■スズキのグローバルブランド「バーグマン」 プレミアムな国内向け400ccモデル
日本では“ビッグスクーター”と呼ばれている排気量125cc以上のスクーターは、1990年代後半には若者を中心に大流行しました。近年ではスタイリングや利便性が評価されてヨーロッパを中心に人気を集め、“マキシスクーター”というカテゴリーで呼ばれています。
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1998年にスズキ初のビッグスクーターとして誕生したのが「スカイウェイブ400」です。海外ではグローバルブランドである「BURGMAN(バーグマン)」の名で展開され、現在は日本でも同じブランドとして200ccと400ccモデルの2機種がラインナップしています。
ちなみに「バーグマン200」と同じ名前なので兄弟モデルのようですが、「スカイウェイブ400」の全面改良モデルとしてエンジン、シャシーをはじめ、装備もハイグレードなのだとか。使い勝手や乗り心地をチェックしてみました!
■モダンシックなスタイルとスポーティさが際立つ
まずはルックスをチェック! スカイウェイブ時代のロー&ロングな迫力とイカつさは抑えられ、スポーティでモダンシックな雰囲気。左右独立した2眼LEDヘッドライトでシュッとしたハンサムな顔つきです。
ボディサイズは全長2235×全幅765×全高1350mmで、軸間距離は1580mm、シート高は755mmとなっています。先代のスカイウェイブ400よりも若干全長とホイールベースが短くなり、シート高は高くなっています。
足つきは身長158cmの筆者(守田二草)で両足のつま先が接地し、かかとが少し浮くくらい。シート高は高めですが、足を地面におろしやすいようフロアボードがカットされ、シートの先端が細く絞り込んであるので安心感があります。
ハンドルはほどよくアップしていて、リラックスしつつも運動性の高いライディングポジション。シートはバックレスト付きで15mmと30mmの2段階に調節可能です。車両重量は215kgありますが、女性ひとりでも取り回ししやすく不安なく扱えちゃいます!
注目ポイントは収納力の高さ。シート下のトランクは容量42リットルで、ヘルメットはフルフェイス1個とオープンフェイス1個が収容可能とのことで(大きさや形状によっては収納できない場合もあります)、収納へのコダワリを感じます。
また、フロントボックスは左側に容量2.8リットル、右側に3.5リットルでDC12V用アクセサリーソケット付き収納スペースを装備しています。スマートフォンを充電しながら移動できちゃうのです。収納の多さはかなりウレシイところです。
■街中では軽快に、クルージングでは安定した快適さを発揮
まずはイグニッションキーをオン。その左横には後輪ブレーキのロックと解除ができるブレーキロックレバーを装備しています。レバーにはクロームメッキが施されていて、まるで高級車みたいです。
ハンドル右手のセルスイッチを押すと簡単にエンジンが始動します。始動音もエンジン音もとても静か。排気量399ccの水冷4ストロークDOHC単気筒エンジンは心地よい鼓動感とやさしいアイドリングを奏ではじめます。
アクセルを開けて発進すると、トルクフルでスムーズ、モリモリと力強く加速していく感じです。スポーティなライディングポジションと操作性の良さが相まってスイスイと走れちゃいます。道路が混雑していても片足をパッと地面につけるので、市街地走行もラクチンです。
ちなみに低い重心と小径ホイールのビッグスクーターは、小まわりは効くけれど直進安定性がイマイチなことがあるのですが、400ccモデルでは前15インチ、後13インチという大きめのホイールをセットしているので、走行安定性は優れています。高速道路やタンデム走行でも安定感があって快適! 長距離走行での疲労軽減につながるのは重要なポイントです。
ブレーキシステムも充実していて、フロントは直径260mmの大径ダブルディスク、リアは直径210mmのシングルディスクを装備しています。前後に搭載されたアンチロックブレーキシステム(ABS) は、ホイールロックからのスリップダウンを回避するようにサポートしてくれます。飛び出し坊やの多い街中の走行で威力を発揮してくれそうです。
「バーグマン400」はモダンでスポーティなデザインに高級な質感で、楽しい趣味性も併せ持つ大人のラグジュアリースクーターという感じ。女性でも扱いやすく、荷物もたくさん持ってくれる紳士的なところもポイントです。
気になるお値段は81万4000円(消費税10%込)です。日常の足としてもはもちろん、高速道路でもタンデムでもパワフルかつ快適に走れるのが魅力です!
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みんなのコメント
積載性は高くして。
あと、軽量。