VR46から5年ぶりにMotoGPに参戦したアンドレア・イアンノーネは、ブランクのある中でもスピードを発揮できたことに満足しているようだ。
イアンノーネは2019年にドーピング疑惑から競技シーンを追放されてしまったが、2024年にその処分が解けスーパーバイク世界選手権(WSBK)でバイクレースに復帰した。
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今回MotoGPへの復帰が叶ったのはファビオ・ディ・ジャンアントニオが負傷欠場したことによることが大きいが、マレーシアGPでイアンノーネはブランクを感じさせない走りを見せた。
17位で終えたイアンノーネは、レース後に「本当に疲れた」と口にし、2019年までのMotoGPとは肉体的な負荷が段違いだと改めてその実感を語った。
「5周目にはブレーキも握れないような感じで、レースはサバイバル試験だった」と彼は言う。
「速いラップを刻んだりプッシュしたり、遅いラップになったりで最後までやったけど、目標は完走することだったんだ。それに最終的にはほぼ同じバイクでバウティスタ(アルバロ・バウティスタ/2023年マレーシアGPワイルドカード参戦)よりも15秒速かったと思う」
「僕は彼と比べるべきであって、バニャイヤ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)と比べるべきじゃないんだ。彼はテストもしているけど、僕は(WSBKの)ヘレス戦が終わってすぐに荷物をまとめてここに来たんだ」
「とても満足しているし、かなり楽しめた。自分がまだ速いということを確認できて嬉しいよ。データを見た人は皆分かってくれていることだ。アホなことはしないでレースを完走することが必要だったけど、スピードはかなり良いものがあった」
イアンノーネは5年ぶりのMotoGPマシンに乗った所感として、フィジカル面以外にも、ブレーキング時の挙動に変化があると語っている。
「今のMotoGPは体力的にすごく厳しい。そして難しいのは、他のライダーの後方にいるときのブレーキングだ。単独で走っている時はとんでもなく速く走ることができるけど、他のライダーの後ろではどうやって走るべきかを、もっと良く理解する必要がある。でも技術的な進歩、そしてこのバイクでできることは信じられないほどだ」
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