2030年までに30車種のバッテリーEV(BEV)を展開するというトヨタの宣言が大きな話題となったが、なかでもプレミアムブランドのレクサスは2035年にグローバルでBEV100%を目指すということで、衝撃を受けた人も多いのではないだろうか。この発表とともにレクサスBEVの先駆けとして披露されたのが「RZ」で、2022年末に発売されるという観測も出ている。さっそくこのクルマに注目していきたい。
RZはミドルサイズのクロスオーバーSUVで、フロントマスクにアイコンのスピンドルグリルを溶け込ませたデザインが特徴。プラットフォームやパワートレーンの詳細は未公表ながら、そのサイズ感から先日公開されたトヨタ「bZ4X」との関連が注目される。既に内燃機関搭載車ではトヨタの「ハリアー」および「RAV4」がレクサス「NX」と同じプラットフォームをベースとしており、bZ4XとRZもこれに近い関係を実現するとみてよさそうだ。
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その走りについては、豊田章男社長のプレゼン内でテストコースを走るRZのプロトタイプが動画で登場。ステアリングを握るのはマスタードライバーとしての顔も持つ社長本人で、最初「四輪の接地感は感じるが、ちょっと重い」と感想を漏らしていたものの、アクセルを踏むと評価は一変。「別の顔が見えた」「いつまでも乗っていたいクルマ」と話し、乗り味に心を動かされた様子が見て取れる。レクサス部門のトップによると、RZはBEVであっても、クルマを鍛え、走りの味を追求していくという姿勢で開発したとのことで、bZ4Xとは一味違うプレミアムブランドならではの味付けが期待できそうだ。
発表会の展示ではデザインがクローズアップされることはなかったものの、同日にレクサスの米国部門はフロントマスクのアップを公表。そこにはLシェイプのデイタイムランニングライトを備えたヘッドライトや、フィン状になったバンパーサイド処理が写るとともに、ナンバー部分の表記から「RZ 450e」というグレード名も明らかになった。「450」は「RX」や「NX」にも存在するグレード名だから、RZも同レベルのスペックで登場すると考えていいだろう。
bZ4Xについては2022年前半に登場する予定で、英国では車両価格は4万1950ポンド(約630万円)と発表された。そのレクサス版となるとRZの価格はそれ以上になることは確実だが、レクサスが注力する電動SUVの登場を期待したい。
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みんなのコメント
EV専用モデルをアピールするように、スピンドル形状を維持しつつもグリルレスのフロント処理を敢行したのも、欧州SUV型EVが揃ってダミーグリルデザインを採用しているのとは対照的で、これは挑戦的ながらも正解かもしれません。
将来的にはレクサス全車がEVになるということは、いずれはレクサス全車がグリルレス・スピンドル・フロントマスクになる可能性があるわけですが、これは悪くないように思います。
800万くらいになるんじゃないでしょうか