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【日本再参入 オペル】WRC復帰が期待される3つの理由 2022年シーズンが有力

掲載 更新 2
【日本再参入 オペル】WRC復帰が期待される3つの理由 2022年シーズンが有力

OPELのワークス参戦 可能性は?

text:AUTOCAR

【画像】日本にカムバック オペルの日本導入予定モデル 全94枚

ラリージャパンの復活やヤリスの活躍で、日本におけるWRC(FIA世界ラリー選手権)への期待は高まってきた。海の向こうでは、今後WRCに新たに参戦するメーカーがどこになるのか話題となっている。

例えば、中国のメーカー。自動車産業が大規模であることは誰もが知るところだが、各々のブランドの名前はあまり知られていない。

そんな彼らにとって、世界最高峰のWRCは魅力的な舞台になりえるだろう。しかし、ダカールラリーに参戦していた長城汽車を除けば、具体的に名前が挙がる中国メーカーは存在しない。

WRCに参戦する好条件が揃っているメーカーは、いったいどこなのだろうか?

われわれが注目しているのは、ドイツのオペルだ。

その理由の1つは、多くのファンにとって忘れられているラリーのヘリテージが存在すること。

2つ目は、WRCを経験した人材にアクセスしやすいこと。

3つ目は、ラリー界の新たな動きに強い関心を示していること。

ヴァルター・ロールのタイトル、電動化

1982年にはヴァルター・ロールが、アスコナ400でドライバーズ・チャンピオンシップに輝いているオペル。

このヒストリーは、彼らにとって魅力的だ。なぜなら、WRCが新レギュレーションで動き出す2022年に参戦すれば、ちょうど40年目の節目のタイミングということになる。

オペルの愛好家が愛するカデット、マンタは、いまやクラシック・ラリーの世代だが、もっと新しいモデルたちも歴史を残している。

オペルのイギリスにおける姉妹ブランド「ヴォグゾール」の「ノヴァ」は、コリン・マクレーがWRCデビューを飾ったマシンだ。

ほかにも、グループA時代のアストラGSi、さらにアストラのキットカー、クリス・ミークが活躍したコルサ・スーパー1600、ワンメイク・シリーズも行われたアダムR2とその血筋は続く。

注目したいのは最新モデル「オペル・コルサe」だ。今年後半から始まるワンメイク・シリーズ「ADACオペルeラリー・カップ」で使われるEVのラリー・マシンである。

電動化は、2022年のWRCの屋台骨となるトピック。ハイブリッドが全てのマシンに導入される新レギュレーションに向けて、オペルの準備は進んでいる。

シトロエン・レーシングの人材

オペルのWRC復帰を考えるうえで何よりも見逃せない好条件は、人材の確保だろう。

彼らは現在、グループPSAに所属している。そこには、近年のラリー界で最も成功を収めたブランド、シトロエンが存在する。

才能ある当時のエンジニアたちは、2019年シーズンにWRCのワークス活動が撤退したあと、どんな毎日を過ごしているのだろう?

しかも、プジョーとシトロエンは、WRCですでに栄冠を手にしている。

それを考えると、2022年こそ、グループPSAがWRCの舞台で新たなヒストリーを歩みだす好機に思えるのだ。

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みんなのコメント

2件
  • というか、オペルという会社は自分でワークスチームを作って参戦するんじゃなく、プライベーターと呼ばれる個人参加のラリードライバーをバックアップしてきたことで知られてきた。そういう意味ではヨーロッパのラリー界にとってはとても大事な存在。

    日本への再上陸についてもそうだけど、プジョーやシトロエンでやったのと同じことをオペルでも同様にやる意味ってあるのかな?と思う。長年ライバルとしてやってきて、オペルという会社のことを何も知らないわけでもないだろうに、なんで判を押したように同じ展開を強いるんだろう?プジョー(タルボ)だって長年プライベーターの友であったはずなのに。
  • 全く悪い時世のカムバック
    特徴なく惨敗の予感
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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