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どうなるタイトル争い? 16号車ARTAが今季2度目PP。ランキング上位3傑が揃ってQ1敗退|スーパーGT第7戦オートポリス予選

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どうなるタイトル争い? 16号車ARTAが今季2度目PP。ランキング上位3傑が揃ってQ1敗退|スーパーGT第7戦オートポリス予選

 10月14日、大分県のオートポリスでスーパーGT第7戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、GT500クラスが16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスが2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)だった。

 今季のスーパーGTも残り2戦。第7戦オートポリスはサクセスウエイトの計算値が通常の半分(GT500は1ポイントあたり1kg、GT300は1ポイントあたり1.5kg)となり、車両ごとの重量差が小さくなる。

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 10月に入り全国的にぐっと涼しくなった感があるが、土曜の15時からスタートした公式予選は気温18℃、路面温度25℃でスタート。やや曇りがちではあるが、ドライコンディションだ。

■GT500クラス

 GT500クラスのQ1は15時33分にスタート。約4時間半前の専有走行時に大きなクラッシュを喫した8号車ARTA MUGEN NSX-GTも、メカニックの懸命の修復により予選に出走することができた。

 まず速さを見せたのが、練習走行でトップだった37号車Deloitte TOM'S GR Supraだった。笹原右京が1分31秒895をマークし、そのままトップでQ2に駒を進めた。

 2番手には0.005秒差で14号車ENEOS X PRIME GR Supra、3番手には39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraと、トヨタ・GRスープラ勢が上位を占め、6台中5台がQ2に進んだ。その一方でトヨタ勢唯一のQ1敗退となったのが、ランキング2番手につける36号車au TOM'S GR Supraというのも少々意外な結果となった。

 また、その36号車を2ポイント差で上回りランキング首位の3号車Niterra MOTUL Zも、9番手でQ1敗退。日産Z勢は4台全てがQ1落ちという結果に終わった。

 ホンダNSX勢は5台中3台がQ2へ。マシンの修復が叶った8号車ARTAだったが、大湯都史樹のアタックは10番手タイムにとどまり、Q2に進出することはできなかった。

 迎えたQ2でもトヨタ勢の好調が続いたが、そこに風穴をあけたのが16号車ARTA MUGEN NSX-GTの福住仁嶺だった。福住は1分31秒131をマークしてコースレコードを更新。第5戦鈴鹿以来の今季2度目、ARTAとしては8号車も含めると3戦連続のポールとなった。またランキング4番手につける16号車にとっては、ランキング上位の3台が全てQ1落ちとなったことを考えても、タイトル争いの状況を大きく変え得る結果となった。

 2番手は19号車WedsSport ADVAN GR Supra、3番手DENSO 、4番手14号車ENEOSとトヨタ勢が続く。37号車Deloitte TOM'Sはジュリアーノ・アレジがセクター1で好タイムを刻んだが、セクター2で伸びず5番手に終わった。

■GT300クラス

 2組に分かれて実施されるGT300のQ1は、ポイントリーダーの52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTらが顔を揃えるA組からスタート。その52号車は1分43秒327をマークして同組2番手で順当にQ1を突破した。

 A組トップ通過は、練習走行でもトップタイムを記録していた2号車muta Racing GR86 GT。平良響がQ1で記録したタイムは1分42秒600と、52号車埼玉トヨペットにコンマ7秒以上の差をつけた。一方、ランキング4番手につける56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rは9番手でギリギリノックアウトとなり、Q2に駒を進めることができなかった。

 B組のトップ通過は、こちらも練習走行から速さを見せていた61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。井口卓人が1分42秒694を記録した。2番手には31号車apr LC500h GTが続き、タイトルコンテンダーの18号車UPGARAGE NSX GT3、7号車Studie BMW M4が3番手、4番手で順当にQ1を突破した。

 Q2に入ってもその勢力図は変わらず、A組トップの2号車muta、B組トップの61号車SUBARUによるポールポジション争いとなった。61号車は山内英輝が1分42秒141を叩き出したが、その後コントロールラインを通過した2号車の堤優威が1分42秒016をマーク。コースレコード更新のおまけ付きでポールポジションを獲得した。トップと16ポイント差のランキング6番手(実質の5番手)につける2号車にとっても、タイトル獲得に向けて重要な予選結果となった。

 3番手には31号車apr、4番手にはポイントリーダー52号車埼玉トヨペットが入り、GT300規定(旧JAF-GT規定)の車両が続いた。GT3車両の最上位は、4号車グッドスマイル 初音ミク AMGの5番手だった。

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