フォースインディアは、中団チームのトップであるコンストラクターズランキング4位のルノーを倒すことを目標としているが、今はそこに追いつくのは難しいと認めている。
フランスGPでは、ルノーはカルロス・サインツJr.がMGU-Kのトラブルに見舞われつつも、8位でフィニッシュ。ニコ・ヒュルケンベルグが9位となり、これで2台が3戦連続でポイントを獲得した。
サインツ、MGU-Kの故障に苦しむも8位「VSCがなければ危うかった」|F1フランスGP
一方のフォースインディアが2台とも完走できなかったのは、ほぼ2年ぶりだ。エステバン・オコンはオープニングラップでピエール・ガスリー(トロロッソ)と接触。フランス人同士で揃ってリタイアとなってしまった。セルジオ・ペレスもトラブルによりピットでレースを終えた。エンジンサプライヤーのメルセデスは、ペレスのパワーユニット(PU)に水圧低下があったと認め、後にウォーターポンプからの水漏れが確認された。ただすぐにマシンを止めたため、PUにはダメージがなかったようだ。
現在、ルノーは62ポイントを獲得しコンストラクターズランキング4位。シーズン序盤好調だったマクラーレンは40ポイントで5位、フォースインディアは28ポイント獲得し、ハースを1ポイントリードする6位となっている。
「現実的に、今は5位を争っているところだ」と、チーム副代表のボブ・ファーンリーはmotorsport.comに語った。
「現時点で、どの中団チームにとってもルノーを追い越すのは非常に難しいと思う。不可能なことはないが、彼らはかなり強力だ」
「彼らは基本的に、昨年我々がやっていたのと同じことをやっている。他の人がポイントを取り損なっている時に、着実にポイントを積み重ねるんだ。今シーズン前半の我々は、おそらくポイント獲得が難しいマシンでうまく戦った。そして今は、定期的にポイントが獲れるようなマシンになった」
フォースインディアは、ここ数シーズン非常に高い完走率を誇っている。2台が共にレースをフィニッシュできなかったのは、2016年のオーストリアGP以来だ。ペレスがファイナルラップでクラッシュ、当時チームに在籍していたヒュルケンベルグがラスト5周でマシンを降りており、共に完走扱いとなっている。2台ともに正式にリタイア扱いとなったのは、2015年ハンガリーGPまで遡る。
「本当に残念だ」とファーンリーは話した。
「今回は特に、金曜日が良くなかった。エステバンがFP1でスピンし走行時間をかなり失ったため、ロングランプログラムを行うことができなかった。そしてFP2では、チェコ(ペレスの愛称)のマシンからホイールが脱落するというインシデントが起きてしまった。これにより、何が起きたのかが分かるまで2台を走らせることができなかった」
「FP3は雨が降ってしまったため、予選に向けてセットアップができなかった。だから、決勝に関してはもっと悪化してしまったんだ」
「(決勝は)想像以上に不運だった。エステバンは(ハースのロマン)グロージャンに当てられ、そのあとにガスリーと接触した。3人ともフランス人だ!」
「グロージャンは、ピットストレートで彼に当ててきて、これでマシン側面に大きなダメージを負った。それからかなり大きなクラッシュが起きてしまった。多くのポイントを失ったという点で痛かった」
「チェコは水圧を失っていたので、チャンスがなかった。一旦それが分かったら、もうレースをする意味がない。最終的にはエンジンを失ってしまうからだ。今回は、間違いなくダメージを受けてない。大丈夫だ」
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