こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。今回は人生初のスーパーエンデューロレースを観に行ったレポートをお届けします。
イタリア・ミラノで毎年開催されているオートバイの見本市、EICMAに行った際、野外特設レース会場でスーパーエンデューロに出会いました。エンデューロバイクで荒れ地を走るレースを初めて目の当たりにし、海外にはこんなレースがあるのかと衝撃を受けました。
【画像】岸田彩美さんが観戦したスーパーエンデューロ世界選手権ドイツ大会を画像で見る(13枚)
帰国前に一度スーパーエンデューロを観戦できないかと思い調べてみたところ、FIM主催で冬の期間に開催されるスーパーエンデューロ世界選手権を発見。どうやらヨーロッパ内のみで開催される全戦スタジアムでのレースで、10年ぶりに会うドイツ在住の友達に声をかけて一緒に観戦してきました!
スーパーエンデューロ世界選手ドイツ開催時は、リーザSACHSENアリーナにて2日間に渡ってレースが行われました。
通常の観戦チケット1日券は59ユーロ、ファンチケット1日券は74ユーロ(パドック入場・観戦・お土産付き)、その他VIPパスは300ユーロでしたが、私たちはファンチケットを購入したのでパドックの見学からスタート。なんとライダー目の前で服を堂々と着替えてしまうので、なんというか…点ご馳走様でした(笑)。
ライダーは試合前の練習走行や記者会見とハードスケジュールの中、常にお客さん対応をしていましたよ。
観戦する方であれば誰でも参加できる30分間のサイン会タイムがあり、回転寿司形式で順番にライダーにサインを頂けます。また各ライダーは自分のブロマイドやポスターにサインを入れて配っていました。家に帰って、ライダーとゼッケン番号を一致させるにも便利ですし、ファン獲得には良いアイデアだと思いました。
私はお土産のクッションにサインをしてもらったのですが、もったいなくて使えず、今でも家に飾っています。
一緒に行った友人は、ライダーの手はどうなっているのか気になるとタディ選手に握手をしてもらっていました。大きくてゴツイそうです(笑)。
明日も観に来るの? とか気軽に声をかけてくれるライダーの皆さん素敵でしたよ~。
細かいルールや出場ライダーの事も全くわからない状態だった為、事前に誰を推しライダーにするか下調べ。トップクラスに出場するポーランド出身のタデウス・ブラズシアク選手(通称タディ)完走率1%と言われるハードエンデューロレース・エルズベルグロデオ5年連続優勝したベテランライダーです。
そしてイギリス出身でジョニー・ウォーカー選手は、同じくエルズベルグロデオでも優勝経験があり、とにかくイケメン。この二人のライダーを応援決定!
レースの事を全然わからなくても、応援する選手を決めておくと、より楽しく観戦できるのでオススメです♪
クラスはPrestige・Europe Seec(ヨーロッパ選手権)・Juniorの3クラスに分かれており、11人で争うPrestigeトップクラスのみ予選が行われます。どのクラスも1日3ヒート行われましたが、Europe Seecクラスは5分+1周 その他のクラスは6分+1周と超短時間の中で結果を出さなくてはいけない神経戦です。一瞬たりとも目が離せません。
会場には土や大木、岩などが運び込まれて作られた人工セクションが用意され、大ジャンプあり、細かいターンありの激しいバトルを目の前で観戦できます。誰が一番周回数を重ね、最初にゴールするかを競うレースですから、ライダーにとっては少しのミスも許されません。
また、予選や1レース目の順位の結果によって、通常良い結果を出したライダーからスタートラインに並びますが、2レース目のみ下順位の選手からのスタート並びになるのです。速い選手がどんどん抜かしていく様子も見どころの一つ。
個人的にはライダーが一斉に下を向いてスタートをする瞬間が最大の萌えポイントですね。
休憩時間には、観客を楽しませる演出が盛沢山。オリジナルウエアを貰えるそうで手を挙げてみたら、観客がコースを自らの“足”で走るレース出場権だったのです。
コースを自分の足で走って感じたことは、コースが狭い。そして足じゃ登れないよ……と思うほどの高さのある木でできたセクション。ここをバイクで、スピードを競いながら走るって……異次元の世界だと思いながら見事最下位でゴール。ライダーがどんな状況で戦われるかがわかる、素晴らしい観客参加型イベントだと思いました。
使用したハンドルやウエア、ゴーグルは参加賞としてプレゼントしてくれました。
せっかくのドイツなのでビールを飲みながらの観戦をしていたのですが、走ったら気持ち悪くなっちゃいましたけど(笑)
ド派手なショーの演出や、トークショーなども行われ、待ち時間で飽きる……なんてことは一切なくあっという間に楽しい時間は終わってしまいました。
レースの結果は、イギリス出身のビリー・ボルト選手が2日目のレースを残し、見事2022年のシリーズチャンピオンを獲得しました。どんなスタート位置からも必ず優勝してしまうので観察した結果 他のライダーが走らないショートカットラインを走っていました。自信をもって走れる技量があるということですよね。まだまだ若い選手なのでこの先も楽しみです!
応援するタディ選手は転倒により手首の負傷で途中棄権。後で知りましたが、骨折してしまったそう。一緒に写真撮ってもらえばよかったと後悔。推しは推せるときに推せを痛感しました。現在は回復し、AMA全米選手権エンデューロクロスに参戦中しておりポイントランキング1位です。
ジョニー・ウォーカー選手はシーズン3位という結果でした。
たまたまレース後に会えたので、もらった参加賞にサインもらっちゃいました。パドックで見かけた時に膝が痛そうだったので聞いたところ、あまりコンディションは良くないけど頑張る! とのことでした。 同じくAMA全米選手権エンデューロクロスに参戦中しており現在ポイントランキング3位です。
なお今年のスーパーエンデューロスケジュールが発表され第1戦はタディ選手の出身国ポーランドを皮切りに全6戦行われるそうです。
自分では絶対にできない重いエンデューロマシンを人馬一体に操る闘い。本当はドイツで1日だけ観戦予定があまりにも面白かったので、追加チケットを買って2日目も観戦したほどです(初観戦した友人が二日目も観ていい? と言った位です)。
残念なことに日本での開催は無いのですが、ぜひ機会があれば、観戦してみてほしいです。ハマること間違いなし。
最後に、ビリー選手、タディ選手、ジョニー選手すべてのライダーは、なんとトライアル出身でした。やはりトライアルの技術はどのレースにも通じるのかも。私もまたトライアル練習頑張ろうと思いました。あ、でも私はもっぱら公道で転ばないようにするための訓練の一環ですからね!! 最後までご覧いただき、ありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「めっちゃカッコいい」新型レクサス『ES』のデザインにSNSで反響
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント