買いのグレードとオプションは?
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
【画像】悩ましい【似ているようでしっかり違う アクア/ヤリスを比較】 全127枚
editor:Taro Ueno(上野太朗)
7月19日に2代目が登場したトヨタ・アクア。
先代はおよそ10年ものモデルライフを誇る長寿モデルであったが、コンパクトかつ安価なハイブリッド車として最後まで一定の需要があるモデルという存在感を放ち続けていた。
新型となったアクアもボディサイズはわずかに全高が高くなっただけで5ナンバーサイズを死守。ルックスも初代のイメージを色濃く残す、キープコンセプトモデルとなっている。
とはいえ中身に関してはTNGAプラットフォームの採用やパワートレインの一新、そして世界初のバイポーラ型ニッケル水素電池を一部グレードに採用するなど、先代よりも大きくアップデートがなされた。
その結果、スタート価格は198万円からと、先代最終型の181.83万円から20万円弱の価格アップとなってしまっている。
しかし、新型では全グレードにLEDヘッドライトや7インチのディスプレイオーディオ(先代はオーディオレスが標準)が標準装備となり、先進安全装備である「トヨタ・セーフティ・センス」も標準で備わる(先代は最上級グレードのみ標準で他はオプション)ことを考えると、単純に値上がりしたとはいえない内容となっているのだ。
それでは、現段階で新型アクアの購入を検討する場合、どのグレード、どのオプションを選ぶのが良いのだろうか?
低価格魅力の「B」グレードは要注意
新型となったアクアのラインナップは、現在のトヨタの新型車と同じく最上級グレードとして「Z」が用意され、次いで「G」、「X」ときて、社用車などビジネスユース向けの「B」が最もロアグレードとなる。
200万円を切る「B」グレードは安価なハイブリッド車を検討しているユーザーにとっては魅力的に映るかもしれないが、先代の「L」グレードと同じくリアワイパーは備わらないし(寒冷地仕様を選択することで装着可)、リアドアのウインドウに至ってはパワーウィンドウではなく手動式となる割り切りぶり。
また駆動用バッテリーも話題のバイポーラ型ニッケル水素電池ではなく、リチウムイオン電池となるなど、見えるところも見えないところもコストカットがなされているのだ。
その上の「X」グレードであっても209万円と、「B」グレードと11万円しか違わないので、ビジネスユースとして割り切るか低グレードマニア以外は「X」グレード以上を狙う方が賢明といえるだろう。
最上級グレードの「Z」を選択すれば、他のグレードでオプションとなるBi-Beam LEDヘッドライトや10.5インチディスプレイオーディオ、アルミホイールなどが標準となり満足度は高いが、価格と装備のバランスを考えると、「Z」よりも17万円安の223万円で購入できる「G」グレードがベストバイではないだろうか。
メーカーオプションはどれ選ぶ?
新型となり、先進安全装備である「トヨタ・セーフティ・センス」やAC100V 1500Wコンセントに加え、非常給電システムまで標準装備となったアクアだけに、メーカーオプションを1つも選択しなくてもとくに不満がでることはないだろう。
しかし、個人的にオススメしておきたいメーカーオプションはいくつか存在する。
まずオススメしたいのが「寒冷地仕様」だ。
これを選択することで、さまざまな装備が追加されるのだが、とくにPTCヒーターはエンジンが暖まる前でも電気の力で温風を生み出すもので、エンジンの始動率を抑えることができるため、冬季の燃費悪化を最小限に抑えることができるのだ。
また、「G」グレードでは、7インチのディスプレイオーディオを3万8500円で10.5インチにすることができる(Zでは標準)。
さまざまな情報を表示するディスプレイは当然ながら画面が大きい方が視認性も良いため、ぜひプラスしたいオプションである。
「G」と「X」に設定される「コンフォートパッケージ」もオススメしたいもの。助手席シートアンダートレイやシートバックポケットなど実用的な装備がプラスされるだけでなく、フロントシートにはシートヒーターがプラスされる点に注目したい(Gではステアリングヒーターもプラスされる)。
今の時期は不要だが、冬の寒い時期にスイッチ1つですぐに暖かくなるシートヒーターがあるのとないのでは、QOL値に格段の差が出る。
もし未体験の方がいるならば騙されたと思って選択して欲しい装備なのだ。
ファーストカーからビジネスユースまで、幅広いユーザーに使用されるアクアだけに人それぞれのベストバイがあるとは思うが、この記事がなにかの参考になれば幸いである。
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みんなのコメント
カタログと実車を見たけど、Xは運転席と助手席のヘッドレストが固定式。個人的には200万以上出してあんな固定式はないわ
最上級グレードの「Z」は内容を把握しないで購入するネギカモ層向けのぼったくり価格設定だし、廉価グレードは兎に角、安いものをと考える営業車や購入層向けに装備の割に安くない価格設定をして儲けが出る様にしている。
今スグ買いたい人にはこの記事は役に立つと思う。昔はこのクラスの大衆車は値引きも大きかったが今はお気持ち程度。
新型で目立ちたい人以外は人気がある程度沈静化した時に発売される特別仕様車が一番お買い得じゃないかな。