ヤリスWRCでラリー・フィンランド参戦予定のラッピ、マシンのカラーリングを公開

　10月1～3日、北欧フィンランドで開催されるWRC世界ラリー選手権第10戦『ラリー・フィンランド』にトヨタ・ヤリスWRCをレンタルして参戦するエサペッカ・ラッピが、母国戦で使用するマシンのカラーリングイメージをSNS上に公開した。

　元トヨタ・ワークスドライバーのラッピは2018年末にチームを離れ、シトロエンに移籍。しかしフランスのメーカーが2019年限りで選手権から撤退したため、翌年はMスポーツ・フォードからWRCに参戦した。

　Mスポーツではランキング6位の成績を残したものの、2021年シーズンに向けてはふたたびレギュラーシートを失い、今季はWRC2クラスを主戦場として第2戦『アークティック・ラリー・フィンランド』と第4戦『ラリー・ポルトガル』の2戦に出場し、両ラウンドでクラス優勝を果たしている。

　そんなラッピが母国フィンランドで最高峰カテゴリー復帰を果たす。既報のとおり、彼はTOYOTA GAZOO Racing WRTからトヨタ・ヤリスWRCをレンタルして同イベントにスポット参戦する予定であり、当該ラウンドにおける車両メンテナンスを含むチーム運営は古巣のTGR WRTのメカニックが担当することになっている。

　一方、マシンのカラーリングについては独自のものになることが事前にアナウンスされており、今回そのリバリーが公開された。

　白地にラッピが所属するイーブン・マネジメントのコーポレートカラーであるライトグリーンが配色されたヤリスWRCは、TGRカラーのそれとは大きく印象が異なるパッケージに。複数のスポンサーロゴとともに、フロントウインドウ上部の“ハチマキ”と両サイドのドア部にはTOYOTA GAZOO Racingのロゴも確認できる。ルーフにはシトロエン時代からつけているゼッケンナンバーの“4”がでかでかと描かれた。

　今年30歳となったラッピはこのマシンでラリーウイークの月曜（9月27日）にテストを行い、ユバスキュラを中心に開催される週末のラリー・フィンランドに臨む予定だ。

Comments

この色って、カワサキのバイクっぽい。

ラッピ期待してるよラッピ