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【大きな羽、搭載できる?】2021年型ポルシェ718ケイマンGT4 RS 新たなスパイ写真 スタイリングが明らかに

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【大きな羽、搭載できる?】2021年型ポルシェ718ケイマンGT4 RS 新たなスパイ写真 スタイリングが明らかに

GT4のハードコア「RS」バージョン

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

【画像】ポルシェ718ケイマンGT4、ロータス・エヴォーラ、BMW i8、日産GTR【ライバル比較】 全111枚

ポルシェの新しい718ケイマンGT4のハードコア「RS」バージョンと見られるプロトタイプが、テストを行う様子が再び撮影された。

今回ニュルブルクリンクで発見されたプロトタイプは、最小限のカモフラージュを施されており、ボディワークの大幅な変更が確認できる。

フロントには、911 GT2 RSと同様のNACAダクト付きボンネットが備えられており、リアのクォーターガラスは、冷却口に置き換えられている。

また、フロントのブランキングプレートが、新たに追加されており、兄弟モデルの911 GT3 RSと同様の、ウイングに取り付けられたエアアウトレットが採用されると思われる。

標準のGT4よりも大幅に大きく、より高くなったリアウィングは、マウント部分に新しいデザインが採用されているように見える。

ホイールには、従来の5ラグのパターンに代わり、モータースポーツにインスパイアされたセンターロックメカニズムが採用されており、サーキットでのポテンシャルがうかがえる。

4.0Lフラット6エンジン搭載か

718と911の責任者であるフランク・ステフェン・ウォライザーは、昨年のフランクフルト・モーターショーでAUTOCARに対し、新しい718ケイマンGT4の、より高速で特化されたRSバージョンを「非常に」見たいと思っているが、実現するかどうかは、開発の優先順位によると語っている。

ウォライザーはまた「誰もがRSを求めています。GT4 RSのイメージはあります。まだ決定ではありませんし、チャレンジングなものとなるでしょう」

「実現できたらいいと思いますし、さらなるパワーが欲しいとも思います」

「需要のあるマーケットに投入する必要があります。標準モデルよりも、はるかに高価となるでしょう」と述べている。

GT4 RSはこれまで、価格と性能が911 GTモデルに近すぎると言われてきたが、新しいGT4用の新しい4.0Lフラット6エンジンへの投資を有効活用するため、同じユニットを搭載した新しいモデルの投入が予想されている。

同社は、フェイスリフト一環として、このフラット6を、ケイマンとボクスターなどのメインストリーム・バリエーションに追加することを目指しているようだ。

ウォライザーは「検討を開始した」と述べるにとどまったが、米国市場では現行の4気筒モデルがあまり歓迎されていないことを認めている。

「アメリカのカスタマーは4気筒ではなく、4Lを求めています」と付け加えた。

718の電動モデルも

ウォライザーはまた、718の電動モデルのアイデアについても言及している。

「クルマの特性と価格を変更したくはありません」

「718のオーナーが911にステップアップするパターンが多いため、エントリーレベルのクルマが必要です」

「非常に難しいことですが、クルマを大きくすることも、重くすることもなく、その特性を維持することが最も優先されます」

「また、比較的販売台数の少ないモデルなので、個別のプラットフォームを採用できない場合もあるでしょう」

ポルシェは、少なくとも当面の間、最近の電動ハイパーカーの過剰な競争に加わることは無いだろう。

ウォライザーは「多くの電動ハイパーカーを見てきましたが、わたしにとって、ナンバープレートが付いた、ロードカーでなければ意味がありません」

「EVハイパーカーは確かに素晴らしいパフォーマンスを発揮しますが、ドラッグレーサー=適切なスポーツカーではありません」と述べている。

ウォライザーは、ハイブリッドテクノロジーを使用し、同社の有名な自然吸気GTエンジンの寿命を延ばすというアイデアには賛成だと言う。

「低回転電気モータートルクと、高回転通常吸気エンジンの相性は非常に良く、自然吸気エンジンのハイブリッドは、うまくいくでしょう」

「わたしたちは積極的に、自然吸気エンジンを存続させたいと思っています」と締めくくった。

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