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マクラーレン、フェラーリ、マセラティ 現代のスーパーカーがオートモビル・カウンシル2022に

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マクラーレン、フェラーリ、マセラティ 現代のスーパーカーがオートモビル・カウンシル2022に

680psの最新マクラーレンはPHEV

執筆/撮影:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】マクラーレン、フェラーリ、マセラティのブース【じっくり見る】 全53枚

千葉県・幕張メッセで17日 日曜まで開催されている「オートモビル・カウンシル2022」に、エキゾティックカー・ブランドが出展。

ここではマクラーレン、フェラーリ、マセラティのブースを紹介しよう。

マクラーレンは他のスーパースポーツカー・メーカー同様、認定中古車を展示する予定だったが、実際に展示されたのは2台の現行モデルだった。

まず1台は、マクラーレン初の量産ハイブリッドモデル「アルトゥーラ」だ。

585psと585Nmを発生する3.0LのV6ツインターボに、95ps/225Nmを発生するモーターを組み合わせ、システム全体で680ps/720Nmを発生。

最高速度は330km/h、0-100km/h加速は3.0秒と、720Sに遜色ないパフォーマンスを発揮する。

オープンエア 720Sスパイダー

もう1台は、720Sのオープンモデル「720Sスパイダー」。

マクラーレンの現行ラインナップはアルティメット/スーパー/GTというシリーズがあるが、720Sはスーパー・シリーズの中核的なモデルだ。

4.0LのV8ツインターボは車名のとおり720psと770Nmを発生し、最高速度は341km/h、0-100km/h加速は2.9秒というパフォーマンスを誇る。

展示車両はアズテック・ゴールドの車体色が鮮烈で、深いグレー(プラトー)のアルトゥーラと素晴らしいコントラストを成していた。

もちろん両車ともマクラーレン車のアイデンティティである、ディヘドラルドアを採用している。

認定中古車でフェラーリという選択

フェラーリのブースでは、認定中古車とニューモデルを1台ずつ展示。

認定中古車は、「フェラーリ・アプルーブド・プログラム」と呼ばれ、過去14年以内に新車登録がなされたフェラーリを求める人に最高の安全性を提供する。

今回展示された認定中古車は、2019年式の「488チャレンジ・エボ(写真奥)」。

メタリック・ブルーのボディにはイタリア国旗風のカラーリングやゼッケンなども描かれ、そのままサーキットを走るのが似合う出で立ちだ。車両価格は、3580万円(税込)と記されていた。

もう1台はニューモデルで、日本デビューしたばかりの「296 GTBアセットフィオラーノ・パッケージ」だ。

フェラーリとしては久々のV6エンジンに、ターボとモーターを組み合わせたハイブリッド車となっている。

参考出品ながら、車両価格は3710万円(税込・オプション除く)とされていた。

ミドシップの新型マセラティ「MC20」

マセラティのブースで目をひいたのは、同社としては久しぶりのミドシップ・スーパースポーツの「MC20」だ。

最近ではグラントゥーリズモのようなスポーツクーペや、レヴァンテなどSUVのイメージが強くなったマセラティだが、かつてはF1タイトルも奪取したことのある名門スポーツカーメーカーだ。

MC20は、その原点に立ち返るモデルだ。

40年ぶりの純粋な内燃エンジンとなる「ネットゥーノ」V6ツインターボを自社開発し、カーボンモノコックと組み合わせて流麗なスーパースポーツに仕立てられている。

そしてもう1台は、MC20のルーツとも呼ぶべき「ボーラ4.9」。

かつてのスーパーカーブームでは脇役的存在だったが、ジウジアーロがデザインした美しいボディのミドシップ2シーターには秘かなファンが多い。

ボーラの展示車両は、マセラティ・オーナーズクラブの会長である越湖氏が所有するものだ。

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