■実話をベースにした緊迫のスパイ・サスペンス
『SHERLOCK(シャーロック)』(2010年~)では名探偵ホームズ、『ドクター・ストレンジ』(2016年)では魔術師、『エジソンズ・ゲーム』(2019年)では稀代の発明家エジソンと、エキセントリックな役柄を演じてきたベネディクト・カンバーバッチが、今度は実在したスパイ役に挑戦しました。しかし、『007』のジェームズ・ボンドのように頭脳戦も肉体戦もこなし、あらゆる乗り物や銃火器を扱い、隙きあらば美女と肌を重ねる……ようなスパイではありません。
ボスニア紛争で起こった大量虐殺の真実を伝える『アイダよ、何処へ?』
1960年代の驚くべき実話を基にした映画『クーリエ:最高機密の運び屋』でカンバーバッチが演じるのは、東欧諸国に工業製品を卸すセールスマンのグレヴィル・ウィン。もちろんスパイの経験など一切ないのですが、ある日突然CIAとMI6の職員から、ソ連軍参謀本部情報総局のオレグ・ペンコフスキー大佐と接触して同国の軍事機密を西側に持ち込んでほしいと依頼されます。平凡なセールスマンであるグレヴィルは、モスクワとロンドンを行き来しても怪しまれない理想的な人物だったのです。
本作では、お世辞にもスタイリッシュとは言えない野暮ったい風体のウィンをカンバーバッチが好演しているわけですが、彼がオレグから入手した機密の数々は、結果的に1962年のキューバ危機を回避することに大きく貢献します。最初は渋々任務をこなしていたウィンも、やがてオレグと深い友情を築いてゆき、最終的には彼の亡命のために命をかけるほどの関係になります。冷戦当時のヒリヒリとした空気は手に汗を握る緊張感ですが、この破天荒なミッションが実話だというのだから驚きです。
もちろんウィンはセールスマンですから、激しい銃撃戦やカーチェイスなどは皆無。かのジェームズ・ボンドは10月1日(金)公開の最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でトライアンフのスクランブラー1200“007カスタム”を駆っていますが、エンタメ的な緊張感はボンドに任せておくべきでしょう。世界を、家族を、そして友を救うために危険な任務に挑んだ実在の男たちの生きざまを描く『クーリエ:最高機密の運び屋』は、2021年9月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーです。
■【動画】『クーリエ:最高機密の運び屋』予告編を見る
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
史上最恐の盗難ツールとして話題の[ゲームボーイ]だが……ほぼ100%盗まれない方法は果たしてあるのか!?
アンダー150万円!? スズキ「軽バン」が凄い! 完全「爆睡仕様」に驚きの声…!? どんな人が買う? 見た目はド派手グリル採用の「スペーシア」とは
ホンダが“赤い”新型「プレリュード」初公開! “22年ぶり復活”の「2ドアクーペ」が鮮烈レッドに変化!? 2024年にも登場期待の「新モデル」米に登場
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?