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フェルスタッペン、ノリスに完敗したオランダGP予選に落胆。しかしマルコ博士は楽観「我々は正しい方向に進んだ」

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フェルスタッペン、ノリスに完敗したオランダGP予選に落胆。しかしマルコ博士は楽観「我々は正しい方向に進んだ」

 F1オランダGPの予選では、マクラーレンのランド・ノリスが驚異的な速さを見せ、ポールポジションを獲得した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、フロントロウ2番手を獲得したものの、ノリスに0.3秒以上の差をつけられており、意気消沈しているが、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、グランプリ初日の後に行なったセットアップ変更が、決勝で功を奏するはずだと考えている。

 フェルスタッペンは予選Q3の最終アタック、そのターン12で若干挙動を乱したことで勢いを削がれ、ノリスに大差をつけられた。

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 ただ初日FP2でのロングランでは、ミディアムタイヤではノリスの方が圧倒的に優れていたものの、逆にソフトタイヤではフェルスタッペンが最速であるように見えた。実際決勝レースの気温や路面温度が高くならなければ、ソフトタイヤの出番も十分にあるはずだ。

 そしてマルコ博士は、レッドブルが所有するTV局『ServusTV』に出演した際、FP2の後に施したセットアップ変更が、マシンに好影響を与えているはずだと、決勝に向けて自信を見せた。

「やや不安定だったプラクティスの後、我々は正しい方向に進んだと思う」

 マルコ博士はそう語った。

「(フェルスタッペンの予選Q3最終アタックの)ターン12までは、非常に良さそうだった。しかし彼はそこで0.15秒か0.2秒を失ったので、このコースでは比較的大きなギャップが生まれた」

「しかしマシンは全体的に落ち着いている。そしてそれはまた、レースでタイヤの摩耗が良くなることを意味しているはずだ」

「少なくとも我々は、マクラーレン勢の間に分け入った。完全ではないにしても、満足できる結果だ」

 しかし当のフェルスタッペンは、ノリスとの差の大きさに落胆している。

 フェルスタッペンは決勝で「全力を尽くす」としながらも、ノリスを倒すことは現実的ではないと語る。

「もちろん、予選で0.3秒以上遅れている場合、現実的にならなければいけないと思う。明日は、良いレースをするように努力するだけだ」

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