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アストンマーチン、シーズン前半の輝きを取り戻せるか? サンパウロGPでは新旧パーツを組み合わせて使用。アロンソ「細かいことが大きな違いを生むんだ」

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アストンマーチン、シーズン前半の輝きを取り戻せるか? サンパウロGPでは新旧パーツを組み合わせて使用。アロンソ「細かいことが大きな違いを生むんだ」

 アストンマーチンはF1サンパウロGPに、アメリカGPとメキシコシティGPで得られたデータを活かし、より確信を持てるパッケージを持ち込んだようだ。

 アストンマーチンは今シーズン前半は絶好調で、表彰台の常連となった。しかしシーズンが進むと厳しい戦いを強いられるようになった。アメリカGPでもアップデートを投入したが、思うような効果を発揮しなかった。

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 アメリカ、メキシコと3週連続での開催となるサンパウロGPは、スプリントフォーマットで行なわれる。マシンのセットアップに使える時間が非常に限られているが、アストンマーチンはこのグランプリに新旧パーツを組み合わせて臨むという。

 同チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソは、この選択により状況は好転するはずだと自信を持っている。

「ここ最近2戦から、たくさんのデータを得られたことは言うまでもない。僕らはマシンのセットアップやパッケージを少し実験していた」

 アロンソはそう語る。

「明確なアイデアが今はあると思う。この2戦のあと、パッケージのどの部分が特定のサーキットや特定のコーナーで上手く機能するのかについて、より良い結論が得られたと思う」

「今回はスプリントだから、FP1から取り組んでそれを維持していくことになる。そして、それがこのコースに向けたベストパッケージになる」

 ここ最近のアストンマーチンが、シーズン序盤のような戦闘力を発揮できていないのは確かだ。しかしアメリカGPでは、予選がうまくいかなかったことでセッティングを変更し、2台揃ってピットレーンから決勝レースをスタート。良好はレースペースを発揮し、追い上げていった。

 アロンソはフロアにダメージを抱えたためリタイアしたが、チームメイトのランス・ストロールは、7位入賞まで辿り着いた。このアメリカGPでのレースペースは、復活への兆しとも見える。

 アストンマーチンが今悩まされている問題は、セットアップに関することなのか? そう尋ねられたアロンソは、次のように語った。

「今のクルマは非常に複雑だと思う。だから、物事の組み合わせという側面があるんだ」

 そうアロンソは言う。

「ひとつは、各サーキットに合わせて、セットアップを最適化する必要がある。そして、現時点では各マシンの差が非常に小さい。だから、予選のペースが重要なんだ」

「先頭集団でスタートすることができれば、そのペースで走ることができる。しかし後方からのスタートとなると、トラフィックによりダウンフォースやタイヤ、マシンの温度など、あらゆるモノに悪影響を及ぼしてしまう。細かい部分が大きな違いを生む可能性があるんだ」

「そのため、僕らは過度に心配したり、パニックに陥ったりしないんだ。オースティンで見たように、ペースがあることは分かっているからね」

「最近は週末全体をまとめることができていない。でも、ブラジルでもう一度チャンスが訪れることを願っている」

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