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【スーパーカー年代記 061】ランボルギーニ ガヤルドは日常使いもできるスーパーカーだった

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【スーパーカー年代記 061】ランボルギーニ ガヤルドは日常使いもできるスーパーカーだった

クルマ好きなら一度は憧れたことがあるだろうスーパーカー。その黎明期から現代までをたどる連載企画。第61回は「ランボルギーニ ガヤルド」だ。

ランボルギーニ ガヤルド(2003-2013年)
1970年代、ランボルギーニではカウンタックがフラッグシップとして君臨していた頃には、「ベイビー・ランボ」と呼ばれるV8エンジンを搭載したウラッコやシルエットといったモデルがラインアップされていた。だが、1989年にジャルパが生産を終了してからは、ベイビー・ランボの系譜は途絶えていた。

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1998年にアウディの傘下となり、経営的に安定したランボルギーニは新たなフラッグシップであるムルシエラゴを2001年に発表し、久しぶりのベイビー・ランボの開発に着手する。ウラッコ、シルエット、そしてジャルパと続いた「日常で使えるスーパーカー」の復活を目指し、2003年に誕生したのが今回紹介するガヤルドだ。ガヤルドという車名はランボルギーニ伝統の闘牛の名前ではなく、18世紀のスペインで闘牛飼育家だったフランシスコ・ガヤルドに由来しているという。

1970年代のベイビー・ランボとガヤルドの決定的な違いは、ミッドシップ搭載されたパワーユニットがV8ではなくアウディ直系のV10エンジンだったこと。バンク角90度のアルミニウム鋳造ブロックを採用し、5Lの排気量からデビュー当初のモデルは500psの最高出力を発生した。トランスミッションは6速MTが標準で、eギアと呼ばれるセミATもオプション設定されていた。駆動方式は、ディアブロやムルシエラゴに通じる4WDを基本としており、センターデフにはビスカスカップリング式LSDを採用していた。

ムルシエラゴの弟分的な、ベイビー・ランボにふさわしいスタイリングのデザインは、ランボルギーニ社のチェントロ・スティーレ(英語で言えばスタイルセンター)と呼ばれるデザインスタジオによるものだが、ベースはジウジアーロのアイディアだったと言われている。ただし、ドアの開閉はフラッグシップ ランボルギーニに採用され続けているシザーズ式ではなく、普通のスイング式となっている。

ガヤルドは毎年のように派生モデルやスペシャルモデルを追加した。オープンモデルのスパイダーやRWDモデル、2008年のマイナーチェンジでは5.2Lに排気量がアップされた。2010年には、サーキット走行にも対応するLP570-4 スーパーレジェーラを発表。アルミとカーボンによるボディは標準モデルより90kg軽量化され、高い走行性能を示した。

ランボルギーニ ガヤルド LP570-4 スーパーレジェーラ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4386×1900×1165mm
●ホイールベース:2560mm
●重量:1340kg
●エンジン種類:90度V10 DOHC
●排気量:5204cc
●最高出力:570ps/8000rpm
●最大トルク:55.1kgm/6500rpm
●燃料タンク容量:90L
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●トランスミッション:6速AMT
●タイヤサイズ:前235/35ZR19、後295/30ZR19
●当時の価格:2913万2000円

[ アルバム : ランボルギーニ ガヤルド はオリジナルサイトでご覧ください ]

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