現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサスが斬新「スポーツカー」実車展示! 斬新ハンドル&MT搭載も? LFA後継なる「エレクトリファイドスポーツ」って何? 次期型どうなった?

ここから本文です

レクサスが斬新「スポーツカー」実車展示! 斬新ハンドル&MT搭載も? LFA後継なる「エレクトリファイドスポーツ」って何? 次期型どうなった?

掲載 更新 9
レクサスが斬新「スポーツカー」実車展示! 斬新ハンドル&MT搭載も? LFA後継なる「エレクトリファイドスポーツ」って何? 次期型どうなった?

■レクサスが新たなLFAを示唆!? 誕生から14年を迎えるLFA、その軌跡と現在

 レクサスの今後の方向性を示す「Electrified Sport Concept(エレクトリファイドスポーツ)」。
 
 このモデルは、レクサス最高峰モデル「LFA」の後継モデルとする噂が跡を絶ちません。

【画像】「えっ…!」 めちゃカッコいいLFA後継モデル!? 斬新ハイパーカーがこれです!(61枚)

 2023年9月21日にレクサスのオーストラリア法人は、同市場で開催される「メルボルンカップ・カーニバル」に、エレクトリファイドスポーツを初披露します。

 エレクトリファイドスポーツについてかねてから「『LFA』で磨いた“レクサス秘伝のたれ”を継承する次世代のスポーツカーを、BEVで開発いたします」と名言するなど、LFAの実質的な後継モデルとして認知されてきました。

 一方のLFAは、2012年の生産終了から10年以上が経過したいまもなお、国産スーパースポーツカーの最高峰との呼び声も高い1台です。

 その存在が世に知られるようになったのは、「Lexus Future Advance」の頭文字をとった「LF-A」という名のコンセプトカーが世界初公開された、2005年のデトロイトモーターショーでのことでした。

 あくまでコンセプトカーとして登場したLF-Aですが、トヨタとヤマハの共同開発による最高出力500PS以上のエンジンが搭載されること。

 さらに、最高速度が320km/h以上におよぶことなどが明らかにされたため、多くのユーザーが期待に胸を踊らせました。

 そして2009年10月、東京モーターショーの会場においてその市販モデルが世界初公開されました。

 正式なモデル名は「Lexus F Sports Apex」の略である「LFA」となり、3750万円という価格で500台限定で発売されることが発表されました。

 事前にアナウンスがあったとおり、LFAはトヨタとヤマハによって共同開発された最高出力560PSのV型10気筒エンジンを搭載し、最高速度は325km/hに達するパフォーマンスを持っていました。

 パフォーマンスは申し分ないとは言え、レクサスにとって初めてのスーパースポーツカーであったことから、市場からどのように評価されるのかには不安が残りました。

 しかし、発売後ほどなくしてすべての台数が完売し、そうした不安は杞憂に終わりました。

 特に、「天使の咆哮」と評されるエンジンサウンドは高く評価され、LFAを象徴する要素のひとつとなっています。

 ただ、限定台数500台のLFAのうち、日本へとデリバリーされたのはわずか200台程度であることから、その音を実際に耳にしたことのあるユーザーはそれほど多くはないようです。

 あまりに希少な存在であるため、LFAが中古車市場に登場することはほとんどありません。

 また、登場したとしても、新車価格を大きく上回るプライスタグが付けられていることがめずらしくありません。

■世界各国で「億超え」連発のLFA! 次期LFAはどうなる?

 たとえば、2021年にはアメリカのオークションにおいて、走行距離がわずか177マイル(約285km)という新車同様の個体が登場し、78万1800ドル(約1億1540万円)で落札されています。

 また、2022年には同じくアメリカのオークションで、赤いエクステリアカラーのLFAが84万9900ドル(約1億2550万円)で落札されています。

 最近では、2023年9月に走行距離約1万3000マイル(約2万900km)の個体が、70万5000ドル(約1億400万円)で取り引きされています。

 これらを見てもわかるとおり、LFAの現在の相場はおよそ1億円以上と新車当時のおよそ3倍となっています。

 もちろん、コンディションによってはそれよりも低い価格で販売されることもありますが、それでも新車価格を大きく上回ることは確実です。

 いずれにせよ、国産車で1億円以上の価格で取り引きされるのは、LFA以外ではトヨタ「2000GT」や日産「スカイライン GT-R」などごくわずかです。

 LFAと並ぶ国産スーパースポーツカーである日産「GT-R」やホンダ「NSX」と比べても、LFAの相場は頭ひとつ抜きん出ており、その希少性や人気の高さがうかがえます。

※ ※ ※

 発売からわずか2年後の2012年12月に生産終了となったLFAですが、その後継にあたるモデルは現在まで登場していません。

 そして2021年にコンセプトカーとして前述のエレクトリファイドスポーツがお披露目されました。

 これまで世界各国で展示されてきたこのモデルですが、過去には「疑似MTを搭載する可能性」などが示唆されています。

 しかしながら2023年9月現在、具体的な発売時期などについては不透明な状態です。

 単純計算で187億5000万円(3750万円×500台)の売上規模を誇るLFAですが、その開発コストはその金額を大きく上回るものだったと言われており、スーパースポーツカーにはビジネス上の課題があることがわかります。

 しかし、LFAは現在でもレクサスのイメージリーダーとして君臨しており、その波及効果は計り知れません。

 BEVブランドへと変貌していくレクサスにとって次世代のイメージリーダーの存在は必要不可欠であり、LFAの後継と目されるエレクトリファイドスポーツがその役割を担うことが期待されています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レースで強いとは思えない……フェルスタッペン、スプリントに向け自信なさげ? 一方ノリスは「マックスの位置は関係ない」|F1サンパウロGP
レースで強いとは思えない……フェルスタッペン、スプリントに向け自信なさげ? 一方ノリスは「マックスの位置は関係ない」|F1サンパウロGP
motorsport.com 日本版
ヒョンデ、3列シートの大型電動SUVを予告、新型EV『アイオニック9』
ヒョンデ、3列シートの大型電動SUVを予告、新型EV『アイオニック9』
レスポンス
ホンダが斬新「スーパーカー!?」をSNS投稿! ターボ×6速MT搭載の凄いクルマ!? 話題となった「反転TURBOステッカー」も! “216万円”から買える「軽」とは
ホンダが斬新「スーパーカー!?」をSNS投稿! ターボ×6速MT搭載の凄いクルマ!? 話題となった「反転TURBOステッカー」も! “216万円”から買える「軽」とは
くるまのニュース
隠れて取り締まる「一時停止違反」…きちんと止まったのになぜ違反になる? 正しい停止位置をしらないと違反点数2点とられてしまうので要注意!
隠れて取り締まる「一時停止違反」…きちんと止まったのになぜ違反になる? 正しい停止位置をしらないと違反点数2点とられてしまうので要注意!
Auto Messe Web
いますぐ買うしかない「ディーゼル+MT」のバカ売れ確定限定車が出た! カングー ジャンボリー恒例のサプライズに歓喜
いますぐ買うしかない「ディーゼル+MT」のバカ売れ確定限定車が出た! カングー ジャンボリー恒例のサプライズに歓喜
WEB CARTOP
アウディ 「Audi A6 e-tron」シリーズに新たな2モデルを追加
アウディ 「Audi A6 e-tron」シリーズに新たな2モデルを追加
Webモーターマガジン
EXGEL、欧州メジャーカートレースに今年も”注目株”を送り込む。14歳のクインティン・ルゥをWSKファイナルで起用
EXGEL、欧州メジャーカートレースに今年も”注目株”を送り込む。14歳のクインティン・ルゥをWSKファイナルで起用
motorsport.com 日本版
GT500ダンロップ&NAKAJIMA RACINGが3年ぶりPP! 伊沢拓也&大草りきが雨の予選で輝く|スーパーGT第8戦もてぎ:公式予選レポート
GT500ダンロップ&NAKAJIMA RACINGが3年ぶりPP! 伊沢拓也&大草りきが雨の予選で輝く|スーパーGT第8戦もてぎ:公式予選レポート
motorsport.com 日本版
実用性にはほど遠いけどロマンの塊! バケモノみたいな「16気筒エンジン」を積んだクルマはやっぱり見た目も強烈だった
実用性にはほど遠いけどロマンの塊! バケモノみたいな「16気筒エンジン」を積んだクルマはやっぱり見た目も強烈だった
WEB CARTOP
「6時半に小松代表の電話で起こされたよ!」ピンチヒッターのベアマン、今季3度目の代役でまたも好パフォーマンス
「6時半に小松代表の電話で起こされたよ!」ピンチヒッターのベアマン、今季3度目の代役でまたも好パフォーマンス
motorsport.com 日本版
「わっ、AE86の再来か!」と熱狂するも蓋を開けたら期待はずれ……「アルテッツァ」は何がダメだったのか?
「わっ、AE86の再来か!」と熱狂するも蓋を開けたら期待はずれ……「アルテッツァ」は何がダメだったのか?
WEB CARTOP
トヨタ「最小・最安級SUV」がスゴイ! “全長3.7m”ボディ&「5速MT」もあり! “快音仕様”もあるヤリスより小さい「アイゴX」とは?
トヨタ「最小・最安級SUV」がスゴイ! “全長3.7m”ボディ&「5速MT」もあり! “快音仕様”もあるヤリスより小さい「アイゴX」とは?
くるまのニュース
「ハローキティ」50周年を記念した特別仕様車 ホンダ「スーパーカブ・HELLO KITTY」受注期間限定で発売
「ハローキティ」50周年を記念した特別仕様車 ホンダ「スーパーカブ・HELLO KITTY」受注期間限定で発売
バイクのニュース
ルノー・ジャポン、現行カングー初のMT車「クルール ディーゼルMT」140台限定で抽選販売
ルノー・ジャポン、現行カングー初のMT車「クルール ディーゼルMT」140台限定で抽選販売
日刊自動車新聞
ホンダ『スーパーカブ50』65年の歴史に幕、最終モデルを発表
ホンダ『スーパーカブ50』65年の歴史に幕、最終モデルを発表
レスポンス
EVモーターズ・ジャパンが小型・マイクロ・大型の新型「EVバス」3車種を発表! 細かなニーズに対応して自治体やバス事業者などのEVシフトを後押し
EVモーターズ・ジャパンが小型・マイクロ・大型の新型「EVバス」3車種を発表! 細かなニーズに対応して自治体やバス事業者などのEVシフトを後押し
THE EV TIMES
かわいすぎるでしょ! VOLK RACINGの名作「TE37 SAGA」「CE28N-PLUS」のミニチュアモデルがRAYSから登場!
かわいすぎるでしょ! VOLK RACINGの名作「TE37 SAGA」「CE28N-PLUS」のミニチュアモデルがRAYSから登場!
くるまのニュース
サウナバス「サバス2号」、タングラムスキーサーカスで“蒸車”体験 11月2-24日
サウナバス「サバス2号」、タングラムスキーサーカスで“蒸車”体験 11月2-24日
レスポンス

みんなのコメント

9件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
LFAの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村