ルイス・ハミルトンとメルセデスの協力関係最後の年は、7度の世界チャンピオンに2度表彰台のトップに返り咲く可能性をもたらした。しかし、チームとドライバーにとって物事が計画どおりに進まないたびに、双方のフラストレーションが高まるようになってきている。
先週末のアゼルバイジャンGPではそのことが非常に明白だった。ハミルトンは予選とレースでのペース不足、そしてレース開始前にパワーユニット(PU)を交換するというチームの決定に激怒した。彼は予選で得た7番グリッドから脱落し、51周のレースをピットレーンからスタートせざるを得なくなった。
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チームの側としてトト・ウォルフ代表は、メルセデスは5番手と7番手で予選を通過したが、またしてもラッセルがハミルトンより速く、両ドライバーにとって厳しいレースになることを予想していたと認めた。それがバクーでグリッドペナルティを受ける決定を下した理由であり、基本的にその根拠は、ハミルトンが日曜日に好成績を収める可能性が限られていたことにあった。
ハミルトンは通常、調子の悪い週末の終わりには物静かで言葉少なな傾向があるが、いつもより怒りっぽい様子で「本当に腹立たしい、かなり腹立たしいことだ」と語気を強めて言った。予選後と同じように、7度の世界チャンピオンは次のように説明した。
「金曜日のマシンは素晴らしかったので、翌日に向けてほんの少しだけ変更を加えたが、コンポーネントのひとつが適切に作られていなかったため土曜日には間違った方向に進んでしまった。しかし、その事実が1日が終わるまで分からなかった」
「そして日曜日に向けて、チームはここがもっとも強力な場所であり、エンジンを交換するのに最適な場所だと言った」
その時点でハミルトンは「厳しい1日になるだろうことは分かっていた」と認めた。「エンジンに加えて、セッティングやサスペンションの変更も行った。基本的には土曜日に間違っていたことを修正しただけだ」
しかし、それは『W15』のバランスを改善するには至らず。最終的に9位でポイントを獲得したハミルトンは無線でレースエンジニアに何度も不満を訴えた後、次のように決勝を振り返った。「おそらくこれまでで最悪のバランスだった。少なくとも最悪のバランスのひとつだ。基本的にフロントエンドが強くてリヤエンドがないようなものだったから、僕のドライビングのやり方ではない」
「フロントからのトラクションを断ち、コーナーごとにフロントをスライドさせなければならなかった。すごく奇妙なドライビング方法だ……」
7番グリッドからスタートするドライバーが、チームがPUを交換することを決定したことに驚き、苛立ちを隠せない様子だったことを受けて、チームのボスであるウォルフは次のように自身の考えを述べた。「バクーではオーバーテイクが非常に難しいため、散々なレースになることは分かっていた。だからこそ、ここでエンジン交換をすることにした。そして実際、そのとおりだった」
さらに彼はこう続けた。「7番手スタートではどうなるかわからないので、選択肢はここで我慢するか、オースティン(2戦後の第19戦アメリカGP)で我慢するかだった。マシンのパフォーマンスの点ではオースティンのほうが我々にとって良いチャンスがあると考えているため、そこでエンジン交換のペナルティを受けて優勝争いのチャンスをすべて失うのではなく、確実にグリッドポジションからスタートできるようにしたかったんだ」
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