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初代“Z”をイメージ! 日産が次期「フェアレディZ」のプロトタイプを公開

掲載 更新 8
初代“Z”をイメージ! 日産が次期「フェアレディZ」のプロトタイプを公開

V6ツインターボエンジンと6速MTを搭載

9月16日、日産自動車は次期型「フェアレディZ」のプロトタイプをオンラインで発表した。

カラーバリエを変更。「日産スカイライン」がアップグレード

「フェアレディZプロトタイプ」は、50年の歴史を持つフェアレディZの伝統と、現代的な雰囲気を組み合わせた新しいスポーツカー。同社の内田誠社長兼CEOは発表会の場で次のように述べている。
「ピュアスポーツカーのZは、日産のスピリットそのものです。そして今取り組んでいる事業構造改革ニッサンネクストの、とても重要なモデルでもあります。ニッサンネクストは、AからZ、つまり他がやらぬことをやる、私たちの姿勢を表しています。Zのファンである私が、今日、このフェアレディZプロトタイプを発表できることを誇りに思います」

公開されたプロトタイプのボディサイズは、全長4382×全幅1850×全高1310mm。エクステリアデザインは、日本のデザインチームによって描かれ、開発された。初代S30型のシルエットやフロント&リヤのアイコニックなモチーフを引き継いだ魅力的なデザインが特徴だ。また、歴代Zの持つ黄色をソリッドパールの光と影のコントラストにより世界に類を見ない鮮やかでメリハリのある黄色いボディカラーも開発された。さらにブラックルーフとの組み合わせにより、モダンで未来的なカラーコンビネーションを実現している。




フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせるもの。四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承しており、内側の楕円形のフィンはリヤコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティさとエレガントさを兼ね備えたデザインが表現されている。

サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドと、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリヤのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットを表現。

リヤは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上げられている。そのテールランプはレイヤー形状に光り輝く美しくもハイテックで、先進的な光の演出が特徴的だ。




カーボンで成型されたサイドシルやリヤバンパー、そしてフロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じさせ、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーによって存在感を高めている。ちなみにプロトタイプのタイヤサイズはフロントが255/40R19、リヤが285/35R19と発表された。

このプロトタイプのデザインについて、同社でグローバルデザイン担当するアルフォンソ・アルバイザ専務執行役員は次のようにコメントしている。

「レトロモダンなテーマと、フューチャリズムを組み合わせることは我々にとっての挑戦でした。デザイナーたちは、歴代のモデルを振り返り、数えきれないほどのスケッチを描き、多くの議論を重ね、この『フェアレディZプロトタイプ』にたどり着きました。LEDヘッドライトにあるふたつの半円のデザインは、1970年代に販売された240ZGをイメージしています。240ZGはヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していました。我々はそのユニークな特徴と、そのZらしさを大事にし『フェアレディZ プロトタイプ』に反映しました」

コックピットは、オーセンティックさと最新の技術を融合したデザインを採用。インテリアデザインは、プロのレーシングドライバーとともに理想的なメーターデザインや室内空間の在り方を検討したとのことで、それを最も特徴づける部分は、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイ。エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストする。またクルマの状態を示す他の計器類も、ひと目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされている。

新たにデザインされたZ専用のステアリングホイールは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とされ、操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によって、スポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインとなっている。

インスツルメントパネルの各所には、ボディカラーに合わせた黄色いステッチが施され、また、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様があしらわれ、エモーショナルで立体感のあるスポーティなインテリアを創出している。




パワートレインは、V6ツインターボエンジンと6速MTの組み合わせ。このプロトタイプを担当した田村宏志チーフプロダクトスペシャリストは、「Zはいつの時代もスポーツカーを操る楽しさを提供する“ダイナミックパフォーマー”です。お客さまがクルマとの一体感を感じながら、その高い性能を楽しむことができる。これはどの世代のZにも共通するものであり、我々の情熱と挑戦の証なのです」とコメント。このパワートレインは現在、市販モデルの発売に向けて性能と扱いやすさの開発が進められている。













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みんなのコメント

8件
  • すごすば超絶かっけー!!
  • 惜しむらくは来年中に市販されるか微妙なところ。
    マッチョなデザインばかりで、暫く魅力あるデザインのスポーツカーが
    無かったから価格もス-プラより1割ほど安くなれば売れるだろうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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