インフラや車車間で通信することにより安全運転を支援
ITS(高度道路交通システム)コネクトは、車載されたセンサーのみでは状況を把握しきれないところを、道路の社会基盤(インフラストラクチャー)や、クルマ同士が情報を補完しあう連携により、安全な走行を支援することを目的としている。いずれも、自動運転へ向け開発が進められている。
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従来、クルマの開発は単体の部品性能を上げることが中心で、それによって性能が高められてきた。従ってこうした話題が持ち上がると、その技術や性能だけで目標が達成できるのかといった議論に陥りやすい。しかし、すでに既存の運転支援技術においても、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や駆動力制御などで使われている技術が、運転支援に応用され、複合的かつ総合的なシステムとして機能を果たすようになっている。
事故ゼロを目指す運転支援や自動運転への道筋も、複合的なシステムの集合として機能することにより、完成を目指すことになる。そのためには、自動車メーカー内の部署の壁を取り払った組織改編が必要であるとともに、行政機関もこれまでの省庁の在り方ではなく、部門の壁を超えた取り組みができなければ、日本は総合力で世界に負けてしまいかねない。
自動運転のもつ危険性は人間のミスによる危険性よりずっと少ない
自動運転となって、本当に機械や人工知能(AI)を信頼できるのか? といった議論もある。だが、自動車メーカーが異口同音に語るのは、交通事故の9割が人間の不注意や操作の間違いなどによって起きているとのことだから、そこを機械やAIが補完していけば事故を減らせられる可能性が上がる。
また、トロッコ問題とも言われ、究極の選択を行わなければならないときにその判断をAIにゆだねていいのかとの不安もあるだろう。しかし一方で、人間がそうした場面に遭遇した場合、気が動転して判断を誤る可能性があり、その点、機械やAIは感情的に動転することはない。衝突を回避できるかどうか、その直前まで情報を分析し、わずかな可能性へ向け、入手できた情報によって決断されることになる。
そのためにも詳細な情報の入手は不可欠であるといえる。たとえば信号を見分ける際、カメラの精度や、分析の計算速度を車両側で高めると同時に、信号設備のほうでも信号が変わる情報や、次にどの色に変わるかといった事前情報を通信でクルマへ知らせることも行えば、信号を見誤る可能性が減っていくだろう。また、その情報を確認した前のクルマが減速をはじめれば、クルマ同士のやりとりにより、後続のクルマも減速や停止へ備えることができることになる。
なぜ、自動運転を目指すのか。
昨年の交通事故死者数が約3500人へ減ったとはいえ、なおそれだけの犠牲を強いてクルマ社会が成り立っていることを忘れてはならない。疑問を呈する前に、目指すべき目標を明確にし、その実現へ向けた挑戦意欲を、あらゆる関係者が高めることが大切ではないだろうか。
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