2024年F1第12戦イギリスGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、角田裕毅(RB)だ。
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=10位(52周/52周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→インターミディエイト→ソフト
良いレースでしたが、タフなレースでもありました。フリープラクティスでのペースから考えて、ドライコンディションならポイントを獲得するのは難しいと分かっていました。ウエットコンディションだったことが、前のグループとのギャップを小さく保つのに役立ったと思います。
【角田裕毅F1第12戦分析】ポイントを望めなかったはずの週末に10位入賞。雨を味方に、好ペースで前との差を詰める走り
通常、これまでのレースでは、僕は雨を歓迎することはありませんでしたが、今日は雨が僕たちの助けになったと思います。1ポイントを獲得できたので、この結果を受け入れます。
今は、今後に目を向けて前に進みます。この数週間で学んだことを、サマーブレイク前の2戦に生かすことを楽しみにしています。ハンガリーは高速と低速が混在しているので、自分たちの強みを生かして、トップ10内で戦いたいですね。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=9位(52周/52周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→インターミディエイト→ミディアム
ターン3とターン4で接触があり、フロントウイングの一部を失ったので、最初はどうなることかと思ったよ。でも、それ以降はすべてがまあまあ良い感じに収まって、特に不満はなかった。いずれ雨が降り始めて、僕にとって第二のチャンスが来ることは分かっていた。だから、それまではじっと我慢して、機会が訪れるのを待つ必要があったんだ。
レース中の判断の大部分は適切で、正しいタイミングで正しいタイヤを選べた。ピットストップで少しタイムロスがあったものの、クルマのダメージさえなければ、さらに多くのポイントを獲れたかもしれない。それでも僕は十分にハッピーだ。チームとして絶対に結果を残す必要があった週末にそれを実現できたし、しかもそれをホームグランプリで達成すれば、一層特別なものになるからね。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(52周/52周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→インターミディエイト→ミディアム
2台揃ってトップ10に入ってポイントを獲ったのは、チームにとって良い結果だ。今週末は競争力があると感じられたし、僕らの本来のポジションで戦えたように思う。過去何戦かと比べて、状況が良かったことに勇気づけられたよ。
どの時点でウエットタイヤを履くべきか、あるいはドライを選ぶべきかの判断に悩まされるトリッキーなレースだった。僕自身に関して言えば、インターミディエイトへのスイッチを1周長く待ちすぎたと思う。とはいえ、そういう時の判断は、どうしてもある程度は運次第になってしまう。
僕らにできるのは、とにかく改善を続けて、クルマからより高いパフォーマンスを引き出しながら、今後のレースに臨むことだけだ。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(52周/52周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→インターミディエイト→ミディアム
トリッキーなレースだったが、うまくマネージメントをして、チームのためにしっかりポイントを稼ぐことができた。スタートが決まって、最初の蹴り出しでニコ(・ヒュルケンベルグ)をとらえた。そして、数周後に雨が降り始め、ピットに入ってインターミディエイトに交換した。ドライタイヤでどこまで耐えられるかの判断は、いつだって難しいものだ。我慢をしすぎて、バリアに突っ込んで終わるなんて結末は避けたいからね。僕らは適切な判断をしたと思う。
このトリプルヘッダーを、競争力のある週末で締めくくることができて良かったよ。チームの士気も一気に上向いた。この勢いをそのままハンガリーに持ち込みたい。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=6位(52周/52周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→インターミディエイト→ソフト
チームの一員として最高にハッピーだ。ものすごい価値がある8ポイントを追加できた。そして、それ以上に重要なのは、このアップデートによってパフォーマンスが向上し、シーズンの残りのレースに向けて明るい見通しが持てることだ。いまや僕らがチームとして5番手の争いに加わっているのは間違いない。ポジティブであることは言うまでもないし、数週間前には誰もこうなるとは予想していなかった。
序盤の雨がインターミディエイトを必要とするほど強くなかったので、トリッキーなレースになった。高速コーナーがいくつもあるこのサーキットを、あの時点のようなグリップレベルで走るのはものすごくリスキーだったが、僕は何とかクリーンに走り続けて、スタートで失った順位を取り戻すことができた。
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