この記事をまとめると
■デトロイトショーで新型フォード マスタングが世界初披露された
1台は3億超えの値段で取引! 1台は普通のボロ車扱いでメキシコへ! 「スティーブ・マックイーン」の2台のマスタングの数奇な運命
■アメリカ車の伝統的なモデルなだけに会場も盛り上がっていた
■マスタングのようなクルマはアメリカ文化のひとつだ
オーナーに見守られながら新型マスタングが発表
アメリカ時間2022年9月14日に新型フォード マスタングが世界初披露された。3年ぶりに開催となった北米国際オートショー(デトロイトショー)のハートプラザという特設会場内にある野外ホールで初披露が行われた。その野外ホールの近くには、ステーキやピザなどのフードトラック多数が出店。プレスカンファレンスにもかかわらず午後8時スタートとなり、さらにカンファレンスには実際にマスタングの製造に携わっているスタッフや、マスタングのオーナーなども参加していた。
筆者も新型マスタングを見ようと会場に入ろうとすると、「名簿に名前がない」として入場を拒まれた。筆者のほかにも地元メディア関係者も入場を拒まれていた。フォード側としては社内的な何かの“きまり”により参加できるメディアには事前に招待状の送付や出欠確認をしていたようである。筆者がデトロイトショーに出かけるようになって20年近くが経とうとしているが、フォードのプレスカンファレンスはどこよりも開放的であり、メディア関係者以外でも拒まないような姿勢が目立っていただけに、今回の参加メディアを絞り込んだことについては、寂しい気持ちでいっぱいであった。
そうはいっても、自社の象徴的なモデルのフルモデルチェンジということで、まさにお祭り騒ぎとなった初披露の演出はいかにもアメリカらしい。なお会場近くには 1000台ともいわれる歴代マスタングが集結していた。
いまの日本車にはない盛り上がりを見せた
ひるがえって、日本でこれだけお祭り騒ぎで新型を発表できるモデルがあるのかといえばおおいに悩むことになる。ましてや、今回のマスタングのように夜8時に露店(フードトラック)まで出して、お祭り騒ぎのようなプレスカンファレンスを行うメーカーが日本にあるのかといえば、これもまた悩むことになるだろう。
言い古された言葉かもしれないが、アメリカンピックアップトラックや、マスタングのようなアメリカンマッスルクーペは単なる自動車という工業製品だけでなく、伝統工芸品であり、アメリカ文化のひとつなのである。ショー取材に際し空港での入国審査で「デトロイトに何をしにきた」と聞かれたので、「オートショーを見に来た」というと、係官は「そうか」と納得顔だったので、さらに「新型マスタングがデビューする」と言ったら、ニコニコの笑顔で入国スタンプを押してくれた。
自動車における英国ブランドは、ロールスロイスがBMWグループ、ベントレーがVW(フォルクスワーゲン)グループというように、そのほとんどがイギリス以外の外資グループ傘下となっている。しかし、いまもなお英国車としてのアイデンティティは失っていない。
アメリカ車も日本ではやや根拠に欠けるものの、すでに終焉を迎えているかのような扱いになっているが、V8 OHVエンジンを残すなどアメリカ車らしいモデルのラインアップを続けている。
世界的には日本車の衰退というものが目立ちつつあるが、「長い目でみれば英国車らしい生き残り方を模索すべきだ」と言った人がいたが、それも時すでに遅しといった状況になっているとも語ってくれた。
業界関係者招待日だったからなのかもしれないが、屋内会場のフォードブースに展示されたマスタングを前に筆者のようないい歳をしたオジさん同士で新型マスタングを前に熱く語り合っている姿は日本ではまずお目にかかれないシーンであり、うらやましく見ていた。
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