トヨペット・コロナ（昭和35年/1960年・T20型）【昭和の名車 完全版ダイジェスト006】

この連載では、昭和30年～55年（1955年～1980年）までに発売され、名車と呼ばれるクルマたちを詳細に紹介しよう。その第6回目は、新型エンジンとスマートなスタイリングで人気となった「T20型トヨペット・コロナ」だ。（現在販売中のMOOK「昭和の名車・完全版Volume.1」より）

OHVエンジンと欧州風スタイルで人気に
マイカーなど夢のまた夢だった昭和30年代前半、自動車の販売はタクシー業界に支えられていた。そんな中、トヨタは1.5Lクラスをクラウンで押さえたが、1.0Lクラスを担う初代コロナ（T10型）はダットサン（日産）210型に大きく遅れをとる。

Comments

2代目クラウン（1963年式）オーナーですが、このコロナがあって花開いた面があります。問題になったリヤサスペンションは改良後RS41（デラックス）に採用され成功し好評を得ました。1964年式ともなるとこれまでダイナモだったのがクラウンと同じオルタネーターに変更されました。
　ホーンリングとウインカー兼用はこのモデルがトヨタ初で、その後最終型初代クラウンと2代目クラウン/マスターラインにも採用されています。。
　販売合戦ではブルーバードには敵わなかったが、クラウンでこのコロナに使われた技術が生かされ、巻き返しは果たしております。

植木等の愛用車。