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日本にないスバル「インプレッサ」が英国にあった! マクラーレンのF1マシンを手掛けたピーター・スティーブンスがデザインした「P1」とは?

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日本にないスバル「インプレッサ」が英国にあった! マクラーレンのF1マシンを手掛けたピーター・スティーブンスがデザインした「P1」とは?

スバルファンなら手に入れたい1台

2024年5月18日、アイコニック・オークショネアーズがイギリス・ノーサンプトンシャー州で開催したオークションにおいてスバル「インプレッサ P1」が出品されました。イギリスのプロドライブがリリースした同車は1000台限定で販売。今回登場したのは、1000台中の961番目に作られた、走行距離約12万kmの個体でした。

日本未導入スバル「インプレッサP1」が1200万円オーバー! プロドライブが手掛けた1000台限定モデルとは

専用のエスクテリアを装備

今回紹介するのは、先日アイコニック・オークションネアーズに出品されたスバル「インプレッサ P1」だ。スバルはそれまでも、より高性能な限定車や特別仕様車を数多く生み出し、ファンをつねに熱く刺激する存在だったが、P1も同様に、生産台数を限って市場に投入された特別仕様車だ。

ただし販売されたのは日本ではなくイギリス市場。1000台のP1をプロデュースし、じっさいに製作したのは、イギリスのレーシングコンストラクターとして有名な、プロドライブだ。プロドライブとスバルの関係は深い。プロドライブが製作したインプレッサをベースとしたグループAマシンやWRカーは、圧倒的な強さを見せ、1995年から1997年まで3年連続でWRCを制覇した。その活躍を祝して、プロドライブがイギリス市場向けに製作した限定車が「P1」だ。

ベースとなったのはインプレッサの2ドアクーペボディで、パフォーマンスに徹した特別なモデルであることを物語る。エクステリアには、専用のフロントスポイラーやリアウイングが装備され、空力特性はさらに向上。とはいえP1は一般公道を走行するモデルであるために、さほど過激な造形に見えないのもスタイリング上の特徴だ。

ちなみにボディをデザインしたのは、マクラーレンのF1マシンを手がけたキャリアを持つピーター・スティーブンス。象徴的なブルーマイカ塗装や、17インチ径のOZ製レーシングホイールなどもまた、P1がカルト的人気を博している理由のひとつといえるだろう。ほかにもHIDヘッドランプやヘラー製のH4ドライビングランプを内蔵するフォグランプカバーを備えることなども特徴だ。

もともと500台の予定だったが、あまりの人気ぶりに……

P1への改良は広範囲に及び、よりパワフルなエンジンはスタンダードなインプレッサ・ターボより69psアップの280psに。これにイギリス以外での使用も想定してハイギアード化された5速MTや、ラリー・ステージでのノウハウが存分に注ぎ込まれた専用チューニングのサスペンションなどが組み合わされた。エキゾーストのテールパイプも大径化され、そのサウンドは多くのファンを魅了した。

当初500台の限定生産が行われる予定だったP1だが、その人気は高く、結局プロドライブは1000台に生産計画を修正。それらはいずれもスバル・ファンの手に収まったが、2024年2月にはアイコニック・オークショネアーズからP1が出品され、6万6375ポンド(約1268万円)で落札された。

この時のモデルが、走行距離で約3万7205kmを刻んだモデルだったことを考えると、今回出品されたP1はすでに12万kmに迫る走行距離であることなど、オークションには不利な要素もいくつかあった。アイコニック・オークショネアーズのエスティメート(予想落札価格)は、それでも5万~6万ポンド(約985万円~1180万円)と強気だったが、残念ながら落札者は現れなかった。日本国内で販売された「22B」のようなコンプリートカーと、ぜひ真っ向から勝負してみたいと思わせる1台なのだが。

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みんなのコメント

1件
  • ********
    >マクラーレンのF1マシンを手掛けたピーター・スティーブンス

    アホか。
    「マクラーレンのF1マシン」じゃなくて、ロードカーの「マクラーレン F1」だわ。
    そもそもマクラーレンを出すまでもなく、ラリーカーのインプレッサWRCのデザイナーだぞ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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