■日本独自の「軽トラ」なぜアメリカでお披露目?
スズキは、2025年1月7日から4日間、米国・ラスベガスで開催される電子機器見本市「CES 2025」に出展することを発表しました。
スズキがCESへ出展するのは初めて。同社が創業以来大切にしてきたものづくりの理念「小・少・軽・短・美」を通じた、社会課題の解決に共感する仲間づくりを目的に出展すると説明しています。
【画像】カッコいい! これがスズキの「軽トラ」です! 画像を見る
「小・少・軽・短・美」とは、製品はコンパクトに「小」、シンプルに「少」、軽く「軽」、スピーディに「短」開発し、その調和は必然に美しいもの「美」になるという理念です。
この理念を体現した製品例として、CES2025ではスズキが日本で生産・販売している軽トラック「スーパーキャリイ」が参考出品されます。
小回りが利きたくさんの荷物を積めるキャリイは、1961年の誕生以来60年以上、人々の生活を支えてきたスズキを代表的する軽トラックです。
「軽トラック」は日本独自の規格で、「軽自動車」の「排気量は660ccまで」「サイズは全長3.4m以下×全幅1.48m以下×全高2.0m以下」「3輪または4輪自動車」という条件に加え、「荷台幅1410mm以下」「荷台フロア長2030mm以下」「荷台長1940mm以下」「荷台高285mm~290mm以下」「最大積載量350kg」と定められています。
現在のところ、軽トラックは海外で新車販売されていないものの、近年はとくにアメリカなどで人気が高まっているといい、ゆとりある室内空間としっかり積める荷台スペースを備えたスーパーキャリイを通じて、CES2025でスズキはものづくりの理念である「小・少・軽・短・美」をアピールします。
※ ※ ※
CES2025でスズキは、スーパーキャリイのほかに、電動車いすの技術を応用した「電動モビリティベースユニット」と、この技術を活用した自動配送ロボット「LM-A」や「除雪ドローンV3」を展示します。
さらに、協業例としてApplied Electric Vehicles Ltd(Applied EV)、Glydways, Inc.(Glydways)それぞれの車両も展示・紹介も行われます。
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