ユナイテッド・オートスポーツ22号車のオリバー・ジャービスは、ル・マン24時間レースのLMP2クラスをノーラン・シーゲルとビジョイ・ガーグと共に制したが、これまでで最も難しいレースだったと語った。
アウディ時代も含めて計13回ル・マン24時間を戦ってきたジャービスにとって、今回のクラス優勝はジャンキー・チェンDCレーシングで総合2位、LMP2クラスを制した2017年以来の勝利となった。
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周期的に雨が降る不安定なコンディションとなった今回のレース。22号車はLMP2クラスの優勝を争った6台のうちの1台だったが、ジャービスは難しいコンディションの中、10回はクラッシュしそうになったと振り返った。
「路面は1周ごとに変化していた」
そうジャービスはmotorsport.comに語った。
「ドライになったかと思えば雨が降り、スリックタイヤでそんな中を走ることになった。寒くてタイヤの温度が上がらないんだ」
「僕は10回くらいクラッシュしそうになった。文字通りしがみついていたよ」
アウディ時代に3度の総合3位を獲得しているジャービス。耐久レースの経験が豊富な彼から見ても、神経をすり減らすような展開が続いた今年は「最も難しいコンディションのレース」だったと言わしめた。
「ちょっとしたミスが常にウォールに突っ込んでしまうようなクラッシュに繋がる状況だったから、チェッカーフラッグを見てホッとしたよ」
「このまま勝てるのか、それとも壁に突き刺さってしまうのか、確信が持てないことも何度かあったんだ」
ジャービスは、チームの戦略と経験が浅い中で奮闘したチームメイトにも賛辞を送った。
「彼らはルーキーとしてここにやってきて、勝者として帰っていく」とジャービスは付け加えた。
インディカーのルーキーでもあるシーゲルは、再び雨が降り出したレース最後の2時間を担当。端から見守っているよりもマシンに乗っていた方がストレスが少なかったため、ジャービスからバトンタッチされたことをハッピーだったと振り返った。
また、ガーグは暗闇と雨の中で走ったのは初めての経験だったと話した。
「『何でここでそんなことを学ばなくちゃいけないんだ?』って考えていたのは確かだ」
「でも成し遂げられて嬉しい。コース上に留まり、終始良いポジションをキープすることができた」
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