日本人に愛され続けているフォルクスワーゲン。その歴史は1953年に始まり、今年で70周年を迎えた。そこで、70年に渡る歴史の中で、多くの人に愛されてきた様々なモデルや長い歴史をご紹介。2回目となる今回は、フォルクスワーゲンの中でも特徴的で、懐かしいクルマをピックアップした。
フォルクスワーゲン通なら知っている?!特徴的で、懐かしいクルマ
故障、使用年数、ライフステージの変化、クルマを売却するタイミングで最も多いのは?
■Golf 1をベースにしたオープンカーモデル「Golf Cabrio」
販売年代:1979年~1993年
特徴:初代Golfをベースに4シーターのオープンカーに仕立て上げられたモデル。横転事故の際に乗員を守るためのロールバーが備えられ、そのルックスから「ストロベリー・バスケット」と呼ばれた。Golfが2世代目にモデルチェンジしても継続生産され、3世代目Golfベースにモデルチェンジするまでおよそ14年間にわたり、累計で約39万台も生産されたロングセラーで、日本でも根強い人気を集めていた。
■Golf 2をベースに車高をあげてSUV風に仕立てた「Golf Country」
販売年代:1991年
特徴:2世代目Golfの4WDバージョン、Syncroをベースに、オーストリアのコーチビルダー「シュタイアー・ダイムラー・プフ」社が架装を施し、車高を上げて走破性を向上させた特別仕様。全世界でおよそ8,000台生産され、日本国内では110台の限定モデルとして販売された希少モデルとなる。
■New BeetleをベースにV6エンジンと4WDを搭載し、全世界限定250台の「New Beetle RSi」
販売年代:2001年
特徴:丸みを帯びたキュートなデザインで人気を博したNew Beetleをベースにしながら、3.2L V6エンジンとフルタイム4WDシステムを搭載し、エクステリアは前後バンパーやオーバーフェンダー、大型のリヤスポイラー。インテリアはリアルカーボンやアルミ削り出しパーツ、バックスキンのルーフライニングにアルカンターラのフロアカーペットと、まったく別物に仕立て上げられた。全世界でわずか250台の限定生産モデルだが、当時アメリカに次ぐNew Beetle販売台数を記録していた日本には45台が割り当てられた。
■Tiguanよりふた回り大きなSUV、Touaregに6リッターW型12気筒エンジンを搭載した「Touareg W12 Sport」
販売年代:2005年
特徴:フォルクスワーゲンとして初の本格派SUVとしてデビューしたTouareg。アウトバーンの国、ドイツ生まれらしいグランツーリスモの特徴と、モノコックボディながら本格的な悪路走破性を併せ持つ高性能SUV。Touareg W12 SportはさらにVWグループ独自のコンパクトな6.0LのW型12気筒エンジンを搭載した、ハイパフォーマンスバージョン。日本では50台限定で販売されたが、瞬く間に完売となった。
■The Beetleにギターで有名なFenderのサウンドシステムを搭載した「The Beetle Fender Edition」
販売年代:2013年
特徴:New Beetleに続き、現代によみがえったビートル、The BeetleにFenderのサウンドシステムを搭載し、さらにダッシュパネルをFenderのギターで特徴的な“Sunburst”模様にした限定モデル。The Beetleにあわせて特別にチューニングされたサウンドシステムは、総出力400W、10チャンネル・9スピーカーで、フロントのツイーターハウジングには「Fender」のロゴ入りとなる。ダッシュパネルのほか、シートも専用のブラックにオレンジのスティッチが入った専用ファブリック+ハーフレザーシートで、日本仕様限定600台すべてにオリジナルのBeetle & Fenderダブルネームのギターピックが付属された。
関連情報:https://sp.volkswagen.co.jp/70th/
構成/土屋嘉久
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