツダ・ロードスターだけで競われる「パーティーレース」。参加するには、A級ライセンスの取得と、レーシングスーツなどの装備品、パーティーレース参戦のために開発された「NR-A」という車両の準備が必要です。現行モデルのND型だけでなく、先代となるNC型でも参加できますので、中古車で手に入れることも可能。費用を抑えたい場合も嬉しいですね。準備が整ったら、あとはWebエントリーするだけ。ただ、いきなり本番のレースに行くのではなく、事前に開催されるサーキットのスポーツ走行枠などで、練習しておくことをおすすめします。
そしてもうひとつ、ワンメイクレースでおすすめなのが、ホンダ・N-ONEの「オーナーズカップ」。こちらは、レースの規則書にそって、参戦するための車両を製作します。軽自動車なのでもともとの購入費用も抑えられるのがいいところ。あとの流れはパーティーレースを同じですが、こちらも最初は練習走行をしてから参戦するといいですね。
また、かなりレベルとハードルは高いですが、女性だけで競うモータースポーツ、「KYOJO CUP」も開催されています。サーキット専用の「VITA-01」という車両のワンメイクレースなので、まずその車両を保管する場所、サーキットまで運ぶ手段、メカニックさんの手配、といったプロのレースさながらの準備が必要。ですが、やる気とお金があれば、越えられないハードルではありません。実現すれば、こんなにアドレナリンが出るモータースポーツは他にないくらい、世界観が変わると思います。新しい自分を見つけたい、今までの自分とさよならしたい、という女子には、ぜひチャレンジしてほしいと思います。
さて最後に、友達や職場の人たちなど、仲間たちと一緒にチャレンジしたい人におすすめなのが、ツインリンクもてぎの7時間耐久レース「Joy耐」です。車両は規則書に書かれている条件を満たせば、好きなクルマで何でもOK。先ほどのパーティーレースに参戦しているロードスターで出ているチームもありますし、中古で10万円くらいで売っている古い国産車を自分たちでレーシングカーに仕上げて、そうした課程も楽しんでいるチームもあります。7時間という本番の前に、週1で集まってあーでもないこーでもないと、クルマの仕上げや作戦を練る楽しさがあるのも、耐久レースの醍醐味。かけがえのない仲間たちとの思い出ができると思います。
というわけで、手ぶらで参加できるカートから、プロ顔負けのワンメイクレース、仲間たちと楽しむ耐久レースまで、いろんなモータースポーツをご紹介しました。女性は体格や体力、メカニズムの知識などにハンディがあるかもしれませんが、日頃のトレーニングや勉強によって、それも克服できるものです。もしあなたが若ければ、女性初のF1ドライバーだって夢じゃない! 女は度胸と誰かの歌にもありました。迷ってないで、ぜひ飛び込んでみてほしいと思います。
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別にレーシングカーとかで走りたいとは思わない、普段乗ってる車でどれくらい出るのか試したりしたいんだが・・・