現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 最先端のシャシー技術で制御性と正確性がアップしたベントレーの新型「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」

ここから本文です

最先端のシャシー技術で制御性と正確性がアップしたベントレーの新型「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」

掲載 更新
最先端のシャシー技術で制御性と正確性がアップしたベントレーの新型「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」

ベントレーモーターズは、オープントップ最高峰のグランドツアラーとなる新型コンチネンタルGTスピードコンバーチブルを発表した。このスピードモデルは、コンバーチブルグランドツアラーのベンチマークとされるコンチネンタルGTコンバーチブルの高性能版であり、パワーとドライバー重視の設定が最高レベルにまで引き上げられている。

第三世代となるコンチネンタルGTスピードコンバーチブルは、ベントレーの代名詞ともいえる6.0リッターW12 TSIエンジンの改良版を搭載。このエンジンは最高出力が659PSに向上し、0-100km/h加速3.7秒、最高速335km/hという圧倒的な性能を発揮。

ドライバーの半数近くが自動運転で将来的に自家用車を手放すことを検討

先月発表したクーペモデルのコンチネンタルGTスピードと並び、新型GTスピードコンバーチブルもコンチネンタルシリーズの頂点に位置する。

新型コンチネンタルGTスピードコンバーチブルの設計、エンジニアリング、ハンドクラフトによる製作は、カーボンニュートラルの認証を取得したラグジュアリーカーファクトリーで行なわれる。

オールホイールステアリング、エレクトロニックリアデファレンシャル、オプションのカーボンセラミックブレーキなどの高度なシャシー技術によって、卓越した敏捷性と自信溢れる走りを実現。しかも、コンチネンタルGTコンバーチブルが持つ極上の乗り心地を少しも犠牲にしていない。

コンチネンタルGTスピードコンバーチブルの専用ルーフはZ型に折りたたまれる構造で、オープンもクローズもわずか19秒で可能。ボタンをワンタッチすれば、ラグジュアリーなクーペからオープントップのグランドツアラーに変身する。

スポーツタイプのドアシル、ダークティントのグリル、スピードバッジなど、エクステリアとインテリアの独創的なディテールからも、コンチネンタルGTスピードコンバーチブルが頂点にふさわしい高性能モデルであることがわかる。22インチ鍛造ホイールもスピードモデル専用で、仕上げ方法を3種類から選択できる。

贅を尽くしたキャビンはレザーとアルカンターラを組み合わせた独特のカラースプリットで彩られている。ステアリングホイールにもアルカンターラが採用され、助手席側フェイシアにはスピードバッジが配された。

ベントレーモーターズのセールス&マーケティング担当、クリス・クラフト取締役は次のように述べている。

「コンチネンタルGTコンバーチブルの性能を最高レベルにまで引き上げたドライバー重視のモデルが新型GTスピードコンバーチブルです。オールシーズン楽しめるグランドツアラーとしての高い洗練性に加え、驚異的なパフォーマンスとダイナミズムを堪能できます」

「もちろん、インテリアは隅々まで手作業で造り込まれます。コンチネンタルGTスピードコンバーチブルは、ベントレーが持てるすべてを注ぎ込んだ、世界一スタイリッシュでエレガントなオープンカーです」

高度なシャシー技術を採用

最先端のシャシー技術によって制御性と正確性が格段に向上した第三世代のGTスピードコンバーチブルは、クルマとの一体感がさらに高められている。

革新性と安全性を両立し、運動性能にも妥協しないというベントレーの理念を実現し、あらゆるドライバーが満足できるよう「ベントレー」モードと「コンフォート」モードでは前後ホイールのグリップバランスを調整し、「スポーツ」モードでは、どのような走行シーンでもトルクがリア寄りに配分されるようにキャリブレーションを見直した。

新たなシステムによってコーナリングダイナミクスが向上し、確実なグリップが得られるため、ドライバーはいつでも迷い無く、正確にコーナーを抜けることができる。

利用可能なトラクションから最大限の性能が引き出され、コーナーを抜ける際には安定した車両姿勢で優れた加速性能を発揮。「スポーツ」モードでは、トラクションマネジメントシステムによってトルクがリアアクスルに多く配分されるため、アクセルオン操作でコーナリングラインをより確実にトレースできる。

ベントレーの3チャンバー・アクティブ・エアサスペンションとアダプティブダンパー、そしてベントレーがベンテイガや第三世代のコンチネンタルGTにいち早く採用した48Vのアクティブアンチロール制御システム「ベントレーダイナミックライド」は、シャシー技術の要であり、互いに連携して妥協なきボディコントロールと乗り心地を実現。

ベントレーダイナミックライドは、各アンチロールバー内に搭載されたパワフルな電気モーターによって車体のロールを抑制。最も硬い設定にすると、各モーターが0.3秒で1300Nmを発揮してコーナリングフォースを抑え、ボディを水平に保つことができる。

GTスピードコンバーチブルには、カーボンセラミックブレーキがオプションとして導入される。高性能素材であるカーボンセラミックは耐フェード性に優れ、高速ブレーキ時も強力な制動力を発揮。

アクティブAWDも搭載される。すべてのドライブモードでトラクション制御とトルク配分が見直され、スタンダードモデルのコンチネンタルGTコンバーチブルとは明らかに異なるキャラクターに仕上っている。

エフォートレスなパフォーマンス

新型コンチネンタルGTスピードコンバーチブルはエレガントでラグジュアリーな高性能モデル。ベントレーが誇るW12 TSIエンジンの改良版を搭載し、24PS向上した659PSと900Nmという圧倒的な出力とトルクで、0-100km/h加速3.7秒、最高速335km/hという数値を叩き出す。

この6.0リッターエンジンは世界最先端の12気筒エンジンであり、英国クルーでハンドビルドされる。エンジンとトランスミッションは、このクルマのパワーを活かすべく入念に調整された。

その特性が最も顕著に現れる「スポーツ」モードでは、シフトアップのタイミングを遅らせ、シフトダウンを早めることにより、W12ツインターボチャージャーがパワーバンドに長く留まるようチューニングされている。その結果、ドライバーの操作に対し、クルマがより機敏に反応する。

「スポーツ」モードでは、GTスピードのクーペモデルと同じく、8速デュアルクラッチトランスミッションが通常の2倍の速さで変速。これも、コンチネンタルGTシリーズ随一の高性能モデルとしての特徴のひとつ。また、始動時とシフトダウン時のエキゾースト特性も強化されている。

逞しいエクステリアデザインと独創的なディテール

新型コンチネンタルGTスピードコンバーチブルは、スポーティなパフォーマンスを強化したモデルであることが、そのスタイルからも伝わってくる。世界最高峰のオープントップグランドツアラーの佇まいは凜々しく、独創的なディテールがその姿をさらに引き立てる。

GTスピードコンバーチブル専用に仕立てられたルーフは、50km/h以下で走行中であれば、わずか19秒で開閉可能。

ダークティントのラジエターグリルとバンパーロアグリル、スポーツタイプのドアシル、ダークティントのラジエターマトリクスが採用され、フロントフェンダーにはスピードバッジがさりげなくあしらわれている。

スピード専用22インチホイールもダークティントで統一されるが、ブライトシルバー仕上げまたはブラックグロス仕上げを選択することもできる。

ジュエル・フューエルフィラーキャップとジュエル・オイルフィラーキャップ、そして「BENTLEY」の文字が光るアウタートレッドプレートもスピードモデルの実力をさりげなくアピールする。

ルーフカラーは全7色。英国伝統のツイードを現代的にアレンジした柄や、ブラック、ブルー、クラレット、グレーなどを用意。ルーフライナーの仕上げは「ニューレッド」や「マグノリア」など全8種類。

ルーフはZ型に折りたたまれる最先端の構造を採用。このルーフは密閉システムの改良と音響処理により、従来型と比較すると一般的な巡航速度での騒音レベルが3デシベル低減している。加えて、ルーフの遮音材と開閉機構の組み合わせを刷新し、先代コンチネンタルGTクーペと同等の室内静粛性を実現した。

ハンドクラフトされた極上のキャビン

コンチネンタルGTスピードコンバーチブルのルーフを開け放つと、グランドツアラーの比類無き洗練性とスピードモデルならではのディテールとが融け合った豪華なインテリアの全貌が現れる。

アルカンターラのステアリングホイールや助手席側フェイシアのスピードバッジが、レザーとアルカンターラで彩られたスピード専用カラースプリットにしっくりと馴染む。インテリアはメインレザー15色、セカンダリーレザー11色から選択できる。

「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトとヘッドレストに施された「Speed」の刺繍が、コンチネンタルGTコンバーチブルの最強モデルであることをほのめかしている。さらに、アルカンターラとレザーのモノトーンカラースプリットが無償オプションとして設定される。

ウッドパネルの標準設定はPiano Black、無償オプションはCrown Cut、Dark Stain Burr Walnut、Dark Fiddleback Eucalyptus。オープンポアのウッドパネルにはDark Stain Burr Walnut、Crown Cut Walnut、Koaがある。

スポーツペダルとスピード専用トレッドプレートを標準装備し、センターコンソールにはエンジンターン加工されたダークティントアルミニウムをオプション設定。スピード専用カラースプリットのレザーをアルカンターラに置き換えたり、スピードカラースペシフィケーションを選択することも可能だ。

ネックウォーマーは温かさ、静かさともに先代より向上。ヒーターとベンチレーターが付いたコンフォートシートにネックウォーマーがシームレスに組み込まれ、電動ヘッドレストの周りに快適なエアフローをもたらす。

ネックウォーマーのダクトに沿って取り付けられたクロームのセンターベーンはベントレー特有のブルズアイベントを思わせるデザインで、スタイリングのアクセントとなる。ステアリングホイールヒーターやアームレストヒーターといった快適装備も充実し、どのようなシーンでも至高のドライビングを満喫できる。

日本ではすでに受注を開始し、デリバリーは2021年秋以降を予定。メーカー希望小売価格は37,300,000円(10%消費税込み)となる。

関連情報:https://www.bentleymotors.jp/

構成/DIME編集部

こんな記事も読まれています

ホンダ 新型「WR-V」純正アクセサリー人気ランキング 第1位はタフ感アップの定番パーツ
ホンダ 新型「WR-V」純正アクセサリー人気ランキング 第1位はタフ感アップの定番パーツ
グーネット
見た目に惚れて選んでも後悔しない魅力がある【試乗レポート メルセデス・ベンツ CLA】
見た目に惚れて選んでも後悔しない魅力がある【試乗レポート メルセデス・ベンツ CLA】
グーネット
役者が揃った優勝争い─マルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/第5戦フランスGP
役者が揃った優勝争い─マルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/第5戦フランスGP
AUTOSPORT web
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
コスパ最強のスポーツカーは[先代スイスポ]!! スポーツカーが40万!? 130馬力超えの6MTで買える!
ベストカーWeb
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
今なら完全NGよ!! 昔にあった信じられない[ゆる~い交通ルール]
ベストカーWeb
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
マクラーレン「750Sスパイダー」を関西まで長距離テスト! サーキットが真骨頂のクルマが提案する日常の楽しみ方とは
Auto Messe Web
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
新型ロータス・エレトレ Sへ試乗 「5.1m」が小さく感じる敏捷性! 歴代最高のインテリア
AUTOCAR JAPAN
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
GTWCアジア第2ラウンドタイはアウディ&ポルシェが優勝。レース2で5ZIGENが2位に
AUTOSPORT web
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
盟主PWRが『クプラ・ボーン』披露と同時にEuroRX1王者起用を発表。エクシオンは異車種6台体制に/STCC
AUTOSPORT web
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
ル・マンの戦いはすでに始まっている。LMDhの逆襲を象徴するポルシェの躍進と謎多き性能調整の裏側
AUTOSPORT web
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
ラッセル「毎週5位~8位を争うのが現状」短期的な解決策は役に立たず、今後数週間は“痛みを伴う”と覚悟
AUTOSPORT web
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
免許取得したてで「高級ミニバン」購入!? 「初心者」マーク貼付けた“斬新な姿”に「なかなかいないですよ」 芸人、エハラマサヒロが実車を公開!
くるまのニュース
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
ボッタスのレースエンジニア交代は、アウディのF1参戦に向けた取り組みの一環。本人とも計画を話し合ったと代表が明かす
AUTOSPORT web
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
PHEVには馴染めなかった? V8へ "リターン" の可能性 メルセデスAMG新型「CLE 63」に導入か
AUTOCAR JAPAN
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
ロータスが持続可能なモビリティの未来を牽引する動画を公開。2038年までのカーボンニュートラル達成に向けた戦略とは
Auto Messe Web
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
【顧客の平均年齢43歳】 カリナンがシリーズIIへ進化 ロールス・ロイス製SUVが成し遂げた功績
AUTOCAR JAPAN
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
第9戦はキャシディが21番手から逆転優勝。第10戦はダ・コスタがポルシェに母国勝利をもたらす/フォーミュラE
AUTOSPORT web
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
ポルシェ・ペンスキー、キャデラックの牙城を崩しIMSAラグナ・セカを制す。恐竜カラーの911がGTDプロ初優勝
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2945.84106.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

270.05600.0万円

中古車を検索
コンチネンタルGTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2945.84106.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

270.05600.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村