現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産の「6人乗りセダン×ミニバン”」!? 斬新顔の「セレニティ」が話題に! スライドドア&ピラーレスで“超大開口”のコンセプトモデルがスゴかった!

ここから本文です

日産の「6人乗りセダン×ミニバン”」!? 斬新顔の「セレニティ」が話題に! スライドドア&ピラーレスで“超大開口”のコンセプトモデルがスゴかった!

掲載 18
日産の「6人乗りセダン×ミニバン”」!? 斬新顔の「セレニティ」が話題に! スライドドア&ピラーレスで“超大開口”のコンセプトモデルがスゴかった!

■乗り降りしやすい“ドア”がイイ!

 日産は、2003年に開催された「第37回東京モーターショー」にて、「セレニティ」というコンセプトカーを出展しました。

【画像】超カッコイイ! 日産「6人乗りセダン“ミニバン”」を画像で見る(44枚)

 このクルマの概要と、現在でも出ている反響を紹介します。

 セレニティは、セダンのスポーティ性とラグジュアリー性、そしてミニバンの居住性を持ち合わせたMPV(マルチパーパスビークル=多目的車)であり、「日本のDNA」をテーマに、「日本文化特有の洗練された静けさを表現した」クルマとして作られました。

 上記のコンセプトは、歌舞伎の化粧をイメージしたフロント部分や、扇子を思い起こさせる特徴的なサイドウインドウに表れているほか、水墨画や桜、波模様からインスピレーションを受けたインテリアデザインにも表れています。

 エクステリアは、流線型のシルエットと彫刻的なラインが特徴で、空力性能を最大化するために緻密に設計されているのもポイントです。

 フロント部分は、フルLEDのスリムなヘッドライトがボンネット前端から後端まで続き、未来感を強調しました。

 サイド部分は、ドアハンドルがフラッシュデザイン(段差が限りなく少ない形状)にして隠され、滑らかなフォルムに。

 屋根にはソーラーパネルが組み込まれて、外部電力に依存しないエコフレンドリーなアプローチを提案しています。

 リア部分は、テールランプが一体化したスリムな縦型バータイプを採用することで、洗練されたスタイルを演出しました。

 インテリアは、人間工学に基づいて設計されたオットマン(足置き)つきの「ストレスフリーシート」が採用され、快適な車内空間を提供。

 上記のシートはシートバックが中折れしてリクライニングし、座る人の体圧を分散して、腰に負担がかからないようになっているのが特長です。

 そのほか、長方形に近い形状のハンドルの内外部に4つのスイッチを配置して、各種機能をコントロールできるようにした「マジック4コンセプト」や、液晶ディスプレイと有機ELディスプレイを融合した「ホリゾンタルメーター」を搭載しています。

 上記のように斬新で先進的な装備のあるインテリアには、シフトノブやインストルメントパネルにウッド素材が使用され、有機的でなめらかなラインの造形と合わさって、温かみを感じることもできるものでした。

 パワートレインは、3.5リッターV型6気筒「VQ35型」エンジンを搭載。トランスミッションはエクストロニック式CVTを組み合わせています。

 出展から約22年が経過した現在も市販化はされておりませんが、現在の日産車が採用する「ゼログラビティシート」にはセレニティのシートと同じ意図が含まれており、間接的な形で市販車に影響を与えているようです。

 このような特徴を持つセレニティに対し、現在でも出ている反響は、「このようなドアだと車いすドライバーも乗り降りしやすい」「これは便利」「こういう日産車が欲しい」などというもの。

 ここまでの解説では触れてきませんでしたが、セレニティのドアはフロントが外側に向かって開くヒンジドア、リアがスライドドアで、間にBピラーがないため、両方開くと大開口状態になります。

 車高もミニバンにしては低めに作られており、車いすのユーザーでも乗り降りしやすい、という意見はたしかに的を射ているかもしれません。

文:くるまのニュース パワーボム
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

DUNLOPが「TOKYO AUTO SALON 2026」に出展! 次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」で“生活軸”のカーライフ提案
DUNLOPが「TOKYO AUTO SALON 2026」に出展! 次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」で“生活軸”のカーライフ提案
くるまのニュース
三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
レスポンス
トヨタが「アルファード/ランクル」を守る“最新セキュリティ”提供スタート! 社会問題化する“自動車盗難”に新対策! KINTOと協力の「サービス名称」も変更!
トヨタが「アルファード/ランクル」を守る“最新セキュリティ”提供スタート! 社会問題化する“自動車盗難”に新対策! KINTOと協力の「サービス名称」も変更!
くるまのニュース
旧パチンコ店を改装、newmoが大阪にタクシー営業所開業…AI配車や自動点呼機器を導入
旧パチンコ店を改装、newmoが大阪にタクシー営業所開業…AI配車や自動点呼機器を導入
レスポンス
【ヤマハ】「WR125R」を1/30発売! 原付二種で復活した WR シリーズのオン・オフモデル
【ヤマハ】「WR125R」を1/30発売! 原付二種で復活した WR シリーズのオン・オフモデル
バイクブロス
東京で新たなクルマ文化イベント、「NoWhereToGo 2026」開催へ…2026年1月12日
東京で新たなクルマ文化イベント、「NoWhereToGo 2026」開催へ…2026年1月12日
レスポンス
2026年F1新システムの正式名称が発表に。『オーバーテイク・モード』『ブースト・モード』『アクティブエアロ』が登場
2026年F1新システムの正式名称が発表に。『オーバーテイク・モード』『ブースト・モード』『アクティブエアロ』が登場
AUTOSPORT web
発売から18年のロングセラー!三菱デリカD:5を大幅改良&発売開始【昨年過去最高販売台数を記録】
発売から18年のロングセラー!三菱デリカD:5を大幅改良&発売開始【昨年過去最高販売台数を記録】
AUTOCAR JAPAN
三菱「新型“四駆ミニバン”」発表! 新デザインの精悍ブラックグリル&先進カラーメーター採用! 本格4WD初搭載で走りを強化した新型「デリカD:5」18年目の進化とは!
三菱「新型“四駆ミニバン”」発表! 新デザインの精悍ブラックグリル&先進カラーメーター採用! 本格4WD初搭載で走りを強化した新型「デリカD:5」18年目の進化とは!
くるまのニュース
19年目の大刷新 唯一無二のSUVミニバン「三菱デリカD:5」ビッグマイチェン発売開始
19年目の大刷新 唯一無二のSUVミニバン「三菱デリカD:5」ビッグマイチェン発売開始
ベストカーWeb
トヨタのイマーシブ・ミュージアムが横浜に!クリムトとシーレの美を追体験【「THE MOVEUM YOKOHAMA(ザ・ムービアム ヨコハマ)12月20日オープン】
トヨタのイマーシブ・ミュージアムが横浜に!クリムトとシーレの美を追体験【「THE MOVEUM YOKOHAMA(ザ・ムービアム ヨコハマ)12月20日オープン】
月刊自家用車WEB
テイン&カスロトールが共同出展、ジムニーとラリーカーの展示やダンパーデモ、福引も…東京オートサロン2026
テイン&カスロトールが共同出展、ジムニーとラリーカーの展示やダンパーデモ、福引も…東京オートサロン2026
レスポンス
「すごい事故…」 首都高が「渋滞中の“追突事故”」の瞬間を公開! SUVの「急ブレーキ」のせいでタクシーが「ベッコリ」… 一体何があった? 車間不足&前方不注意が悲劇を招くことに
「すごい事故…」 首都高が「渋滞中の“追突事故”」の瞬間を公開! SUVの「急ブレーキ」のせいでタクシーが「ベッコリ」… 一体何があった? 車間不足&前方不注意が悲劇を招くことに
くるまのニュース
サロモンとカーハートWIPのコラボレーション第2弾が登場!──GQ新着スニーカー
サロモンとカーハートWIPのコラボレーション第2弾が登場!──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
ベゼルはF1マシンの手触り!? ホンダの“F1初優勝60周年記念エディフィス”に注ぎ込まれた、こだわりたっぷりの特別仕様とは
ベゼルはF1マシンの手触り!? ホンダの“F1初優勝60周年記念エディフィス”に注ぎ込まれた、こだわりたっぷりの特別仕様とは
VAGUE
【MotoGP】ロレンソ「ビニャーレスはアコスタ以上のスピードと才能がある」コーチ就任後、新シーズン目標はKTMエースの座
【MotoGP】ロレンソ「ビニャーレスはアコスタ以上のスピードと才能がある」コーチ就任後、新シーズン目標はKTMエースの座
motorsport.com 日本版
トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
レスポンス
ダイハツが「荷台が伸びる“斬新軽トラ”」初公開! 画期的「スライド延長式の荷台」採用でめちゃ広い! タフ仕様カスタムがカッコイイ「ハイゼット トラック パネルバン EXTEND3」をTAS26で披露
ダイハツが「荷台が伸びる“斬新軽トラ”」初公開! 画期的「スライド延長式の荷台」採用でめちゃ広い! タフ仕様カスタムがカッコイイ「ハイゼット トラック パネルバン EXTEND3」をTAS26で披露
くるまのニュース

みんなのコメント

18件
  • rgy********
    今ごろ話題にしているのはこの記事だけ。こんな車は知らない
  • ope********
    乗り降りは超快適そうだけど、ボディ剛性が心配。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413 . 0万円 838 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

- 万円

中古車を検索
ランチア テーマの買取価格・査定相場を調べる

全国のランチア テーマ中古車一覧 (1件)

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413 . 0万円 838 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

- 万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村