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原因は『順位表示灯とトランスポンダーの配線』ポルシェ、IMSAインディアナポリスでの違反を説明

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原因は『順位表示灯とトランスポンダーの配線』ポルシェ、IMSAインディアナポリスでの違反を説明

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(PPM)のマネージング・ディレクター、ジョナサン・ディウグイドは、先月インディアナポリス・モータースピードウェイで行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第10戦『バトル・オン・ザ・ブリック』で、同社の6号車ポルシェ963が表彰台から、そしてGTPクラスのチャンピオンシップ争いから外れた原因となった技術違反の程度を明らかにした。

 マシュー・ジャミネとニック・タンディが運転するポルシェは、レースのチェッカーフラッグ直後に発表されたIMSAによる追加の技術検査プロセスの後、ペナルティを受けた2台の車両のうちの1台だった。この6号車は当初3位でフィニッシュしたが、技術違反によりGTPクラスの最後尾へと降格した。40号車アキュラARX-06も同様のペナルティを受けている。

ポルシェとアキュラに技術違反でペナルティ。GTPタイトル争いに重大な影響も/IMSAインディアナポリス

 ディウグイドはIMSAのプロセスを「全面的に支持」しており、車両に問題が発生するとは予想していなかったと述べた。

「そのプロセスに入るとき、グループ内の我々誰も何も心配していなかったし、ナーバスになってもいなかった」と彼は語った。

「最終的に、IMSAはそのプロセスを通じて、ホモロゲーション手順が遵守されていなかったことを発見した」

 ディウグイドは、規定に違反していたとされる配線ハーネス類は、具体的にはリーダーライトパネル(順位表示灯)とトランスポンダーに電力を供給する右側のサイドポッド内部の配線であると説明した。

 パフォーマンスには影響を及ぼさなかったこのコンポーネントは、配線の長さをアップデートするための「手続きの手順」が守られなかったために 、規定に違反していたとディウグイドが述べている。

「PPMの車両ではアップデートされたが、最終的にはカスタマー車両ではアップデートされなかった」と同氏は説明した。

「残念ではあるが、それらのプロセスとルールとレギュレーションは存在するものだ」

 ペナルティが違反に見合っているかどうか尋ねられたディウグイドは、IMSAがルールを順守することに引き続き賛同すると述べた。

「結局のところ、規則にはそのように書かれている」とディウグイド。

「それが公平であるかどうかは関係ない。IMSAは間違いなく適切な精査を行い、彼らが設定した過去の前例に沿ってペナルティを適用したと思う」

「2024年シーズンでも、同じ規則を引用した他のペナルティがいくつかあったと思う。それらのペナルティは一貫しており、明らかにアキュラも同じ規則に違反していた」

「したがって、それが公平あるいは無関係だと思うか否かは別として、IMSAは以前行ったことに沿ってペナルティを適用したように感じている」

 彼はさらにこう付け加えた。

「我々にとっての主な教訓は、これらのホモロゲーションのプロセスと文書が非常に複雑で込み入っているということだ。我々は、300~400ページの情報について話しているのだ」

「残念ながら我々の場合、今回の手順は(規則に記されている)アウトラインどおりに実行されず、今回の追加検査の一環としてそれが明らかになった」

「したがって、IMSAの行動を責めるつもりはない。私はそれを気に入らないかもしれないが、彼らは規定どおりに規則を適用したと思う」

 ディウグイドは、WEC世界耐久選手権に出場する車両を含むすべてのポルシェ963に、6号車に搭載されていたのと同じスタイルの配線が装備される予定で、ドイツのメーカーは現在、ホモロゲーション手続き中だと語った。

「(IMSA最終戦の)ロード・アトランタでは、すべてのポルシェ963に、インディアナポリスで6号車が走ったのとまったく同じ右側の配線が使用される予定だ」と同氏は述べた。

「インディのレースから現在までに、この配線を合法的にするために必要な手続きを完了することになる。ただし、配線に物理的な変更は一切ない。基本的には、書類に記入するだけだ」

 GTPチャンピオンシップを争うトップ2台のポイント差が、ペナルティ前の14ポイントからペナルティ後124ポイントに拡大したことが、ロード・アトランタでのレースに影響を与えるかと尋ねられたディウグイドは、チームのアプローチは変わっていないと述べた。

「正直に言うと、結果がどうであれ、7号車(デイン・キャメロン/フェリペ・ナッセ組)がポイントをリードするはずだった」と彼は述べた。

「彼らがチャンピオンシップ獲得の明確な最有力候補だったと思う。それは、このプログラムの究極の目標である」

「必ずしもアプローチが変わるとは思わない。我々は、1年ずっとやってきたのと同じことをしてレースに臨み、最後には勝利を収めようとしている。我々の仕事をできれば、それは問題にならないはずだ」

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