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今後5年以内にボルボ車の3分の1が完全自動運転車に!ボルボとUberが共同開発する自動運転カーの野望

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今後5年以内にボルボ車の3分の1が完全自動運転車に!ボルボとUberが共同開発する自動運転カーの野望

ボルボ・カーズと配車サービスのリーディングカンパニーであるUberは、戦略的な提携の次のステップとして、共同開発による自動運転のための生産車を発表した。

Uberとボルボ・カーズは、2016年に共同技術開発の契約を締結し、自動運転車の自社開発を加速させるためいくつもの試作車を開発。今回発表したSUVのボルボXC90は、Uberの自動運転システムを組み込んで完全な自動運転を可能にする、初の生産車となる。

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ベース車両であるXC90には、Uberが開発した自動運転システムを容易に導入できるようにするための重要な安全機能が装備されており、将来的にはUberネットワークで自動運転車による自動配車サービスを提供できるようになるという。

ボルボ・カーズによる自動運転のための生産車の最も重要な特徴として、ステアリングおよびブレーキ機能における複数のバックアップ・システムとバッテリーのバックアップ電力がある。

例えばいずれかの基本システムが何らかの理由で機能しなかった場合、即座にバックアップ・システムが起動して車両を停止させるように設計されている。

ボルボが組み込んだバックアップ・システムに加えて、車両に搭載される一連のセンサーは、Uberの自動運転システムが都市部の環境で安全に走行できるよう設計。

ボルボの車両プラットフォームにUberの自動運転システムを組み合わせると、いずれはミッション・スペシャリスト(特別な訓練を受けたUberのスタッフ)による操作や監督が必要なくなり、自動運転に適した地域で安全かつ信頼性の高い自動運転車の配車サービスが実現可能になる。

今回発表した自動運転のための生産車は、2016年にボルボ・カーズとUberとの間で結ばれた、今後数年以内に数万台規模の自動運転対応のベース車両を供給するための商業協定の一部。

「自動運転技術によって、ボルボの基本である安全性をさらに向上させることができると信じています。」ボルボ・カーズ代表取締役社長兼CEOのホーカン・サムエルソン氏はこのように述べ、さらに「今後5年以内には、ボルボが販売する全ての車のうち三分の一を完全自動運転車になると予想しています。Uberとの契約は、配車サービスで世界をリードする企業に対する最適なサプライヤーになる、というボルボの意欲的な姿勢を示しています。」と続けた。

Uber Advanced Technologies GroupのCEOであるエリック・メイホーファー氏は、次のようにコメントしている。

「ボルボのような企業との緊密な協力関係は、安全で拡張性のある自動運転車を効果的に製造するための重要な要素です。ボルボは長い間、安全性へのコミットメントで知られており、今回の発表は最新型の自動運転に対応可能なベース車両の量産化の準備が整ったことを示す第一歩となります。この車は、Uberの自動運転技術を組み合わせることで、今後のUberの自動運転に関する商品ラインナップの重要な要素になります。」

ボルボ・カーズは2020年代の早い時期に自動運転車を導入するため、同様の自動運転ベースの車両コンセプトを使用し、これらの技術はSPA2車両アーキテクチャーをベースにした次世代モデルに導入される予定。

その場合、高速道路や環状道路などの明確に限定された地域において、監督者を必要としない自動運転が可能になるよう設計される。

関連情報:https://www.volvocars.com/jp

構成/編集部

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