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新型プラド初のハイブリッドか!? ターボハイブリッド700万円到達の予感

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新型プラド初のハイブリッドか!? ターボハイブリッド700万円到達の予感

 2009年の現行型登場以来、14年が経過するトヨタ ランドクルーザープラド。ベストカーでは次期型プラドのデザイン、パワーユニットなどの情報を入手。大幅にグレードアップしてランクル300に限りなく近づく期待の新型に迫る!!

※本稿は2023年5月のものです
文、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2023年6月26日号

新型プラド初のハイブリッドか!? ターボハイブリッド700万円到達の予感

■14年ぶりのフルモデルチェンジ

ミニランクル300といった雰囲気の次期プラドのエクステリアデザイン。ワイルド系SUVが好きな人ならど真ん中のストライクだろう。サイズも大きくなって歴代最高の迫力を纏う(画像はベストカー編集部作成の予想CG)

 2009年の登場以来、もう14年が経過しているランクルプラド。いまだに人気が落ちないオバケSUVだが、年内のフルモデルチェンジが予定されている。その詳細がわかってきたので紹介したい。

 最初にお伝えしたいのは、なんといってもデザインの情報だ。ベストカースクープ班はある筋から貴重な目撃情報を入手。それをもとに作ったのがここに掲載しているCGだが、どうだろう。「ランクル300のちょっと小型版」という印象を受けた読者もいるだろう。担当はそうだ。

 実際、ボディサイズも拡大されて、ランクル300にかなり近づく。具体的には全長4900mm、全幅1920mm、全高1900mm、ホイールベース2850mmという情報で、現行型に対し全長+75mm、全幅+35mm、全高+50mm、ホイールベース+60mm。

 ランクル300は全長4985×全幅1980×全高1925mmだからそれよりは小柄なものの、車格はかなり接近することになる。

 外観のデザインそのものもランクル300のイメージに似たものとなる。押し出しの強いフロントマスクと、無骨なまでに角張ったフォルムは、SUVではなく昔懐かしい「クロカン四駆」そのもの。このワイルドな雰囲気を好むファンにはたまらないデザインとなる。

 もちろん、見た目だけでなく中身も本格的だ。ランクル300と同じフレーム構造のTNGA-Fプラットフォームを新たに採用し、堅牢でありながら洗練された乗り味を実現。

 悪路走破性の能力に直結する最低地上高、アプローチアングル(フロント)、デパーチャーアングル(リア)、ランプブレークオーバーアングル(センター)はすべて世界最高レベルとなり、最低地上高は現行型の220mmからランクル300と同等の225mmに引き上げられる可能性が高い。

■ターボハイブリッドで新境地を拓く!

ランクル300と同じ頑丈なフレーム構造のTNGA-Fプラットフォームを採用。走りを一新する(画像はベストカー編集部作成の予想CG)

 パワーユニットも確定的な情報を入手している。現行型に搭載されている2TR-FE型直4、2.7Lガソリンエンジンをベーシックな仕様に設定し、1GD-FTV型直4、2.8Lディーゼルターボも継続採用する。もちろん、両ユニットともに徹底的な改良を施し、全域でのレベルアップを果たす。

 注目は新開発のT24A-FTS型直4、2.4Lガソリンターボの新採用で、その純ガソリンターボ(279ps/43.8kgm)とハイブリッド(システム出力371ps)の2種類を設定する。

 ハイブリッドはクラウンクロスオーバーRSやレクサスRX500hに搭載されている「デュアルブーストハイブリッド」で、後輪をモーターで駆動するフルタイム4WDとなる。

 ランクル300はV6、3.5Lのガソリンターボと3.3Lのディーゼルターボの組み合わせで、ハイブリッドはなし。つまり、次期プラドが歴代ランドクルーザー初のハイブリッド設定車になるということ。新時代のランクルにふさわしいラインナップとなるわけだ。

 トランスミッションは現行型の6速ATの改良型を継続採用するという説が有力。ランクル300は新開発の10速ATだからそこでは差がつくことになるが、ATにも新たな技術が投入される可能性は高く、信頼性の高さもあって不満を感じることはないだろう。もちろん、駆動方式は全車フルタイム4WDとなる。

■大人気必至で抽選販売の予想

角張ったデザインはランクルの伝統。ホイールベースはランクル300と同じ2850mmまで伸ばされるという情報だ(画像はベストカー編集部作成の予想CG)

 正式デビューは今年の夏頃と言われていたが、10~11月頃が有力というのが最新情報だ。世界中で需要が旺盛なランクル300は受注がストップしており、次期プラドも激しい争奪戦になることが予想される。

 その販売方法は今まさに各販売店で検討中と思われるが、希少なフレーム構造のクルマということもあって大量生産は難しい。発売直後はやはり抽選になることが避けられず、「いつでも買える」という状態にはなりそうにない。

 現行型はベーシックグレードで約370万円からという意外と安い価格設定だが、次期モデルは新装備の採用やサイズアップされることもあって、400万円台後半からのスタートとなりそう。

 ターボハイブリッドは700万円程度と、価格レンジはかなり広い設定となりそうだ。なお、伝統の3列シート車も用意されることになる。

 期待が膨らむいっぽうの次期ランクルプラド。気になっているなら、迷っているヒマはなさそうだ。

●NEWランクルプラド予想スペック
全長×全幅×全高:4900×1920×1900mm
ホイールベース:2850mm
車両重量:2200kg
パワーユニット:直4、2.4Lターボハイブリッド
システム出力:371ps
トランスミッション:6速AT
駆動方式:4WD
WLTCモード燃費:14.0km/L
予想価格:700万円
発売時期:2023年10~11月

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