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次期「エクストレイル」は日産の救世主か!? ライバルRAV4とこれまでの販売面での違いは?

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次期「エクストレイル」は日産の救世主か!? ライバルRAV4とこれまでの販売面での違いは?

■新型ローグは日産の米国市場でのけん引役で居続けることができるか!?

 日産は、2020年6月15日に新型「ローグ」をアメリカで初公開しました。ローグは、日本市場で日産の主力車種となるSUV「エクストレイル」の兄弟車という立ち位置です。新型ローグの販売開始は、現地では2020年秋に予定されています。

【画像集】次期「エクストレイル」となるか! 新型日産「ローグ」を画像で見る(20枚)

 一方、ローグ/エクストレイルと同じく日本およびアメリカで人気のSUVとして、トヨタ「RAV4」が存在します。これらの車種の売れ行きは、これまでどのように推移してきたのでしょうか。

 日本市場で販売されるエクストレイルは、2020年6月現在販売されているモデルで3代目となり、今回発表された新型ローグが新型エクストレイルとして日本市場に導入されれば、4代目モデルへと刷新されることになります。

 初代エクストレイルが発売された2000年当時、ローグというモデルはそもそも存在していなかったものの、その後2007年にエクストレイルとは別のSUVとして初代ローグがアメリカで発売。

 3代目エクストレイルと2代目ローグが発売された2013年冬に、両車はベースが同一となり、兄弟車になりました。

 一方、現行の5代目RAV4(日本で未発売の期間があったため、日米でモデル数が異なる)は、アメリカでは2018年の年末から、日本では2019年4月から販売を開始しています。

 2019年を振り返ると日米どちらの市場においても、現行ローグ/エクストレイルはモデル末期の状態で、現行RAV4は市場投入直後だったといえます。

 では、日米それぞれの市場でローグ/エクストレイルとRAV4は、2019年はどのような売れ行きとなっていたのでしょうか。

 まず、アメリカ市場の販売台数から見ると、ローグは2019年に前年比15.0%減の35万447台を記録しました。一方、RAV4は前年比4.9%増の44万8071台となり、過去最高の販売台数を記録。2019年にアメリカで販売されたトヨタ車のなかでもっとも売れたモデルとなりました。

 ただ、2019年の日産のアメリカにおける販売台数(122万7973台)のうちローグは約29%を占めており、モデル別の販売台数ではトップであることから、同社における販売のけん引役となっていることは間違いありません。

■エクストレイルとRAV4、日本市場における両メーカー内での立ち位置は?

 2019年の日本市場では、両車はどのような売れ行きとなったのでしょうか。

 日本自動車販売協会連合会の発表を元にそれぞれ比較すると、エクストレイルは前年比27.4%減の3万6505台を記録。一方、4月発売のRAV4は5万3965台という結果となりました。現行RAV4の販売期間は約9か月間であることから、RAV4の好調ぶりがうかがえます。

 ただし、それぞれのメーカー内でラインナップされるほかのモデルと比較すると、アメリカ市場との違いが見えます。

 まず好調なRAV4ですが、トヨタSUVラインナップのなかでは販売期間の影響もあり「C-HR」に次ぐ2位で、同社のミニバンやコンパクトカー、ハッチバックなども入れるとメーカー内では11位。モデル末期ながら根強い人気のC-HRと競っている状況でした。

 ちなみに、前述のとおり2019年のアメリカ市場においてRAV4は44万8071台の販売台数を記録したのに対し、C-HRのアメリカ市場での販売台数は4万8930台と、両車の間には約10倍もの差があります。

 一方のエクストレイルは日産の登録車ラインナップのなかで、1位のコンパクトカー「ノート」(販売台数11万8472台)、2位のミニバン「セレナ」(販売台数9万2956台)に次ぐ3位となります。

 これは、元々日産のラインナップ数がトヨタと比べて少ないこともあるもののそれ以外にも、これまで国内販売における主力車種がノート、セレナ、エクストレイルに偏っていたということが挙げられます。

 日本自動車販売協会連合会の販売台数ランキングトップ50には、日産のクルマはノート、セレナ、エクストレイル、そしてEVの「リーフ」(販売台数1万9789台)しかランクインしておらず、魅力的な新型車の投入を求める声も少なくありません。

 なお、2019年に日産でもっとも販売台数が多かったのは、前述の4車種ではなく、軽自動車の「デイズ」シリーズでした(販売台数15万7439台:全国軽自動車協会連合会の発表より)。

※ ※ ※

 日産は、2020年5月28日に会見を開き、2021年11月までの間にグローバルで12の新型車を投入すると発表しました。

 今回発表された新型ローグ、そして日本投入が待たれる新型エクストレイルはそのなかに含まれるモデルとなります。

 新型ローグ/エクストレイルがどのような売れ行きを見せるのか、日米の両SUV市場において注目が集まります。

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みんなのコメント

4件
  • 数字いっぱい並んでるけど、書いてる記者のアタマの中が全く無整理なので読むのが苦痛
  • 日本導入の際、ローグ(旧エクストレイル)
    誕生!として欲しい。
    RAV4、チェロキーライクのルックスで
    大人気ですが、このローグもなかなか
    むしろ個人的にはローグの方が
    素直にカッコいいと思います!
    問題はパワーユニットとキックスで280万と
    なると300万は軽くオーバー?の価格ですね。

    あと新生日産と言う事で
    エンブレムのNISSANマークを
    変更すれば大ヒット間違いないです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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