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次世代ランボルギーニの旗艦スポーツカーはシステム総出力1000hp超のプラグインハイブリッドを搭載

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次世代ランボルギーニの旗艦スポーツカーはシステム総出力1000hp超のプラグインハイブリッドを搭載

 伊ランボルギーニは2023年3月7日(現地時間)、LB744のコードで開発を進めている、アヴェンタドールの後継を担う次世代フラックシップスポーツに搭載するプラグインハイブリッドのパワートレインを公開した。

 HPEV(ハイパフォーマンス EV)と称するランボルギーニ初のプラグインハイブリッドシステムは、ミッドシップ配置の6.5リットルV12自然吸気エンジンに、8速DCT組込の1基を含む3基の電気モーター、軽量・高出力のリチウムイオン電池で構成。システム総出力は1015hpに達するという。

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 各機構を解説していこう。L545の型式を冠する6.5リットルV12エンジンは徹底した軽量化を図り、総重量は従来のアヴェンタドール用V12比で17kg軽い218kgを達成。また、レイアウトはアヴェンタドールから180度回転して搭載する。さらに、9500rpmまでの回転域に対応可能な新設計の分配装置を配し、最高出力は825hp/9250rpm、最大トルクは725Nm/6750rpmを実現した。一方、シリンダーにつながるエアインテークダクトを再設計し、吸気量を増やして燃焼室での最適な空気の流れを確保。エンジン内の燃焼も、2つの制御ユニットで燃焼室内のイオン化を制御することによって最適化を図る。圧縮比はアヴェンタドール・ウルティマエの11.8:1よりもさらに高い12.6:1に設定した。

 組み合わせるモーターは、フロントアクスルに回生ブレーキ機能を備えた油冷式アキシャルフラックス(軸方向磁束)型モーターを2基(それぞれ最高出力110kW/最大トルク350Nm)、エンジン後方のリアに8速DCTを組み込んだモーターを1基(最高出力110kW/最大トルク150Nm)搭載して、電動4WDを構成。リアモーターはスターターとジェネレーターも兼ねる。一方、従来トランスミッショントンネルがあった場所には、長さ1550×幅240×高さ301mmのユニットで総電力量3.8kWhのパウチセル駆動用リチウムイオンバッテリーを格納。充電に関しては、家庭のAC電源または7kWまでのEV用充電器に対応している。

 8速DCTはリアモーター下方に横置き搭載。内部には2本のシャフトを配し、1本が偶数ギア、もう1本が奇数ギアに当てられる。コンパクトに設計したことも特徴で、長さ560×幅750×高さ580mmと小型化し、リアモーターと合わせた総重量は193kgに抑えた。

 なお、ランボルギーニは今後もLB744に関する情報を随時発信していく予定。近いうちに車名や内外装デザインなども公開されることだろう。

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