アズテック(GET JAPAN)から、SAKURA Racing EXHAUST Yamaha YZ250F と専用のGET ECUが発売。昨年までも、この組み合わせは全日本などのハイエンドなレースを舞台に信頼されてきたが、2021モデルではさらなる進化を遂げたという。
GET ECU+サクラエキゾーストの4つの狙いとは
1.低速から中速にかけての強さ(トルク感)、エンジンの押し感が出るように調整
2.中速から高速の繋がり
3.レブ当たりの改善(レブの閾値幅の改善)
4.高回転域のレブ付近の頭打ちによる失速感の改善
この4つが今回狙ったポイント。GET JAPANは21モデルのYZ250Fのエンジン特性について「前年モデルに比べ低速~中速トルクが厚くなっており、特に高速域(レブ付近)のトルクが改善されていると思います。素体でもかなり良いエンジンでしたので開発は苦労しました」とコメント。
武器になる疲れづらさ
サクラエキゾーストの開発テストを担当する渡辺陵(IA2)はその性能についてこう語る。
「スタンダードよりも、低速から高速までの繋がりが良くなっていて、低速から中速のトルクが強く、前に押し出される様な感覚があります。スタンダードでは、高いギヤのままスロットルを開け直すとパワーバンドに乗ってくるまで少々時間がかかってしまうのですが、改善されています。そのため、ギヤチェンジの回数も少なくなり、ギアリングを間違えて失速するリスクも回避できるのです。ギヤチェンジが少なく疲れにくいのはレースで武器になりますね。
レブの頭打ち感は、スタンダードでもあまり感じないのですが、GET+サクラエキゾーストだとさらに伸び感があるだけでなく、その後の失速感もありません。レブ当たりも非常に柔らかく、負荷に負けることも少ないので、ジャンプの着地やギャップ後の加速感にも良い影響が出ると思います。エンブレの効きが柔らかく感じることで、結果的にエンストもしづらいですね。YZ250Fの良い所をより良くする仕上がりだと感じました」
開発の裏にある惜しみない情熱
開発するにあたり最初にぶつかった壁は、サクラ工業(ヤマハ車の純正マフラーを製造している企業)が21年モデルのエキゾーストを開発していなかったのこと。21モデルのYZ250Fはビッグマイナーチェンジだったから、特性も大きく前モデルから変更されていた。そのため、19-20用のサクラエキゾーストを用いてECU側で特性を補うしかなかった。
以前はイタリアのGET(本社)が開発した基本マップを使用し、国内で開発を煮詰め、サクラエキゾースト+GET ECUの推奨マップとしていた。この旧タイプは、ライダーの8割程が満足できるレベルのものだったという。
21モデルのエキゾーストはどのようにして生まれたのか
開発メンバーは次のように話す。
「現行のサクラエキゾーストを、新YZ250Fのエンジン特性に適合させることは日本でも可能でした。しかし、このセットを検討されるユーザーに、より満足してもらえる物を作りたい。そのためには、イタリアのGETラボを使って最適化を図った方がより良い物が出来るのではないか、と言う結論に至りました」
GETのラボでは、年間スケジュールが決まっているという理由で、最初は断られてしまったが、「その開発費を弊社が負担するという事と日本での我々の仕事内容を理解してもらい今回特別に対応してもらえました」とのこと。約8年にわたるGETジャパンとGETとの付き合いが、実を結んだのだ。
GET Japan
SAKURA Racing EXHAUST Yamaha YZ250F
[ アルバム : サクラエキゾースト はオリジナルサイトでご覧ください ]
価格:¥130,000(税抜)
重量:2.65kg(純正:約4kg)
※受注生産品のため納期は1~1.5ヶ月ほど必要
GET RX1-PRO ECUとの最適化をはかり、国内レギュレーションに合わせたサクラ工業製レーシングマフラー。メインボディにはチタン、高熱部にはsuper-TIX(耐熱チタン)を使用することで高耐久性を確保。ウール交換、リペア等も対応にも対応しており、各部品単体でも購入可能。
GET Japan
RX1-PRO ECU(サクラエキゾーストマップ仕様)
価格:¥160,000(税抜)
キット内容:ECU本体、マップ切り替えスイッチ、Wifi-COM
マップ1:サクラエキゾースト用マップ
マップ2:サクラエキゾースト用マップ+GPA5(トラクションコントロールナンバー5インストール)
※受注生産品のため納期は1~1.5ヶ月ほどかかるとのこと
Wifi-COM(スマートフォンセッティングツール)の4つの機能
1.燃料調整・点火時期セッティング
2.レブリミット変更(+50rpm刻みで+500rpmまで)
3.0TPSの設定(TPS信号の校正)
4.診断機能:オートバイのECUを経由するセンサー類の異常確認
5.ECUの使用時間を使用しメンテナンスノート機能
WiFi-comは、スマートフォンやタブレットで燃料/点火/回転数の変更、TPS(アクセル開度)とRPM(回転数)が5x6マスで調整できる様になり、セッティング初心者でも簡単に調整できる。専用マップだけでなく、コンディションに合わせてFACTRY MAPSの使用も可能。(FLAT・HARD-PACK・SANDY・SNAPPY・SOFT・WET)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
製造期間わずか[10カ月]!? 初代[シビック]のスポーツモデルである[シビック1200RS]が想像以上にヤバい
「“新型”スカイライン」登場はいつ!? 北米では「次期型」を示唆! 67年・13世代続いた「老舗ブランド」の刷新で「ニッサン復活」を目指せ!
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?