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レクサスUXがマイナーチェンジ。UX300hの新設定や走り味の深化、Lexus Safety System+の機能拡充、コクピット空間の進化などを実施

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レクサスUXがマイナーチェンジ。UX300hの新設定や走り味の深化、Lexus Safety System+の機能拡充、コクピット空間の進化などを実施

 トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは2023年12月19日、都会派コンパクトクロスオーバーのUXの商品改良モデルを発表した。車種展開としては、ハイブリッドモデルのUX250hをUX300hに刷新するとともに、内燃機関モデルのUX200を廃止。BEVモデルのUX300eは急速充電機能の向上などを図ったうえで従来と同様にラインアップし、全モデル電動化を果たした。

グレードおよび車両価格は以下の通り。

バッテリーEVのレクサスRZにFWDモデルの「RZ300e」を新設定

■UX250h

UX300h“version L”:2WD539万2000円/AWD565万7000円

UX300h“F SPORT”:2WD524万1000円/AWD550万6000円

UX300h“version C”:2WD480万3000円/AWD506万8000円

UX300h:2WD455万9000円/AWD482万4000円

■UX300e

UX300e“version L”:705万円

UX300e“version C”:650万円

なお、発売はUX300hが2024年1月上旬頃、UX300eが1月下旬頃を予定している。

 今回の改良は、たゆまぬ進化を追求していくレクサスの“Always On”の考え方の下、ボディ剛性の向上および車両制御の最適化による走り味の深化や、Lexus Safety System+のアップデート、12.3インチ大型フル液晶メーターとエレクトロシフトマチックの採用によるコクピットの進化、アクセサリーコンセントの装備などを実施して、都会派コンパクトクロスオーバーとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。

 まずボディに関しては、ラジエーターサポートブレースの追加やロアバックの強化、サスペンション締付トルクの増強などを図ることで剛性を向上。加えて、ライントレース制御やフラットボディ制御を織り込むことで、操縦安定性の引き上げを実現する。一方で安心・快適な走りに貢献する技術としては、ブレーキ前後制動力配分制御(各輪独立制御によるピッチ/ロール制御)を新たに採用。ブレーキペダル操作初期に対するリニアな制動感や、ブレーキペダルを強めに踏み込んだ際の高い接地感と安心感が得られる制動姿勢を具現化した。さらに、アブソーバーやEPS制御、F SPORT専用AVS等を再適合し、Toyota Technical Center Shimoyamaで走り込みを行って、あらゆるシーンで減速・操舵・加速がシームレスにつながる気持ちよさなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を成し遂げている。

 ドライバーの意図に即した加速性能と車速コントロール性の向上を図った点もトピックだ。ドライバー志向に合わせた走りを実現するため、加速度センサーでドライバーの意図を読み取り、制動力と駆動力を制御。スポーツ志向の高い走行を継続している場合、アクセルオフ時の減速アシスト増加やエンジンの待機回転数維持による再加速アシストをすることで、クルマとの一体感をより感じられるコントロール性を実現する。また、アクセルオフ時の減速度を高めることで、アクセルペダルで車速コントロール性をしやすくし、ブレーキ操作負荷を軽減。加えて、登降坂制御により路面勾配に応じて加減速をアシストすることで、勾配路でのアクセルやブレーキ操作を軽減し、スムーズでレスポンスの良い走りを提供する。ほかにも、スムーズなブレーキフィーリングとペダル質感を向上するブレーキシステムにより、ペダル操作時の上質なブレーキコントロール性を実現した。ルーフ減衰材を高減衰タイプへ置き換え、ダッシュパネルやリアホイールハウスなど適材適所に制振材を追加し、車両の走行時のノイズを低減するとともに車両の減衰効果を高めて、さらなる静粛性の向上を果たしたことも、改良モデルの特徴である。

 パワートレインに関しては、UX300hに次世代ハイブリッドシステムを導入。機構としては、2WD(FF)がM20A-FXS型1986cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力152ps/6000rpm、最大トルク19.2kg・m/4400~5200rpm)+1VM型フロントモーター(最高出力83kW、最大トルク206Nm)+リチウムイオン電池、AWD(E-Four)が同ユニット+1WM型リアモーター(最高出力30kW、最大トルク84Nm)で構成する。トランスミッションには電気式無段変速機を採用。燃費性能はWLTCモードで2WDが26.3(F SPORT24.7)km/リットル、AWDが25.0~25.2(F SPORT23.4)km/リットルを実現した。

 300eについては、4KM型フロントモーター(最高出力150kW/最大トルク300Nm)+リチウムイオン電池(総電力量72.8kWh)のパワートレインを踏襲したうえで、駆動用電池クーラーを新たに搭載。走行と急速充電を繰り返しても電池の上限温度に達しないように調節し、充電性能や電池寿命を確保する。また、外気温が下がる冬場などもよりすばやく満充電になるようバッテリー温度を調整する駆動用電池ヒーターを採用するなど、高出力・高効率な充電システムにいっそうの磨きをかけ、従来型に比べて充電時間を25%短縮した。性能面では、一充電走行距離がWLTCモードで512km、交流電力量消費率が同モードで141Wh/kmを実現している。

 予防安全技術Lexus Safety System+のアップデートに関しては、プリクラッシュセーフティ(PCS)の検出対象および機能を拡大させたことが訴求点。具体的には、ミリ波レーダーと単眼カメラを組みわせたセンサーにより高い認識性能と信頼性を担保することで作動対象を広げ、自動二輪車[昼]や自転車運転者[夜]を検出対象とする。また、交差点衝突回避支援(出会い頭車両)機能も新たに装備し、従来のPCSの作動範囲に加えて、交差点で交差する車両・自動二輪車に対しても衝突回避の支援を行う仕組みとした。

 コクピットについては、大型12.3インチTFTフル液晶メーター(TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ付)を新たに採用。ドライバーが運転に集中できるよう運転支援情報をわかりやすく表示し、合わせて大型液晶を活かした3種類の表示グラフィックも選択可能とする。また、シフトレバーはシフトポジションを電動で制御するエレクトロシフトマチックに変更。ショートストロークにより、小気味良く、かつ確実で素早いシフト操作を実現する。さらに、センタコンソールパネル、シフトパネル、フロントトレイ、パワーウィンドウスイッチベースには金属感があり光の当たり方によって面の表情が変わる色を新たに導入し、電動車としてのシンプルかつクリーンさに上質さや華やかさを併せ持つ内装に仕立てた。

 機能装備に関しては、車内のアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)を新たに採用。停電などの非常時に車内および車外において、消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用できるようアレンジする。また、窓を閉めたまま電源コードを出して給電が可能な外部給電アタッチメントを設定した。

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