現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 公道最強!?スペックの「ランボルギーニ ウラカン」登場

ここから本文です

公道最強!?スペックの「ランボルギーニ ウラカン」登場

掲載 更新
公道最強!?スペックの「ランボルギーニ ウラカン」登場

ランボルギーニは先ごろ東京・六本木にオープンした『The Lounge TOKYO』にてニューモデル『ウラカンSTO』を公開した。同モデルはイタリア本国でも発表されたばかりで、イタリア国外でウラカンSTOが展示されるのは今回が初めて。ランボルギーニがいかに日本市場を重視しているかが、このエピソードからもわかる。
 
STOはイタリア語で「Super Torofeo Homologate」の頭文字。『スーパー・トロフェオ』はランボルギーニのレース部門であるスクアドラ・コルセがウラカンを用いて各国で開催しているワンメイクレースのこと。“Homologate”は英語のホモロゲーション、つまり『認証』の意味で、したがってSTOとは“公道を走行可能なスーパー・トロフェオ・モデル”の意味と理解できる。

ちなみに、GT3仕様のウラカン GT3 EVOはあのデイトナ24時間レースのGT3カテゴリーで3連覇を達成しており、こうした活動を通じて得られたノウハウもウラカンSTOには注ぎ込まれている。わかりやすく言えば“サーキットを飛び出したウラカンのレーシングモデル”といったところだろう。

1台30万針! 3代目「ベントレー コンチネンタルGT」のインテリアが凄い!!


それだけにウラカンSTOのスペックは超過激だ。

エンジンは自然吸気の超高回転型V10 5.2リッター・エンジンを搭載。実に8000rpm!で640psもの刺激的なパワーを絞り出す。さらにボディパネルの75%以上をカーボンコンポジット製とすることで、ウラカン・ペルフォルマンテより43kgも軽量な1339kgという乾燥重量を達成。

この結果、パワーウェイトレシオは2.09kg/psとなり、最高速度:310km/h、0-100km/h加速:3.0秒、0-200km/h加速:9.0秒という驚きのパフォーマンスを実現している。ちなみにドアは“ひも”を引っ張って閉めるという軽量化の徹底ぶりだ。なお、ウラカンSTOのギアボックスは7速DCTで、駆動方式はRWDとなっている。

サーキット生まれのウラカンSTOは、エアロダイナミクスの開発も念入りに実施された。

もっとも印象的なのは中央部分が手動で調整可能なリアウィングで、車体の空力バランスを13%調整できるという。このほか、フロントボンネット、フェンダー、フロントバンパーなどを一体成型したコファンゴを採用。これはレース中にアクシデントなどが起きた場合に素早く作業が行えるようにするための工夫で、あわせて空力特性の改善や軽量化にも貢献する。これ以外にもNACAダクト付きリアフェンダー、エアスクープ付きのエンジンボンネット、シャークフィンとモータースポーツの雰囲気を盛り上げる空力デバイスが多数採用されている。


もうひとつの見どころはウラカンSTO専用に開発された「ANIMA」だ。

イタリア語で“魂”を意味するANIMAは、ウラカン専用に開発されたドライビングモード切り替え装置のこと。通常のウラカンではストラーダ、スポルト、コルサの3モードが用意されているが、ウラカンSTOではこれをSTO、トロフェオ、ピオッジア(イタリア語で『雨』の意味)に変更。スポーティな走りを中心に、サーキット走行にも対応する設定に改めた。

ブレーキはブレンボと共同開発したCCM-Rを採用。これはF1の技術をベースに開発されたブレーキシステムで、通常のカーボンセラミックブレーキに比べて熱伝導率は4倍、ストレス耐性は60%、最大制動力は25%、減速性能は7%向上しており、ダイナミックな走りにも余裕をもって応える性能を備えている。

発売されれば、おそらく、公道を走る史上最強のランボルギーニの誕生となるはず。気になるウラカンSTOのお値段は3750万円。デリバリーの開始は2021年春以降の予定だ。


ランボルギーニ ウラカン STO


https://www.lamborghini.com/jp-en/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/huracan/huracan-sto

THE LOUNGE TOKYO
住所/東京都港区六本木7-5-5
営業時間/月曜日~金曜日(10時~18時)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
AUTOSPORT web
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
AUTOSPORT web
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
ベストカーWeb
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
AUTOSPORT web
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2654.04150.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2187.06500.0万円

中古車を検索
ウラカン (クーペ)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2654.04150.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

2187.06500.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村