アバルトの “すべて” が分かるイベント
マニアックな存在であるアバルトの魅力を広く知ってもらおうと、FCAジャパンがお台場でアバルト・デイ2017を開催した。
これまでアバルトオーナー向けとして、安全にパフォーマンスを楽しんでもらうための「アバルト・ドライビング・アカデミー」をサーキットで開催してきたが、初となるファミリー向けのイベントがアクセスの良いお台場で開かれた。
とはいえ、そこはアバルトだけに、自身のアバルトでアタックするオートテストや、プロドライバーがドライブするアバルトの同乗試乗など、熱い走りを身上とする心は忘れていない。
闘うアバルトも走行
特設のジムカーナ・コースでは、ジムカーナ同乗試乗が行われた。プロドライバーがドライブする124スパイダーと595コンペティツィオーネのパッセンジャーシートからパフォーマンスを感じることができるプログラムだ。
今回は今年の全日本ジムカーナ戦で圧倒的な強さでシリーズ優勝を獲得した山野哲也選手が愛機EXEDY 124 スパイダーを持ち込み、9月のローマ・ラリーで見事クラス優勝を勝ち取り、アバルト・ドライビング・アカデミーでメイン・インストラクターも務める眞貝知志選手はアバルト500R3Tとともに参加。
いずれも実戦を闘ってきたコンペティション・アバルトだけに、その走りは超刺激的。ギャラリーは過激な走りに打ちのめされ、抽選で選ばれた幸運な方が助手席からプロフェッショナルの技を堪能した。
クラシケ・モデルがお出迎え
入り口横にはアバルトの歴史を作ってきたクラシケモデルによる「アバルトミュージアム」が来場者を出迎えた。今回は全盛期のアバルトを象徴する
1957年フィアット・アバルト750GTザガート・ダブルバブル
1959年フィアット・アバルト・レコルトモンツァ
1962年フィアット・アバルト1000ビアルベーロ・ロングノーズ
1970年フィアット・アバルト1000TCR
1967年フィアット・アバルトOT850
の5台が展示された。
このほかオーナーズミーティングと題し、各地からアバルトオーナーが愛車とともに参加。オーナーズミーティング会場は様々なアバルトで埋め尽くされた。
家族連れも楽しめるメニューを用意
家族とともに楽しめるアトラクションも豊富で、アバルト・アップル・チャレンジではポージングして写真が撮れるディスプレイが設けられ、来場者にはリンゴをプレゼント。ほかにもアバルト・スロットカー・タイムチャレンジ、アバルト・ペーパークラフト・チャレンジを用意。さらにはピレリ・タイヤのブースではパフォーマンス・タイヤやF1用タイヤを披露し、ダイソン・ブースでは車内で使えるクリーナーの強力さをアピール。
MAKE YOUR SCORPION体験ブースでは、アバルト595のカスタマイズが楽しめるコンフィギュレーターが用意され、来場者は思い思いに楽しんでいた。その隣ではアバルト・オフィシャル・グッズの販売も行われ、こちらも人気を集めていた。
激辛パスタ・チャレンジを開催
特設ステージでは、山野哲也選手と眞貝知志選手が優勝したことを記念してFCAジャパンから表彰され、続いて両氏による凱旋トークショーが行われ、興味深い話が披露された。
ステージで最も人気を集めたのが激辛パスタチャレンジ選手権だ。今回はフード・ファイターのジャイアント白田さんともえのあずきさんを招いて盛大に行われた。提供される激辛パスタは、小粒でもピリリと辛いアバルトにちなみ、西麻布の本格イタリアン、西麻布 DAL-MATTOがカラブリア産トウガラシをたっぷり入れて作ったもので、初回は3辛、2回目は5辛、決勝は10辛というハードさで競われた。
こうしてアバルトのすべてを知ることができる様々なプログラムが用意され、アバルト・オーナーはもちろん、多くのクルマ好きが来場し、サソリの魅力のすべてを感じ取れたに違いない。
全33枚 「アバルト・デイ2017」詳細レポ
今年全日本ジムカーナでシリーズ優勝を獲得した山野哲也選手が愛機EXEDY 124 スパイダーで登場。
チャンピオンがドライブするEXEDY 124 スパイダーは、幸運な同乗者を乗せて華麗な走りを見せた。
通常のプロドライバー同乗試乗にはアバルト124スパイダーとアバルト595コンペティツィオーネが使われた。
9月のローマ・ラリーでクラス優勝を勝ち取り、全日本ラリーを闘う眞貝知志選手はアバルト500R3Tとともに参加。
アバルト500R3Tでの同乗試乗も行われ、本物のラリーマシンならではの豪快かつ鋭い走りは注目を集めた。
mCrtと圭ラリー・プロジェクトがジョイントで全日本ラリーを闘うアバルト500ラリーR3Tも同乗試乗に登場。
アバルトミュージアム/1957年フィアット・アバルト750GTザガート・ダブルバブル。
アバルトミュージアム/1959年フィアット・アバルト・レコルトモンツァ・ザガート。
アバルトミュージアム/1962年フィアット・アバルト1000ビアルベーロ・ロングノーズ。
アバルトミュージアム/1967年フィアット・アバルトOT850ベルリーナ。
アバルトミュージアム/1970年フィアット・アバルト1000ベルリーナ・コルサ(TCR)。
会場に入るとアバルトミュージアムが設けられ、歴代の時代を代表する魅力的なモデルが来場者を出迎えた。
お台場の青海NOP区画は、1日限りのアバルトのテーマパークといえる特別な空間に変貌した。
カルロ・アバルトがリンゴでダイエットしたことにちなみ、「アバルト・アップル・チャレンジ」が設けられた。
イラストレーターでモデラーの溝呂木 陽さんと一緒に作る、アバルト・ペーパークラフト・チャレンジも開催。
テント内ではアバルト・スロットカー・タイムチャレンジを実施。モデルカーでも熱い心は忘れない
いつもはディーラーに行かないと手に入らないアバルト・オフィシャルグッズが一堂に展示販売された。
コンフィギュレーターを用意し、大画面のモニターでアバルト595のカスタマイズを体験できるコーナーを用意。
ダイソンのブースではパワフルなクリーナーの体験コーナーが用意された。車内の清掃にもぴったりだ。
イタリア生まれのアバルトのイベントだけに、ケータリングはもちろんイタリアン。様々なショップが並んだ。
アバルトの足を支えるピレリも参加した。F1用のタイヤも参考展示され、来場者の注目を集めていた。
恒例のオートテストも行われ、会場には専用のコースが設けられて、愛車の性能と自身の運転スキルを試した。
オートテストの上位入賞者とブービーの方には、アバルト・オリジナルグッズがプレゼントされた。
最新のアバルトとフィアットの試乗ができるテストドライブには、一日中順番待ちの列が続いた。
ステージで山野選手と眞貝選手への表彰式が行われ、FCAジャパンのティツィアーナさんから表彰状が渡された。
激辛パスタ・チャレンジ選手権にはフードファイターのジャイアント白田さんと、もえのあずきさんが参戦。
刺激的な走りのアバルトにちなんだ激辛パスタは、1回戦は3辛、2回戦は5辛と勝ち進むにつれハードに。
オーナーズミーティング会場を見て回るとマニアックなモディファイが施されたアバルト500を発見。
今では少数派になってしまったアバルト・プント系だが、オーナーズミーティング会場では多数見ることができた。
アウトビアンキA112アバルトの希少な初期型は、他のアバルトオーナーの熱い視線を集めていた。
もはや伝説のモデルとなったアバルト695トリブート・フェラーリは、各色が数多く姿を見せた。
マセラティとのコラボ・モデルである695トリブート・マセラティも、数台がお台場にやってきた。
アバルト・ロードカー最強モデルであるビポストは、凄みのあるマット・ガンメタで存在感を放っていた。
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