この記事をまとめると
■レクサスRXが5代目となって登場
守りに入らずRXを壊して欲しい! 高すぎる社長のハードルを乗り越えた最強SUV「新型レクサスRX」が世界初公開
■プラットフォームにも改良の手が入っている
■同車初のPHEVシステムや新技術などを多く採用
新世代のレクサスを彷彿とさせるために生まれ変わったRX
トヨタのプレミアムブランドとして世界中で人気の高い「レクサス」。セダンやSUVを主にラインアップしている同社のなかで、売れ筋モデルなのがRXだ。
RXの歴史は古く、誕生は1998年。元々はトヨタのラグジュアリーSUVであるハリアーのレクサスバージョンといった立ち位置として、日本ではもちろん、ハリアーが販売されていない地域などではとくに愛されていたモデルだ。総生産台数は362万台ということからも、いかに人気だったかがよくわかるだろう。
そんなRXがこの度生まれ変わり、5代目となったのでその詳細をお伝えしよう。
まず、今回のRXに採用されたプラットフォームは、「GA-K」プラットフォームをベースに改良された物を導入し、軽量化と低床化に成功。これにより、重心高を従来型から15mm下げる、より安定したキレのあるコントロール性のしなやかな乗り味を実現。全長は従来型と同様だが、ホイールベースを60mm延長し、トレッドを前15mm、後45mmずつ拡幅していることもトピックで、ヨー慣性モーメントを低減させる仕立てとなっている。クルマの骨格とも言える場所の改良は、確実にパフォーマンスに良い影響を与えるので、RXがより洗練されたモデルになったことが窺える。
リヤサスペンションには、新規開発されたマルチリンク式サスペンションを採用しているので、先述のプラットフォームの改良とともに、より上質な走りに改良されている。また、細かいところだが、アッパーアーム配置と形状を見直し、ボディサイドメンバーが室内側へ張り出さない工夫がされているので、先代よりも広い室内スペースを確保しているところも嬉しい。
このリヤサスペンションを導入するにあたり、GA-Kプラットフォームのリヤセクションは新たに開発されているほか、新たな溶接方法や構造用接着剤を採用している点も注目だ。
これら諸々の新技術などの採用によって90kgの軽量化を実現している。
そのほか、シール材や空力パーツの変更によって騒音の低減や空力効果の増大も実現し、より安定した走りのパフォーマンスと静粛性を確保している。よりプレミアム感が増したSUVとなっているのだ。
また、新型RXでは、新たな電動化技術のひとつを新規で導入。これは、路面や走行状態を問わず、クルマの接地荷重に応じて常に四輪の駆動力を緻密に制御するシステムで、「DIRECT4」と呼ばれるものだ。あらゆる路面でクルマに伝わるトルクをリアルタイムで調整し、的確かつスムーズにクルマを走らせることに貢献するとのことだ。
駆動関連の技術では、レクサス初となる新HEVシステムも採用。フロントには2.4リッターターボエンジン、モーター、6速ATを採用し、リヤには高出力モーター「eAxle」を搭載。バッテリーには、高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を採用と、レクサスの持つ自慢の技術をこれでもかと詰め込んでいる。
ブレーキも一新されており、今回のRXでは前後独立油圧制御で前後回生協調が可能な加圧ユニットを採用。より自然で扱いやすいブレーキフィーリングを実現することに成功している。「Lexus Driving Signature」のさらなる深化を目指し、同車のフロントブレーキには、対向6ピストンブレーキキャリパーを装備しているのも見逃せない。
また、後輪転舵角を拡大したDynamic Rear Steering(DRS)も新たに搭載し、車速に応じて後輪を前輪と逆相/同相に最大4度転舵させるメカニズムも導入。小まわりが利くだけでなく、少ない舵角でクルマを操ることができる。なお、これらの走りのパフォーマンスを実現するために、専用開発の21インチタイヤもオプションで用意される。
動力もデザインも丸っと一新されたプレミアムSUVの雄
RXには、2.4リッター直4ターボとハイブリッドシステムを組み合わせた「RX500h」、初のPHEVモデルとなる「RX450h+」、AWDモデルとFFモデルが設定されている2.4リッター直4エンジン仕様の「RX350」の3グレードが用意されている。ひとつずつ特徴を見ていこう。
まず、最上級モデルとなる「RX500h F SPORT Performance」は、高トルクな2.4リッターターボとモーターのフロントユニット、リヤ搭載の高出力モーター「eAxle」を組み合わせたハイブリットシステムを搭載し、先述したありとあらゆる路面でクルマを的確にコントロールできる「DIRECT4」を採用。「F」の名を冠したスポーツ感あふれるエクステリアも魅力的な1台だ。
「RX450h + 2.5L PHEV E-Four」は、RX初のPHEVモデルとなっており、2.4リッターターボエンジンと併せて大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。リチウムイオンバッテリーは総電力量18.1kWhを備え、クラストップレベルのEV走行可能を実現。その距離は86kmとなっている。走行モードは4つ(EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモード)から任意で選択が可能となっているほか、AWDシステムには、熟成されたモーター駆動式AWD「E-Four」を採用。
「RX350」はAWDモデルとFFモデルを設定したエントリーグレードとなっており、動力源は2.4リッター直4ターボエンジンだ。ミッションには、高トルク対応型Direct Shift-8ATを組み合わせているほか、AWDモデルには電子制御フルタイムAWDを採用。内燃機関ならではの音をレクサスが調律しているとのことで、楽しく走れるスポーツSUVに仕上がっている。
エクステリアデザインでは、ホイールベースの延長、低重心化、前後トレッドの拡幅によるスタンスの良さを表現しつつ、駆動力コントロールやDIRECT4という新システムを搭載させていることを予感させる、低重心で踏ん張り感あるスタイルを実現。リヤフェンダーまわりの張り出すような造形美も魅力的だ。
そのほか、レクサスの象徴であるスピンドルを、立体の塊で表現した「スピンドルボディ」という新たなデザインを取り入れた。ボディ色をレクサスマーク下端まで下げ、グリルのグラデーションによる数理的な美しさとともに塊造形の強さを強調したデザインだ。ボディとグリルの境界を融合させたシームレスな見た目が特徴で、冷却機能も併せて向上しているという機能美溢れた設計となっている。
インテリアは、レクサスのクルマづくりに共通する人間中心の思想をさらに進化させており、今回のRXは「Tazuna Concept」に基づきデザインされている。これは「人が馬を操る際に使う手綱(Tazuna)」に着想を得たとのこと。なので、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、各種機能の制御が可能なスイッチ類の配置や空間デザインとなっているほか、センターディスプレイは14インチとなる大画面を採用。車内のエンターテイメント性を高めている。このセンターディスプレイは、スマートフォンとも連携できるほか、インターネット接続によってWebブラウザーの閲覧なども可能となっている。
運転するうえで欠かせない視認性の良さにもこだわっており、インパネは平面的とし、空間の広がりを感じさせるインストルメントパネルを採用。開放感ある広がりと乗員全員を包み込むような空間を両立している。14色のテーマカラーと好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーが設定可能なマルチカラーイルミネーションも導入し、夜間でも広がりと包まれ感のある空間を演出。プレムアむSUVならではの演出だ。
改良されたプラットフォームの採用による恩恵で、Aピラーが引かれていることから視認性の良さも先代モデルと比較してより向上しているのもトピック。
ラゲッジ容量は612リットルとなっているほか、荷室の床面も先代モデルから30mm下げられ、荷物の積み下ろしがより楽になる改良もされている。
また、フロント左右と後席の車室内温度をそれぞれ独立して自動的にコントロールするトリプルゾーン独立温度コントロール制御は全車標準装備。
ボディカラーは11色、インテリアカラーは5色から選ぶことが可能とのことで、より自分らしいRXを選ぶことが可能になっている。
今では欠かせない、先進の予防安全技術や新機能を追加した「Lexus Safety System +」を搭載しているほか、「RX500h」「RX450h+」にはドライブレコーダーの標準装備など安全面でもさらに充実した装備を搭載した新型RXシリーズは、まさにプレミアムSUVのリーダー格とも言える1台だ。
価格は、「RX500h」が900万円、「RX450h+」が871万円、「RX350」が664万~706万円の設定となる。
5代目となったレクサスの最新技術が詰まった新生RX、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
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