人間の目が違和感を感じないようわずかなつなぎ目もなくした
新型マツダ3には新世代「魂動デザイン」として、日本の伝統的な美意識「引き算の美学」に基づき、不要な要素を削ぎ落としたシンプルかつ優雅なデザインが、外観だけではなくインテリアにも与えられている。だがこれは、単に造形の美しさだけによってなしえたものではない。操作しやすく上質な感触を得られ、運転に集中しやすい環境を構築するための「クラフトマンシップ」があってこそのものだった。
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マツダ3の室内において、「クラフトマンシップ」はありとあらゆる部位に注ぎ込まれているが、その最たるものはやはりインパネだろう。ひと言で言えば、ノイズが少ないのだ。
人間の目と脳は非常に識別能力が高く、大きさと色、形状に大きな違いはないにも関わらず、100円硬貨の山の中に1枚だけ紛れている1円玉を見つけることも、決して難しいことではない。裏を返せば、わずかに異なるものが視界に入るだけで、その存在をつい意識してしまう。
これがクルマのインパネの場合はどうか。スピーカーやエアコンのグリル、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の穴は言うに及ばず、各パネルの分割線、さらにはパネルごとの色味や質感の違いがあればあるほど、それらは視覚的ノイズとして捉えられ、煩わしく感じられるばかりか「このインパネは質感が低い、安っぽい」という評価にもつながっていく。
そこで、各部品の小型化や一体化で分割線を減らしつつ、各グリルやHUDの位置を変更することで、インパネ上の視覚的ノイズを大幅に削減。デザインの優雅さと各装備の機能を落とすことなく質感を向上させた。
また、インパネ上に設置されるHUDはメーターフード、BOSEサウンドシステムのセンタースピーカーは、8.8インチワイドセンターディスプレイの背後に配置。さらに「HUDとスピーカーが運転席からは見えないが、メーターフードとディスプレイ自体も前方視界の妨げにならない高さに設計した」(マツダ車両開発本部車両実研部クラフトマンシップ開発グループマネージャーの福井信行さん)ことで、設置およびパネルの分割が不可避な部位も視覚的ノイズにならないよう配慮している。
微妙な白さの違いを可能な限り抑えて色味を揃えた
そしてもうひとつ、視覚面でこだわって開発されたのが、イルミネーションだ。
新型マツダ3の室内照明はすべて白色LED化されているが、部位ごとに照らすもの、つまり求められる明るさは異なり、部品サプライヤーも異なるため、色味は同じにはなりにくい。しかも、開発時に調査した結果、「人間は、白に関しては少し色味がずれてもわかる(福井さん)」ことが判明した。そのため、白色LEDの色の公差を従来の1/3に設定し、照明ごとの色味のバラつきを低減している。
また明るさについても、「メーターをもっとも明るくして、センター側とドア側の照明を少し落とし、ステアリングやフォグランプなどのスイッチ、天井の照明はさらに落としている」。これは、「人間の目は、足もとの小石など障害物を見つけやすいよう、暗闇では周辺の方がより明るく感じるようできている」ことに合わせたもので、実際に全部の明るさを揃えてしまうと「周辺の光を煩わしく感じてしまい、目が明るさを絞ってしまう」のだという。
ルームランプやスポットランプについても、「とくにバーガンディ内装のような赤系では光の質によって顕著に色がくすみやすい」ため、より正確かつ美しく見えるものを採用している。
このほか、カップホルダーを前方へ移動することでアームレストを大型化しつつ、指先で押しても心地良く、かつ肘を置いても腕先まで均等に支持するよう触感を改善。スイッチ類はほぼすべてを見直し、ラバーで初期の滑らかさ、金属で深く押し込んだ時の硬質感が得られる、人間がもっとも快く感じる操作感で統一した。
さらにはコマンダーダイヤルを左右スライド操作を廃止し回転とプッシュだけに絞り、ディスプレイに表示するGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)も文字の見やすさはそのままにグラフィックを高精細なものとして、脇見しやすい状況を減らしている。
マツダの「クラフトマンシップ」、それは美しさと操作性、そして何より運転に集中しやすくしゼロ次安全性能を向上させることにこだわり抜いた、まさに「熟練の職人の技」なのだ。
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