メルセデス・ベンツ シタンは、欧州で展開されているメルセデスの商用/乗用車。日本のハイエースのように商用ユースをメインとしつつ乗用車版も展開され、実用性の高さに定評がある。この度その最新モデルが発表された。
現行シタンは、メルセデスとルノー日産アライアンスとの提携から生まれ、プラットフォームはルノー カングーのものをベースとする。それゆえどこかベース車の面影を感じさせるが、いわゆるバッジエンジニアリングではなく、フロントマスクを中心にメルセデス専用のデザインが与えられている。
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かつて日本でも「メルセデス・ベンツ バネオ」というモデルが存在していた。Vクラスのスモール版という位置付けでAクラスをベースに開発され、2003年から展開された。2005年には早くも生産が終了し短命で終わったが、メルセデスのカジュアルなバンというイメージは、一定の層から評価を得ていた。高品質でコンパクトなスライドドアのメルセデスは、今だったらもっと人気を博したかもしれない。
最新のシタンも見どころがあり、日本でも一定の人気を得そうな要素を持っている。第一に車体がコンパクトで、トヨタ シエンタやスズキ ソリオのように、両側にスライドドアを備えていること。「ハイ! メルセデス」で立ち上がる話題の音声認識インフォテインメントシステム「MBUX」の装着も可能。乗用車仕様は足回りも専用にチューニングされており、乗り心地も期待できそうだ。
なお欧州でもアウトドアやキャンプ需要はさらに高まっており、小型タイプのキャンパー仕様の人気が高まっているようだ。そのような背景もあり、今回発表された最新のシタンでは「VanEssa」モジュールと呼ばれるキットを装着。13リットルの容量を持つウォータータンクや31リットルの冷蔵庫付きのキッチンセットやベッドを備えたキャンパーキットを提案。デイキャンプや1泊2日程度のキャンプには十分対応でき、数分で脱着可能な点も魅力だ。
キャンプブームに沸く日本でも間違いなく人気が出そうなシタン・キャンパー仕様。かつてのバネオは人気が今ひとつだったが、これなら日本でもヒットしそうな予感だ。
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