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フィアットが商用車「DUCATO」をキャンピングカーのベース車両として発売

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フィアットが商用車「DUCATO」をキャンピングカーのベース車両として発売

Stellantisジャパンは、FIAT PROFESSIONAL(フィアット プロフェッショナル)のベストセラー商用車であるDUCATO(デュカト)の2022年モデル(Series 8)を発売した。

今回、日本市場に初導入されるDUCATOは、2020年に誕生40周年を迎えた長い歴史をもつ小型商用車。2020年と2021年にはヨーロッパにおいてベストセラーモデルとなり、欧州商用車市場で7割のシェアを獲得している。日本市場においては、活況を呈するキャンピングカー市場を見据え、キャンピングカーのベース車両として正式導入する。

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エクステリア~魅力的でイタリアならではのスタイリングを提供

フィアットのデザインチームは、他社とは一線を画す魅力的でイタリアならではのスタイリングを提供する。大型のフロントグリルには、イタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的なフィアットのエンブレムが装着されている。

さらにLEDテクノロジーを採用したヘッドライトおよびデイタイムランニングライトを装備し、DUCATOならではのライト・シグネチャーを表現。バンパー下部の左右には、コーナリング機能付きフロントフォグランプを備えている。

ボディ骨格には、日本における商用車セグメントでは他に類を見ない、伝統の「オールフォワード」アーキテクチャーを採用している。また前輪駆動の利点を活かした広い荷室空間と多様なアレンジにより、優れた快適性と積載性を実現している。

インテリア~実用的であると同時に安全で快適な空間を実現

インテリアは実用的であると同時に、安全で快適な空間であることを念頭にデザインされている。電動パーキングブレーキや、機能的で省スペースなドアパネルの採用により、広いキャビンスペースを実現。操作スイッチ類を集約した革巻きのステアリングホイール、メーター類は7インチフルカラーTFTディスプレイとするなど、乗用車と遜色のない運転感覚を味わうことができる。また、デジタル処理したリヤビュー画像を表示するデジタル・ルームミラーを採用し、後方視界を確保する。

さらにセンターコンソール中央には、10インチ・タッチスクリーンを備えたUconnectインターフェイスを装備している。ナビゲーションシステムをはじめ、Apple CarPlay/Android Autoも使用可能。また、スマートフォン用ワイヤレスチャージャー、3つのUSBポート(Type-A×1, Type-C×2)、さらに3つのカップホルダーを装備している。加えて、キーレスエントリー&ゴー機能により、キャビンおよび荷室ドアのロック/ロック解除やエンジンの始動はキーなしで行うことができる。

運転席および助手席には、キャプテンシートを採用している。一体型ヘッドレスト、幅広のバックレスト、サポートの優れたダブル・アームレストを備え、快適性を高めている。また運転席、助手席ともに180度回転させることができるため、キャンピングカーユースの際には、車両前方のスペースも効率的に利用が可能となっている。

パワートレイン~最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生

日本に導入される2022年モデルのDUCATOは、最高出力180hp、最大トルク450Nmを発生する第3世代の2.2リッター MultiJet 3ディーゼルエンジンを搭載している。

加えて、高効率かつ耐久・信頼性に優れたこのエンジンには、スムーズな作動を特長とする最新の9速オートマチック・トランスミッションが組み合わされる。

乗用車セグメントに準じた安全装備およびドライバーアシスタンス

新型DUCATOは商用車カテゴリーでありながら、乗用車セグメントに準じたパッシブ&アクティブセーフティ機能を備えている。スピード・リミッター、予期せぬ障害物に遭遇した場合のブレーキ制御(フォワードコリジョンウォーニングおよび歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ)、ドライバーの意図しない走行レーンからの逸脱を防ぐ、レーンキーピングアシスト、トラフィックサインレコグニションなどを装備。

またエレクトロニック スタビリティ コントロール(ESC)は、車両安定性のための最先端の電子システムとなる。車両の走行状態(方向と車輪の動き)を常に監視し、必要に応じて片輪にブレーキをかけたり、エンジン出力を低下させるなど、より安全性を高める。

さらにトラクションプラスは泥、砂、雪などの走行をサポートするインテリジェント電子制御式ディファレンシャルロックとなる。スリップしたホイールから最もグリップしているホイールにトルクを伝達し、トラクションを回復させる。

日本に導入されるモデルバリエーション

2022年モデルのDUCATOとして日本に導入されるのは、下記3種類のサイズとなる。
•L2H2:全長5,410mm、全幅2,050mm、全高2,525mm、ホイールベース3,450mm
•L3H2:全長5,995mm、全幅2,050mm、全高2,525mm、ホイールベース4,035mm
•L3H3:全長5,995mm、全幅2,050mm、全高2,765mm、ホイールベース4,035mm

標準と、そのロングホイールベースモデル、ロングホイールベースに加えて、さらにハイルーフ仕様となる3バリエーション。L2H2およびL3H2の室内高は1,970mm、L3H3の室内高は2,210mmとなる。

最大積載重量は、L2H2が1,300kg、L3H2が1,250kg、L3H3が1,200kg。広い開口部を備えたスライディング・サイドドアと横開きのリヤドアにより、荷物の積み下ろしを容易に行うことができる。

ボディカラーは、標準ソリッドカラー(デュカト ホワイト)に加え、2種類のスペシャルソリッドカラー(エクスペディション グレー、ランサローテ グレー)3種類のメタリックカラー(メタリック ブラック、アイアン グレー、アーテンス グレー)から選択することができる。

【メーカー希望小売価格】

•L2H2 5,125,000円(税込)
•L3H2 5,300,000円(税込)
•L3H3 5,475,000円(税込)

関連情報:https://www.fiat-auto.co.jp/professional/ducato/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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